子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

「3年A組〜今から皆さんは人質です〜」物事の表面ではなく本質をみろ!

今更だけど

「3年A組〜今から皆さんは人質です〜」を

HULUでみて、想像以上におもしろかった。

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予告で主演の菅田将暉をみて

別れる前の変貌した元夫にあまりにそっくり

だったから、フラッシュバックしそうで

オンタイムでは見ることができなかった。

 

狂ったのか?と思わせる目つきや

笑い方、暴れる様子などが

本当に別れを決断する直前の元夫に

そっくりだった。

 

痩せてフラフラ歩いている様子も

顔も。

 

怖いくらいに。

 

だけどきちんとドラマを観たら

中身は全然違っていた。

 

菅田将暉演じる先生は

情熱や使命感、正義感などを

きちんと持っていて、

 

生徒を、若者を

救いたい。

 

世渡り上手な汚い大人たちの

悪行を世に晒して反省させたい。

 

ネット上で匿名で罵詈雑言を

浴びせる歪んだ世界を少しでも

正したいという

 

実に”正しくてまっすぐな”心を

持っている人だった。

 

彼はよく涙を流していた。

大声で、「変わってくれよ〜」と

頼み込んでいた。

 

その点、本当に狂っている元夫は

涙など一切こぼすことはなかった。

 

感情が完全に麻痺してしまった人間は

涙など流さない。

 

ガラス玉のような目で

物を壊したり、他人を傷つけるような行為が

できる。

 

ガラス玉の目。

感情が消えた目。

 

この目を一度でも見たことがある人は

きっと忘れられないと思う。

 

人間の心は目に映るんだ。

 

A組の先生も

目が全然笑っていない笑い方で

爆弾を爆破させたりしていたけど

 

本当に目に感情が入っていない人の

恐ろしさは、また別物である。

 

最近の中高生は、いや小学生さえも

教師をなめてバカにした態度を

取っているらしい。

 

見くびられて時には暴力さえ振るわれていた

痩せた教師が

 

実はケンカが得意で

思いっきり殴り返して強さを見せて

「え?こいつ雑魚じゃなかったのかよ。」と

見返したシーンはよかった。

 

ここまで命を捨てる覚悟で

体と心をボロボロにして砕いて

説教しなければ

 

今の10代は目覚めないのか?

 

この日本はそこまで腐敗してしまったのか?

 

ネットで身分を晒さずに

芸能人や誰かの悪口を言って

命を奪うような言葉を平気で書き綴って

弱い自分、本当に気づかなければいけないことから

目をそらし続けている石ころどもは

 

ここまでぶっ飛んだことをする教師でも

現れなければ自分で考えることをしないのか?

 

だけどこういうドラマが作られて人気がでる

のなら、まだ救いはあるのかもしれない。

 

若者に人気の俳優を使って

ここまで強烈なインパクトを与える必要が

あるんだろうな。

 

合言葉は

 

Let's think.

 

考えろ。

 

自分で考えろ。

 

何かいう前に

何かする前に

何か決める前に

 

グッと踏みとどまって

くるっと頭を一周させて

パッと閃く。

 

この作業をしろ。

 

物事の表面だけ見るな。

本質を見ろ。

 

みんなじゃなくて

お前はどう感じるのか。

お前はどう考えるのか。

 

私が日頃からこのブログでも

言っていることと一緒だ。

 

自分で考えろ。

自分で選べ。

自分で決めろ。

 

みんなと同じ

右へならえで行動するな。

 

メディアが報道していることは

真実か?

意図は何か?

 

大人たちの言葉の背景。

社会の仕組み、裏側。

 

誰かが得すれば誰かが損していないか。

 

それを自分が言われたらどんな気持ちがするか。

 

想像しろ。

 

対岸の火事ではなく

自分ごととして想像しろ。

 

想像力のない奴は、しね。

 

「想像力」

 

私も本当にいつも思っていた。

 

想像力は人間力だ。

 

想像力こそが思いやりであり

優しさであり、人間らしさなんだ。

 

相手の気持ちになって考える。

相手の立場になって考える。

完全にはわからないかもしれないが

もし自分ならどうするか、どんな気持ちがするか

想像する。

 

じゃあ想像力はどうやったら身につくのか?

 

幼少期の読書らしい。

 

絵本から始まり、本を読むこと。

 

物語の中に心を投入して

登場人物の気持ちになって想像すること。

 

疑似体験すること。

 

本を読もう。

国語力をつけよう。

 

思考は母語でするのだから。

 

ドラマやアニメでもいいかもしれない。

 

物語の中に感情を投入することが

できるなら。

 

想像力の欠如した人間は

人を滅多滅多に傷つけても何も感じない。

 

想像力の豊かな人間が増えれば

世の中はもっと優しく生きやすくなるんだろうと

思う。