子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

「誰も悪くないんだけどね」という言葉

半年ほど前に潜在意識を癒すワークを一緒にやるので

知り合った人に

親や離婚で傷ついた話をしたら

 

「誰も悪くないんだけどね」

 

と言われた。

 

誰かを責めずには立っていられなかった

私には、その言葉はなんだか

人を責めている心を責められたような気がして

刺さってしまった。

 

「誰も悪くない」

 

自分をいつまでも必要としてもらうために

子どもの自立を巧みに妨げていた母も、

 

子供が泣いて訴えた時に

「子どもの気持ちなんかわかるわけないやろ!」と

笑いながら突き放してしまう父も、

 

私の両親を愛情不足で育ててしまった祖父母も、

 

「誰にも頼らない・頼らせない」と

離婚したばかりの姉に「実家の家族とも縁切れば」と

言い放つ鉄仮面を被っている妹も、

 

 

親になることを受け入れられず

1歳の子の前で家中のものを破壊し

睡眠薬を大量に服用して妻を脅し

産後の妻が働けない時期にギャンブルで1500万飛ばした

元夫も、

 

息子を精神病にしたお金が一番大事な夫の

両親も、

 

その親も、兄弟も、

 

誰も、誰も、

悪くない。

 

私は?

 

ただ幸せな結婚を夢見ていた、

暗証番号を親孝行の語呂合わせにしてまで

親孝行を胸に刻みつけ、

 

親の望むように、夫の望むように

選択して生き

 

ただ一生懸命に手のかかる娘をやり

夫に従う妻をやり

子を慈しむ母になっただけの

 

私は?

 

酒もタバコも浮気も

ギャンブルも、何1つ

外から見て「悪い」ことは

していなかったのに

 

どん底に落とされた私は?

 

夫の異常から我が子を守るために逃げ

毒親の洗脳に気づいて解放されようと

もがき

正直に、まっすぐに、気づいたこと

知っていることを正面からぶつけてきた。

 

私、この中で一番悪くないのでは?

 

だけど他の人もみんな悪くない。

 

ただ少し、間違えているだけ。

ただ傷つきすぎていただけ。

 

両親が愛情不足で育ったのは

戦後の時代のせい。

 

私たちの両親は

本気で「良かれ」と思って

子供を育ててきたつもり。

 

「不幸になれ〜」と我が子に

呪いをかけていたわけではない。

 

顕在意識では。

 

そう、

みんな 自分で意識できる”顕在意識”では

悪くない。

 

ただ一生懸命、生きているだけ。

 

でも、潜在意識が、

傷つきすぎてそれに蓋をしてしまったために

他者へ悪い波動を放ってしまっている。

 

自分の心と向き合うことをしてこなかったから

傷ついた幼い日の自分を置き去りにしてきたから

 

無意識に、次の世代へ呪いをかけてしまっている。

 

痛い部分と向き合うことをしない

親たちの潜在意識が、悪い。

 

まだ人を責めずには立てない私は

親と夫の潜在意識が悪いことにしようと思う。