私は妊娠中に
”子どもを自由に自然にのびのびと育て、
自立心を養いたい”と
思い、そんな子育てを提唱する本などを読んでいた。
モンテッソーリ、シュタイナー。
自分の両親のそばにいると、そんな思いが
ことさらに強くなるためか、
最近シュタイナー教育の本を購入した。
子どもを畏敬の念を持って迎え入れ愛を持って育て自由を持って送り出す
子どもを軽蔑の念を持って迎え入れ愛をもらえることを期待して育て罪悪感を抱かせて送り出す
そんなところか。
子どもは自分より未熟で無能な存在として
「〜てあげる」という認識で迎え入れる。
そう思っている証拠はしょーもない褒め言葉にも
現れる。
「これ逆さまってわかるの〜、すごいね〜!!」
「これ色が違うってわかるの〜、天才?」
私の両親など、聞いていて不愉快になる褒め方しかしない。
人間としてできて当たり前のこと。
その年齢でできて当たり前のこと。
発達段階に関する勉強をしたことさえもないから
何歳でどんな機能が発達するのかも知らず
しょーもないところを褒める。
それも
「りんごちゃんは一番すごいわ」
「こんなんできる子いないよ〜」
といった差別的な言葉を添えて。
一番って誰と比べて?
他にいないって何でわかるの?
ある人を褒めながら同時に他の人を
貶めているこの言い方は私は大嫌いである。
本当に性格が悪い。
4歳になった娘はもうプライドがあるのか
あんまりしょーもないところを褒められると
「そんなん言わないで!」
「言わなくていいよ!」
と言う。
すると両親は
「ええ?褒めてあげてるんやんか、何?」
と言う。
”褒めてあげているのに
受け止めないなんて悪い子”
なんて、傲慢な意識なんだろう!!
この祖父母から受ける悪影響を
最低限に抑えつつ、
私は生涯シュタイナーの3原則を
忘れずに子育てをするつもりだ。
私が、そうしてもらいたかった子育て。
元夫も、そう望んでいたであろう子育て。
絶対に親も子も幸せになる子育て。
子どもを畏敬の念を持って迎え入れ愛を持って育て自由を持って送り出す