子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

シングルマザーの苦しみはシングルマザーにしか分からない

ある知り合いの占い師、セラピストの人が言ってた。

 

「クライアントでシングルマザーって結構来るんだけどさ

シングルマザーの苦しみはシングルマザーにしか分かりません!って

言うんだよねえ。それでどうして欲しいの?って思うのよ。」

 

私は傍でその言葉を聞いて(私に向かって話していた訳ではない)

心の中で

そりゃそうだよ、わかんないでしょ。って思った。

 

どんな苦しみも同じような立場経験の人にしか

本当には理解共感できないだろうし

 

優れた占い師や本物の能力者やあ

この世の仕組み丸ごと悟っちゃってる人ならば

自分とは違う立場や経験の苦しみが本気で親身に

分かるんだろうとは思うけど

 

普通の人には無理だと思う。

 

その知り合いは、いろんな辛い経験を乗り越えて

この世の仕組み丸ごと悟っちゃった系の人なんだけど

きっといちげんさんの”普通の”クライアントには

それが分からないから

わかったようなこと言われて腹が立って

あなたには分かりません!とか言っちゃうんだろう。

 

そんな特殊な悟り開いている人は別にして

3次元どっぷりの凡人には

やっぱりシンママの苦しみはシンママにしかわからない。

 

わからないんだなあ、って思わせる発言を

多々聞かされて、そう思わざるを得ない。

 

「仕事に集中できない」

「お金が稼げない」

「お金が全然足りない」

「子供が心配だ」

「仕事と子供を天秤に掛ける毎日が辛い」

 

その他役所の心無い対応

保育所に対する不信

別れた夫やその家族に対する憎しみ、怒り

周囲の円満家庭に見える人たちへの嫉妬、羨望

自分の人生に対する恐怖、絶望

先の不安

限界を超える肉体疲労

それ以上の精神疲労

母子家庭への偏見、憐れみ

国の補助の薄さ

 

保育所が先か仕事が先かみたいな

手続き言われるし

 

元夫の書類が必要だとか

(逃げてるのに??)

 

アパート借りるためには先に保育所決めたいのに

保育所申し込み時には住所がないと、

とか無茶言われるし

 

親はご近所親戚の目ばかり気にしてるし

 

当たり前のようにされる恐怖の質問

 

「旦那さん今何しているか知らないの?」

(なんでそんな怖いこと聞く?)

「旦那さんから連絡は?」

(いやだから逃げてるんだって。)

 

離婚していることを知らない店員や

その辺の通りすがりの人に

 

「パパも喜んでるでしょう」

「パパ似かな?」

 

「この辺の人はみんな習い事2つ3つさせてる

からねえ。おたくは何習わせる予定?」

(そんな余裕ないっす)

 

こないだテレビでシングルマザー専用シェアハウス

ができたって放送していた。

 

私はまさにお金があったらシンママ専用アパートを

建築したいと言う夢がある。

 

家具家電付き

セキュリティばっちり

気軽に集えるコミュニティスペース

低家賃

などなど

 

私お金世の中に役にたつ使い方

できるんで、宝くじ当ててください。

神様、お願いします。

 

長屋を改築したシェアハウス

理念はとてもよかった。

 

共有スペースにキッチンとダイニングがあって

住人がそこに集って食事ができる。

 

ママが仕事で遅い時も

子供は一人でご飯を食べなくていい。

 

保育園の送迎や習い事の送迎も

住人同士で助け合える。

 

子供同士の交流ができる。

 

そこには

子供の笑顔とママの安心があった。

 

やっぱり、母子家庭の何が辛いって

 

仕事優先したら子供が寂しい思いする。

子供優先したら生活費がなくなる。

 

この葛藤なんだよね。

 

パパが働いてても働くママも

多いけれど

子供優先したら家賃払えなくなるって

いう切迫はないはず。

 

子供が病気の時より

実は怖いのが自分の体調が悪い時。

 

自分が動けなくなったら

この子どうするの?って言う不安。

 

全部たった一人でまる抱えは

本当にきつい。

 

24時間365日何年もずっとフルスロットルで

動き続けられる訳じゃないから。

 

だからやっぱり助けが欲しい。

 

子供を見てくれる人。

今の悩みをちゃんと相談できる人。

食事やお迎えなどのサポート。

 

そもそも、育児って古来から一人でするものじゃないから。

 

人一人の命を守ることを

人格を形成することを

仕事も家事もしながらたった一人の肩で

背負うなんて

 

そりゃ息も絶え絶えになるわ。

 

だから私も必死に考えた。

頭が沸騰するくらい

 

考えられる全ての選択肢

可能か不可能か

メリットデメリット

 

仕事と子供どちらもいい感じに

采配できる生活スタイルは

一体何をしたら、どこに行ったらできるのか?

 

子供を産んだことを

結婚したことを

離婚したことを

 

どれも後悔しないで

恨まないで生きられる道はどこにあるか?

 

必死に考えた。

魂に聞いた。

 

そして移動することを決めた。

 

そしたら、相談じゃなくて報告しただけなのに

足を引っ張るような

ネガティブなことを言ってくる人間がちらほら

現れる。

 

危ないとか、厳しいとか、難しいとか、

心細くなるね、とか。

 

信頼しているタロット占い師にこのことを

話したら

 

それは天から試されてますよ、

本気の本気かってことを。

 

誰がなんと言おうと私は決めたんだ!

と進めるのかと言うことを。

 

いろんな後ろ向きのことを言ってくる

近い人遠い人たちは

神様が私の決心を確認するために

派遣したコマたちなんだと思えば

むしろ感謝したいくらいの気持ちになる。

 

それでも決心が揺るがないことを

神が確認した暁には

全力でサポートしてくれるに違いない。

 

今日こども園の園長から言われたこと

「心細くなりますね」

 

これは非常に違和感だった。

 

いやまるで今私が安心安全の気持ちで

暮らしているような言い方ですが

全く安心安全だなんて思ったことはありませんけど?

 

母子家庭になった時点で十二分に心細いし

実家を出て二人だけで生活することも

十分心細いし

それでも踏ん張ってるんだって。

 

移動の決意は、決して

今より心細くなりたくてした訳じゃない。

今より楽になる、安心できると考えたからこその

決心でしょ。

 

なのに、なんでそんなこと言うのかなあ、って

違和感しかなかった。

 

やっぱり、立場が違う普通の人には

分からないんだなあ、と思う。