子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

過干渉マザーが築いた家族は必ずバラバラになる

加藤先生の『子どもを幸福にする愛 辛くする愛』を

読み終えた。

 

私の心に刺さったのは

 

いろんなタイプの毒親の中でも

過干渉タイプがもっとも毒が強いということ。

 

そして、過干渉の母親が築いた家族は

いずれ必ずバラバラになる、ということ。

 

私は、過干渉タイプの毒親はネグレクトや虐待に比べると

周囲から子供の辛さを分かってもらえなくて

なおさら辛いなあ、と思っていたから

 

過干渉がやっぱ一番タチが悪いんだ!

子供が苦しむのは当然で親に悲しみや怒りを感じるのも

やめてほしい、変わってほしい、と思うのも

当然なんだ!と認められたような気がして

 

なんか安心した。

 

そしてね

 

家族全員をマインドコントロール

家庭を自分の意のままの城にし

子が巣立つ日を過ぎてもなお

蟻地獄のように巣に戻そうとする。

 

そんな母親の側からは、

みんないずれ離れていくものだって。

 

独裁政権は必ず崩壊する。

 

人は支配下からは逃げ出したくなる。

 

自分の人権を守るために

自分を同じ人間として扱ってくれない者からは

遠く遠く離れたくなる。

 

過干渉マザーに育てられた子は

遅かれ早かれ、離れる。

 

健全な家庭から子が巣立つのとは違い

ほぼ絶縁覚悟で逃げるように、離れる。

 

たまに会うのさえも、

連絡が来るのも、嫌になる。負担になる。

 

「あなたのために」

「良かれと思って」

「やってあげるのが母親の仕事」

 

と子供がわの気持ちを完全に無視して否定して

それでも自分は子育てを立派にやり遂げたと

思っている過干渉マザーの老後に待っているのは、

 

孤独。

 

この世界は、自分がしたことは時間差で必ず

自分にかえってくるそうだ。

 

実際に娘夫婦は出産後離婚、

もう1人の娘はおそらく生涯独身の中、

姉と絶縁。

 

もうバラバラになってきているのを

孫を世話することで必死に見ないようにしている

今の母。

 

私は、親が自分にしたのを同じことを

頭と体が弱った親にお返ししようと

考えている。

 

例えば

かける言葉は

 

「お金足りてるの?大丈夫なの?」

「やっていけへんやろ?」

 

老人ホームのパンフレットをどさっと

送って

「お母さんの幸せな老後が私の幸せです」

 

私は共感能力が高いので

いやでも相手の気持ちがわかってしまうけど

 

親が弱音をはいた時にだけ

人様の気持ちなんかわからないわ。

みんな自分の生活でいっぱいいっぱいです。

と言おう。

 

あの人が心から自分のやり方を反省して

後悔して涙を流し、私に死ぬ前にでも

一言謝罪の言葉を述べてくれるなら

 

そのために、何をしよう?

 

・・・って、ネガティブ全開の時は

そんなことを妄想している。

 

けど、本当は、もうそんなことにエネルギーを

少しも使いたくない。

 

だから、ただ 無になって離れる。

 

私が心から望んでいることは

母とは関係のない人生を送ること。

 

この人の監視干渉が及ばない場所で

この人が手出し口出しできない新しい健全な家庭を

築き、昔お世話になった近所の駄菓子屋のおばちゃん

くらいな距離になること。

 

3年以内にそれを達成する。

 

そのあとの関係のことは、考えない。

 

母や生みの家族に対する黒い思いを

自分から追い出すために

自分が快く自分の人生を生きるために

 

心理学を学んで頭に落とし込み

ワークをやって吐き出し、こうして書いて

整理し

黒い苦しい妄想をキラキラの楽しい妄想に

変換していく。

 

また、一家皆殺しの痛ましい事件が起きましたね。

私はこの種の事件報道を見る時

いつも加害者になってしまった次男とか息子だとか

の方に思いを寄せます。

 

ここまで追い詰められるなんて、苦しかっただろうなって。

 

毒親に憎しみを抱く時

最悪の事態は、こういう事件になること。

 

こんな妄想をしてしまう日もあるけど

母が近所の駄菓子屋のおばちゃんだったら?

 

それおもろいわ。

 

いっつも店の前ホウキで掃除してて

熱があっても休まないから子供に

風邪移って逆に迷惑だっつーのって

ママ友の間で評判で。

 

でも明るくてちょっと厳しくて

お菓子押したりしたら怒られたなあ。

 

あのおばちゃん、元気にしてるかなあ?

 

みたいな。

 

過干渉マザーに成人しても追いかけられてる

場合は、それくらい距離を取らなきゃ

自分の人生を生きられない、ということ。

 

そしてうーんと距離を取ることは

少しも罪悪感を持つ必要がないということ。

 

これを自分の中に落とし込み中。

 

 

 


子どもを幸福にする愛、辛くする愛―“こころ"を育てる心理学 (青春文庫)