大阪の小西統合医療内科で、RAS(Release&Awakening System)というものを受けて来た。RAS(ラス)は2014年に始まったばかりの新しい沖縄発の心理ワークだ。
自費治療~治療的カウンセリング~自己治癒力を高める方法 - 小西統合医療内科-
ストレスの原因をカラダに聞いて特定し、カラダで解放するというもの。
人間の脳というのは簡単にだまされるし思い込むし、余計な理屈や邪念やらが邪魔して素直な感情が出てきにくい。その点カラダは、素直だ。
最近の私は頭で一生懸命考えても堂々巡りでもう頭はパンクしてしまったので、カラダに聞く!これはいい!と思い、受けてみた。
今まで私は、私達夫婦の苦しみは全部夫のせいなのだから夫が変わらなければならない、と思って彼にあれこれ療法を勧めてきたけれど、やはり自分が変わらなければならない。どうやっても他人は変えられない。私が考え方、受け止め方を変えれば、夫婦関係もよくなり、夫も変わっていくだろう、と思って、最近は自分のワークをいろいろ試し始めたのだ。
さて、結論から言うと、大阪へ向かう電車の中では私は悲しみでいっぱいだった。悲しい歌を聴いていたというのもあるけど、八方ふさがりになってしまった感覚、愛を失ってしまうのではないかという恐れ、もうどうしたらいいのか分からない、私の結婚は失敗に終わるのだろうか、という悲しみでいっぱいで、涙をこらえていた。
それが、RASを受けている最中から視界がクリアになり、なんだか楽しい気持ちになってきた。
RASのフルセッションでは、90分から120分で、項目5~6を解放できる。
私が今回解放を希望した項目は
・夫に振り回される。一緒に浮き沈みしてしまうこと。
・夫がなかなかよくなってくれない焦り・苛立ち
・明るく前向きに生きたいのにネガティブにひっぱられること
・「ない」にフォーカスしてしまってしんどいこと
自分がシートに記入した以外に、ファシリテーターさんがヒアリングしてくれて出て来たこともあり、
・病気の人と結婚したことを後悔する気持ち
・感謝できていないと感じること
・文句をよく言ってしまうこと
・夫のことを理解できないこと
他にも書いたのだが、カラダさんに聞いて今回一緒に解放できるものとできないものがあったので、今回できる、と私のカラダが答えたものが、以上の項目だった。
ワークが始まってすぐ、私の手首のところを握って私の頭ではなく、”カラダ”と会話しているのが、すごい面白い!と思った。
「これやっていい?うん。いいのね。あ、これはダメなのね?」とか。
私の頭はただ別のことを考えたりぼーっと壁の絵を眺めたりしていたのだが、カラダがちゃんと答えてるんだ、と思うとなんだか自分のカラダが愛おしくなってきた。
しかも頭で考えるより断然早い!即答!迷いなし!
これは信頼できる。
で、それぞれの項目に対する現在の私のストレス度とそのストレスを克服しようとするやる気度をカラダに聞いてくれて、まあほとんどの項目がストレスMAX,でもやる気もMAXで、ゆえに葛藤が激しくて苦しいのだと。
ただ一つ、「病気の人と結婚したこと」についてだけ、ストレスが意外と少なく、10だった。(1~無限大までの中で)
私のカラダはこの結婚をさほど後悔していないのが分かって、ほっとした。
結婚を後悔するなんて、悲しいから。
そして、夫のことを理解できないことへのストレスも無限大だけど、それを何とかしたい、という思いも無限大で、改めて自分の中にある優しさと愛に感動した。
今あるストレスを作り出している原因は、自分の中にある『信じ込み』であり、この『信じ込み』が思考の癖を作り、その信じている事柄を立証するための現実を引き寄せ、立証してくれる人を周囲に集める。
私の場合は、今回2つ出てきて、『私は特別だ』というのと、『罪悪感』だった。
その『信じ込み』は、2歳の時にできたらしい。
なるほどだから私はどうしても変な人と付き合ってしまうし、”普通の”仕事をしないし、定住もしないし、変化の多い人生になっている。
それは『私は特別なの』という自分自身の信じ込みがあったから、そういう選択を無意識にしていたのだ。
世の中の大多数の人がしているような、平凡な暮らし、変化の少ない生き方を選べないようになっていた。確かに昔から”普通”と思われたくなかった。
”変わってる””不思議ちゃん”と言われる方が心地よかったし、自分の話をして、「すごいね!」「なかなかできないよ」「うらやましい」とか言われるのを喜んでいた気がする。でも一方で、「定住したい」「安定したい」「自分の城を持って腰を据えて暮らしたい」という思いもあり、私は何でこんなにも変化の多い人生なのだろう、と思ったりもしていた。
ただ普通の日常を送りたい、という顕在意識の願いとは裏腹に、私の潜在意識は非凡な暮らし、を望んでいた。
『罪悪感』に関しては、これはもしかしたら母譲りかな、と思うが、すぐに「わたしが悪いって言うんだ。」「全部私のせいなんでしょ」「私が至らないからあなたはそんなふうになるんだね」とか思ってしまう。
夫が食べないのは私のせい。夫が落ち込んでいるのも、怒っているのも、私のせい。こんな人生で親に申し訳ない。こんな娘で申し訳ない。こんな母親で娘に申し訳ない。こんな妻だから夫は不機嫌なんだ。だから、だから・・・・
『信じ込み』を立証させるような人が周囲に集まってくるというのはつまり、私に『罪悪感』を感じさせる人や、自身が罪悪感をもっている人が集まってくる。
罪悪感って、本当に要らない感情だ。
「全部私が悪いって言うんでしょ!」と言われた相手は、困るよね。
「別にそんなこと思ってないよ。」って・・・・
3ヶ月ほど前から、左ひざにかぶれみたいな発疹が出ていて、かゆかった。私は絆創膏や湿布を貼るとかぶれる体質なのだが、今回は何も貼っていなかったのに、突然ひざが赤くなってかゆくなった。皮膚科に行ってステロイドをもらい、ぬっていたけれどちょっと引いてはまたぶり返し、で全然治らない。
なんとなく、ストレスかな?と思っていた。
で、実家に戻ってきてから今度は左くるぶしにも出てきて、さらに数日前から右ひざにも出てきた。再度皮膚科に行ったけれど、特に原因がないし、薬でよくならない。
それが、このセッションで言われたことで謎が解けた!
ストレスが高い時、無理している時、本人がそれに気づいていない時にカラダがサインを出す場所は、ひじから手首の間と、膝から足首の間だそうだ。
ここに何かしら原因不明の傷や発疹が出るらしい。
左側に出ている時はストレスの原因に気づかないでいる時「しんどいよ、気づいて~」というサイン。
右側に出るのは気づいたんだけれどどうにも考え方を変えられず頑固になっている時、「頑固になってるとこあるよ~、動いて~」というサインだそうだ。
まさに‼ 私のひざを見せたら「あ~分かりやすいね!」と。
セッションの最中には左手首の上のも赤みが出た。
で、私はもうストレスの原因に気づいたので、今もうステロイドを塗るのはやめたのだけど、左側は自然にひいて色が薄くなってきた。
右も、セッション終了後からはかゆくなくなった。
カラダさん、教えてくれてたんだね。ありがとう♡
セッションではこの特定した『信じ込み』を、眼球筋運動を使って解放する。「私は罪悪感を感じています」と自分の信じ込みをつぶやきながら、ファシリテーターさんの指の動きに合わせて目玉を動かす。
あら不思議。これでなんだかスッキリした。
一度カラダを使って解放した『信じ込み』は完全に消去されるので、それが原因で起きていたしんどい現実はもう2度と現れないようになるそうだ。
だけど、脳は何十年も思考と行動の基準にしていたテーマを急に消去されて、一時的にパニックになる。
「え?これから何を基準に判断すればいいのよ?」って。
それが現れてきた人には、ちゃんと脳を落ち着かせるワークもやってくれる。そして、不要なテーマを消去したことを脳にしっかり認識させるために、カラダから宿題が出る。
私の場合は「水を毎日1.3ℓ飲むこと」×42日間、という宿題が出た。
水は、体内の老廃物を流して血液をきれいにしてくれると同時に、ため込んだネガティブなエネルギーや、感情も浄化してくれるそう。
感情が高ぶった時も、水を飲むといいらしい。
この、RASのセッションは私は非常に面白く、分かりやすいと感じた。
『信じ込み』を解放するのはシーターヒーリングも同じだけれど、シーターヒーリングの場合は「創造主が~」と神様目線で言われるのでなんだかピンと来ない。
その点「カラダさんがね~」と言われると「私のカラダがそう言ってるんだ!」と腑に落ちやすいんだよね。だって私のカラダなんだもの。愛おしい。
自分の中に神様はいる、と言われるけれど”神様”と言われてもなあ、と普通の人はなかなか難しいのではないだろうか。
でも「あなたのカラダ」ならばみんな毎日自分にカラダがあって調子よかったり悪かったり、というのは日々実感していることなので、分かりやすいと思う。
私の場合は統合するのに3週間かかるということで、この間にまた別のテーマでセッションを受けてもいいのだけど、脳が大変なのでできれば今回の統合が終わってからの方がいいということだった。今回解放できなかったテーマもあるのでまた受けたいと思う。もっとテーマを整理してから。
精神疾患の人の家族にはとてもオススメするけれど、精神疾患を現在持っている人は、先に院長の診察が必要だそうです。
特に統合失調症だけは、RASのサロンでは基本的にお断りしているそうですが、小西統合医療内科で受ける場合は院長の許可が出た人は受けられるとのことでした。
ご興味ある方ぜひ☆
自費治療~治療的カウンセリング~自己治癒力を高める方法 - 小西統合医療内科-