子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

白雪姫の復讐計画

私の母は、私の妊娠がわかった瞬間から

離婚して出戻ってくることを望んだ。

 

それを言葉や態度にあからさまに婿に向かって

出すことによって、元々自己肯定感の低い繊細な彼を

深く深く傷つけた。

 

私の出産前後に、母が夫に対してとった

悪魔のような言動を私は忘れない。

 

父や妹の前では絶対に見せない、

母の魔女の顔を。

 

夫の精神病悪化の引き金を引いたのは、母。

私たちが離婚するように仕向けたのは、母。

 

他でもない、私がもっとも信頼していた

実の母だった。

 

母は、私に自分以外の味方がいることが許せなかった。

 

私は母の所有物なので、私+誰か VS 母

という構図だけは、死んでも許せなかった。

 

子供が生まれるまでは

私は統合失調症の夫の不可解な言動に悩み

そのたび母に相談していた。

 

だから構図は 母+私 VS 夫 だった。

 

だけど妊娠してから、私には自分の家庭、自分と夫の

世帯という認識が芽生え、反対に母のことを夫に

相談するようになっていた。

 

私が母親になる自覚が生まれてから起きたこの変化に

母は敏感に気づいた。

 

そして、その構図だけは絶対に許さない!と

恐ろしい魔女の顔を表した。

 

私は驚き、とてもショックだった。

夫も母のことを信頼していたので、とても傷ついたようだった。

 

思えば母は、私が子供の頃から

何があっても 誰であっても

私+他の誰か VS 母

という構図だけは絶対に許さなかった。

 

妹と私がタッグを組まないように

互いが悪く言っていたように吹き込んだり、隠し事をしたり

姉妹が自分以上に仲良くならないように工作していた。

 

父と私がタッグを組まないように

父は完全に蚊帳の外に置いていた。

 

父に子供たちが直接話をすることは許さず、

「全部お母さんに言いなさい。お父さん鈍感なとこ

あるからお母さんからうまいこと言っておくから。」

と必ず間に入った。

 

母は、家族の中で自分が敵になったり

仲間外れになったりすることを極度に

恐れていた。

 

この仕組みに気づいたのは自分が親になってからだ。

 

自分の存在価値を高めるためならば

姉妹が絶縁しても構わないし

父の存在が薄くなっても構わない。

 

それくらいのことを無意識にやっていた

母は、元々他人であった婿を追い出すことに

ためらいなどなかったのだろう。

 

家族が増えると信じて喜びと期待で

胸一杯だった私たち夫婦に

鬼の形相でトゲトゲの金棒を打ち付け

とうとう木っ端微塵に壊してしまった。

 

母のそんな本心を知らず

里帰り出産をしてしまったことを悔いても

 

それなら海外で出産育児をすれば

夫は穏やかなままで平和でいられたかという

保証もない。

 

親になる、育児をする。

この大きな環境の変化だけで夫の精神は

暴走したかもしれないし、しなかったかもしれない。

 

何れにせよ起きてしまった現実は

母が、私たち夫婦の破綻を願い、引き金を引いた、

ということだ。

 

娘の自立と幸せを願うのが愛ある母親の姿である

はずなのに

 

母は自分以外に娘の味方がいることが許せず

私から妹を奪い、夫を奪った。

 

いつも、善人の顔をして。

 

献身的自己犠牲的な母の姿に見せて

父やご近所を騙しながら

娘を犠牲にしてきた。

 

直接話しても、泣いても怒っても

手紙を書いても、母は自分の本心を

絶対に認めない。

 

私の夫だった人は死んだ。

娘のパパは死んでしまった。

 

引き金を引いた母は

娘と孫の帰省を嬉しそうに、

笑っている。

 

妹から何か郵便物がきていた。

私に見えないように、そっとどこかへ隠した。

 

姉妹が絶縁したことを知りながら

なんの仲裁もせず、自分だけはどちらとも

何事もなかったように連絡を取り合う。

 

母が40年間最優先にしてきたのは

自分が常に家庭の中心、最重要人物であることだった。

家族全員が、唯一連絡を取り合う相手が自分であること。

 

ずっとずっと、娘の幸せを心から願う

いい母親だと信じていたのに。

 

この恐ろしい真実に気づいてしまった以上

私は母にこのまま思い通りに操られたりしない。

 

母が、もっとも恐れていることを

もっとも効くタイミングでしてあげようと考えている。

 

第一は、完全に母を必要としない人生を生きること。

 

私に新しいパートナーができても

絶対に母には紹介しない。

 

親がどうなっても、絶対に地元には

戻らない。自分のタイミングで一時的な

帰省はするが、自分の仕事や人間関係を

優先する。

 

母に知られずに私は味方を作り

母がもっと弱って私に何かを求めてきた時に

切り札を出す。

 

第二は

母には、彼女の人生が終わる前に

自分がしてきたことの結果を必ず

直視してもらう。

 

自分が心優しき女王だと都合よく

思い込んでいる母が

老いてベッドに横たわる時

真実が映る鏡を使って本来の魔女の顔を

見せる。

 

毒リンゴを与えられ続けた

白雪姫の復讐計画。