また痛ましい事件が起きましたね。
このお母さん、すごくやつれている。
警察に拘留されたら、餓死してしまわないか
心配なくらい。
こんなにやつれるまで、悩んで苦しんで
追い詰められて
とうとう我が子を手にかけてしまった。
なんて、悲しい事件なんだろう・・・。
一日二日で人はこんなにやつれないから
きっと長い間悩んで消耗していたんだと思う。
周囲にも悩んでいることを打ち明けたりも
していたみたいなのに。
どうして、誰も救えなかったんだろう?
私は、こういう悲しい事件を見ると
いつも思う。
こうなる前に、
専門家に相談してください!
こういう人が相談していた人って
大抵家族や、近所の人や、ちょっとした知人
だったりする。
障害のことや、心理のこと、
家族間の問題の対処について
知識や経験がない人に相談しても
きっと何も変えられない。
却って自分が惨めで不幸に思えたりして
もっと追い詰められるかもしれない。
どうしてうちだけ・・・
どうして私がこんなこと・・・
って。
一線を超えてしまった人は
きっと知らない。
世の中には、いろんな専門分野を持って
豊富な知識と経験を持って
人の苦しい話を聞く姿勢をしっかり
持って
相談を受けることを仕事にしている
専門家がたくさんいることを。
日本はカウンセリングを受ける文化が
なかった。
アメリカでは、健康な人はカウンセリングを受け、
病気の人が占い師のところへ行く、と
言われているらしい。
日本では、健康な人は占いをして
病気の人がカウンセリングを受けると
思われている。
だから
カウンセリング受けてみたら?
とか言うと
「私が病気だとでも言うのか!」
と気を悪くされたり
心理カウンセラーがこう言ってた、とか
言うと
そんな胡散臭い話、とか言われたりする。
(実際私の両親はこう言った。)
だけどね、日本のその常識は間違っている。
カウンセリングというのは
病気にならないために、健康な人がまだかろうじて
健康なうちに、予防的に受けるものだ。
精神の病気になってしまったら
カウンセラーでは対処できないことが多い。
精神科医などの医者が薬などの処置をしないと
いけなくなる場合も多い。
私は、日本から出ていたからなのか
元夫が精神病だったからなのか
カウンセリングを受けることに全く
抵抗などなかった。
今はネットで自分に合うカウンセラーを
見つけられるし、電話やオンラインで
できるなど、思い立ったらすぐ相談できる
環境が整っている。
元夫の病状が悪化して
赤ちゃん抱えて別居、
離婚するしかないかと追い詰められていた時
大げさじゃなく
カウンセラーに救われた。
生命力に溢れ、生きようとする
幼い我が子と
睡眠薬で虚ろな生気のない目で
俺死ぬよ、と脅してくる夫との
間に挟まれ
心が張り裂けそうだったあの頃
全部終わりにしてしまいたい気持ちが
なんども顔を出した。
そんな時
私を思い留まらせてくれたのは
顔も見えないカウンセラー、占い師たちだった。
どれだけ黒い気持ちを吐き出しても
後腐れのない関係で
他人の苦しみを受け止めるけれども
心はブレない悩み相談のプロに
全てを話し、励ましやアドバイス、
未来の希望の光をもらったことで
私はなんとか頭がおかしくならずに
一線を超えずに
冷静に育児と離婚準備をこなすことが
できた。
人類は皆友だち。
大元は1つの分け御霊。
私は本気でそう思っているので
電話相談だと顔すら見えないけれど
苦しい気持ちを優しく聞いてくれる人が
いるだけで
一人じゃない。
間違ってない。
乗り越えられる。
方法はある。
そう思える。
後腐れのある身内や
友人に相談できない
黒くて苦しい気持ちこそ
専門家に相談すべき。
私はカウンセラーや占い師という
職業の人がいなかったら
今頃刑務所だったかもしれない。
それくらい、救われたので
苦しい気持ちを抱えている人は
「健康な人がカウンセリングを受ける」
という常識に塗り替えて
ぜひ頼ってほしいと思う。
私も、人の相談を受けるか
カウンセラーを紹介するようなことで
お役に立てないか方法を検討中です。