子の心親知らず

出産後2年で離婚した毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

毒親育ちが救いを求めてした結婚は共倒れになる。

私と妹で、半分づつ実家へ帰るゴールデンウィーク

始まった。

 

この前帰省したとき、妹の話になり、

私がもう一生会わないくらいのつもりだ!と

真剣に言ったら母はこう言った。

 

「梅ちゃん別にそんな感じじゃなかったけど。

あんたがお母さんのこと鬼やとか言ったからちょっと

言っただけやって。」

 

ほら、やっぱりこそこそLINEとかで話してる。

 

「鬼」

 

正確には、「毒親」だと言ったんだけど。

 

「毒」という言葉は偽善者の母にはあまりに

自分の内面を突いていて口に出せないんだろう。

 

同じ親に育てられたら

もしも健全に育てられていたら、

 

大人になってそれぞれ家庭を持った

姉妹が

「お母さんってああだよね〜こうだよね〜」

などと言い合うんだろうと思う。

 

うちは逆に姉妹で母のことで受け取り方に

違いがあって、姉妹のうちの1人が母親とタッグを組み

「お姉ちゃんこんな風に言ってた。」

「ほんと恩知らずね。」などと

姉妹の片方を母親と一緒に攻撃している。

 

この構図が出来上がっているという事実こそが

機能不全家族であることを証明している。

 

私はちょうど一年前、まだうちにも健全な部分があることを

期待して

 

万が一にも妹が共感してくれるのではないかと

期待して、自分が気づいた母の姿を打ち明けたんだった。

 

それが逆に長年冷戦状態の付かず離れずだった姉妹の

関係を完全に切ることになった。

 

妹は母の味方。

父も母の味方。

私の味方だった夫は、母が追い出した。

 

この構図に、母の恐ろしい魔女としての

潜在意識が存在している。

 

母は私が結婚すると言ったとき

婿になる人物が精神病だったのが好都合だと

思った。

 

だから結婚式で誰よりも満点の笑顔だった。

 

だけど頭がはっきりしていないはずの婿が

いつしか娘とタッグを組み自分の正体を

暴き始めた。

 

絶対に知られてはいけなかった

恐ろしい魔女の姿を、あろうことか

一番知られたくない父の前で暴露しようと

した。

 

母はとことん善人の皮を被り通すので

その場で怒り狂ったりはしない。

 

だけど密かに母の心の奥底で

”攻撃開始”の号令がかかった。

 

善人としての自分を守るため。

子供思いの世話好きの良妻賢母のイメージを

父に対して何十年かけて築き上げてきた

その偽のイメージを守るため。

 

私という娘1人なら、生まれた瞬間から

洗脳し続けているのだから敵にもならない。

 

いかにでもしらを切れるし、ちょっとつつけば

すぐに泣く赤ちゃんなんだから。

 

だけどよそ者の婿は違う。

こいつは財力にもの言わせて娘と孫を

遠くに連れて行こうとするし

 

名探偵気取りで正体を暴こうとしてくる。

 

邪魔だ。

危険だ。

こいつは追い出さなければ。

 

私の里帰り出産というチャンスに

母は実行したのだった。

 

自己肯定感が低すぎて、

すぐに人を信用してしまう、

だけど被害妄想でいっぱいの

精神病の人間など

 

魔女にとってはたやすいものだった。

 

彼の自己肯定感をさらに木っ端微塵に

砕けばいい。

 

幻聴という症状がある耳が研ぎ澄まされている

被害妄想の婿に、他の人には聞こえないような

小さな声で意地悪を言えばいい。

 

母は一緒に里帰り出産に付いてきた婿に

仏頂面を見せる」

「物を投げて怒っていることを見せる」

「男なんか役に立たん。」

「仕事もせんと。」

「いつまで寝とんや。」

「娘と孫だけやったらなんぼおってもええけど」

「ハンガーに服もかけられへんのか」

「私は召使いじゃない。」

 

 

など、毎日ブツブツ言っていた。

私の前でも言っていたし、私がいないところでも

言っていたらしい。

 

父の前だけは、微塵もそんな顔は見せなかった。

 

恩人だと信じ込んでいた、自分を好いてくれていると

健気に信じていた義母に孫が生まれた瞬間にされた

この仕打ちは

 

彼の脆い精神を打ち砕くに十分だった。

 

私を毒母から救い出すには

夫は弱すぎた。

 

夫の方が、毒家庭育ちだったから。

彼自身が救われたくて必死だったから。

 

毒母の蜘蛛の巣にかかり

私たち夫婦は2人してもがき疲れ

息絶えた。

 

機能不全家族の中には

主犯格がいる。

 

多くの場合、母親だろう。

 

母親という立場は

家族を意のままにコントロールするのが

比較的簡単で、そこに注力しやすい。

 

毒家庭育ちの娘が逃げ出したくて

救われたくて結婚するのはよくあるパターンだけど

救いを求めてした結婚は

大抵それも壊れる。

 

蟻地獄の中から手だけ伸ばして

掴んだものは、救助のロープではないかもしれない。

 

掴んだものが一体なんなのか

きちんと両目を見開いて確認してから

それを頼らないといけない。

 

もしかしたら、溺れている人の手を

掴んだのかもしれない。

 

お互いに自分が救われたくて

誰か掴んでくれと伸ばしていた手を

掴んだら、共倒れ。

 

毒親から逃げるために結婚したかったら

その前に1人でも立ち向かう勇気をもつ

必要がある。

 

1人でなんとか蟻地獄から這い上がろうと

あれこれ工夫して頑張っているときに

ふと空からその姿を見た人が

「ほら、これ掴んで。今助けるよ!」と

本物のロープを投げてくれるのだ。

 

健全な精神と頑丈な肉体をもつ

本物のレスキュー隊員が来てくれる。

 

自分1人でも、頑張ろうとしていたからこそ。

 

母が主犯格であることに間違いはないけど

互いに漫然と誰でもいいから助けてくれないかな、と

手だけ伸ばしていた私たちの結婚は

 

共倒れになるべくしてなったのかもしれない。

 

そんなことは意識すらしていなかったのだけど。

 

だから今いろんな面ですごく苦しいけど

結婚前より子供がいる分はるかに苦しいけど

 

やみくもに誰か再婚して助けてくんないかな、とは

思わない。

 

依存が発端の結婚は、もうこりごり。