子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

毒親には短い言葉で「できないこと」を伝える

毒親

「自分が正しい」

「自分のほうが上」

「子どもは親に従うべきだ」

「子どもは自分より無知で無能である」

 

そんな思いが何を持ってしても

離れないほど、脳にこびりついている。

 

毒親に子供が言葉を尽くして

一生懸命に自分の気持ちを伝えても

なぜか全く通じないのは

 

親の方は

「え?家畜が急に喋り出した」

という驚きでいっぱいで話の内容など

全く頭に入ってこないからである。

 

そもそも真剣な相談や会話というのは

相手が自分を一人の人間として尊重してくれている

関係で初めて成立する。

 

毒親と呼ばれるような親は

絶対に子どもを対等な一人の人間と見ていないので

会話にならないのである。

 

 

家畜の豚が急に

「実は私はあなたのこんな言動に傷ついていたんです。

それでこれからは、、、」などと

喋り出したら、飼い主の意識は

 

「豚が喋った」という意外な事実に集中し

内容まで聞く余裕などないのだ。

 

私も、まさか自分の親が自分を人間と

見ていないなんて思っていなかったから

今まで何度も心をえぐって

言葉を尽くして

涙ながらに気持ちを訴えてきた。

 

何度やっても

余計傷つくだけで

私の訴えは全く通じない。

 

宇宙人と話しているのかと

思うほど、話がずれる。

 

毎日辛気臭い母の顔を見ていると

またいろいろ伝えたい気持ちが湧いてくるが

さすがに私も疲れ果てている。

 

最近は母の不愉快な言動には

無言になることで同意しないことを伝えるか

一瞬睨み付ける。

 

あるいは短い言葉で言う。

 

長く話せば話すほど、このタイプの人は

思考停止し、都合の悪いことは忘れるように

できているようだから。

 

最近の母は、私がすでに何度も話していることを

初めて聞いたようなリアクションをすることがある。

 

「何回も言ったやん。」と言うと決まって

「え〜聞いてない〜」と言う。

 

さらには私が母に教えた情報を

まるで自分が先に知っていたかのように

”私に”教えてくることさえある。

 

誰から聞いた話なのか、

前にも聞いた話なのか、

若くても人間忘れることもあるが

 

母の場合は、「言ったよ」という

こちらの言葉も否定し

常に自分が間違っていない、という

態度を崩さないところが痛すぎる。

 

私は根っから優しい人間らしく

こんな親に対してもどうしても

弱った時の介護のことを考えてしまう。

 

もしも親が助けが必要な状況に

なった時、シングルマザーの私には

現実的に無理なことが多いだろう。

 

どうやって傷付かずに罪悪感をもたずに

逃げるか。

 

恨みや憎しみの気持ちを

これ以上自分が傷付かないように伝えていくか。

 

最近いい言葉を思いついた。

 

例えば、父が弱って母が疲れて連絡してきた

としよう。

 

1.「お母さんその年まで夫婦揃ってるって
それだけで幸せやなあ。
私も夫婦で老後を迎えたかったよ。」

2.「一生夫の面倒見れるって十分幸せなことだよねえ。
私は一人やから、羨ましいわ。」

3.「お母さんが子どもより守りたかったものって
夫婦関係でしょう。最期まで守らないとね。」

4.「助けたい気持ちは山々なんだけど
私も一人で子育てしてて余裕ないから。
夫婦揃ってれば助ける余裕もあったかもしれないけど」

 

 

こう言ったら

母は私を離婚させたことを少しは

後悔するかな?

 

4が一番自然かな。

 

その時に私に新しいパートナーがいたとしても

母には絶対に教えないから

 

こんな風に言おうかなあ、と妄想して

今の憎しみを紛らわせている。

 

さすがに今コロナの影響で海外の自宅に

戻れず、4歳の娘と共に他に居場所がない

状況では母のテリトリーで憎しみを顕にして

空気を悪くするのは自分にとって都合が

悪すぎる。

 

憎しみを顕にし、母に自分の行いの

償いをさせるのは

自分が母のテリトリーにいる必要が

なくなってからだ。

 

もう長文の手紙は書かない。

メールも送らない。

 

短い言葉で。

 

毒親は脳がすぐフリーズする

古いパソコンのようなものだから

操作は短時間で簡潔に。