子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

苦しい親子関係から抜け出す方法:母親に夫を奪われた女編

ここ連日、家族の夢を見ている。

 

というのも、寝る前にこんな本を読んでいる

からだ。 

  

 
この本はすごい。
 
私が長年かけてようやく気づいた
母の心理が全部分かりやすく書いてある。
 
そして娘側の心理も。
 
この手の本は出版されているものは
ほぼ全て読んでいるが
 
私の思い違いじゃない。
これが真実なんだ。
解明されていることなんだ。
 
そして、他にも同じようなことで
苦しんでいる人がゴマンといるんだ。
 
そう思えるだけでずいぶん
救われる。
 
妊娠中にセッションを受けた
元僧侶の長典男氏の言葉が
衝撃的だった。
 
「今の世の中8割の人が
愛情不足です」
 
8割・・・
 
たった2割しか
本当の意味で愛情に満ちた
幸せな家庭で育った人はいないのだと。
 
それはつまり今の60代以上の親は
8割が毒親
 
そしてその子ども世代である
今の30代40代は苦しい親子関係に
悩み、精神疾患を患っている人も
多い。
 
 

http://www.city.bunkyo.lg.jp/library/sosiki_busyo/syogaisya/seido/jitta-tyosa-honpen2seishin.pdf

 

精神障害者の属性をみると、

性別では男性が 43.9%、女性が 56.1%と、

やや女性の方 が上回っている。

年齢別では、30~49 歳が多く、

平均年齢は 46.3 歳で、若年者、高齢者は

少なかった。

 

他者中心の自己犠牲精神が根っから

染み付いている、

現在高齢者の仲間入りをしている親は

無意識に

子どもに罪悪感と無能感を

刷り込んできた。

 

物質主義で「心」を軽視してきた

結果、「心」を病む人間を

大量生産した高度経済成長期と

バブル時代に働き盛りだった

親たち。

 

景気が悪化し、世の中が激変しても

親子関係のあり方は変えようと

してこなかった団塊世代

 

彼らは確かに経済成長には

貢献しただろう。

そして享受もしただろう。

 

彼らこそが、今の暗い日本を

作り出し、子どもたちに背負いきれない

負の遺産も残した。

 

宇宙の法則では

自分の選択と行動の結果は

必ず自分が引き受ける事になる。

 

先に挙げた本の中にこんな言葉

があった。

 

「親が可哀想な目に遭う自由を

認めてあげる」

 

健気な子どもたちは

「親を守らないといけない」

「親に辛い思いをさせたくない」

 

そう思って一生懸命被支配者として

理不尽な仕打ち、歪んだ愛され方を

されながらも「親のために」

頑張ってきたのではないだろうか。

 

でも、その考えは間違っていて

不要なものだった。

 

親が辛い目に遭うことも

孤独な老後を過ごすことも

それは親自身の選択と行動の

結果であり

 

親の選択の結果を

子供が引き受ける義務など

どこにもないのだった。

 

だからもう、はっきりした

態度を見せてもいい。

 

子どもにそんな態度を取られるのは

これまで我が子をそこまで

傷つけて一度たりとも反省もせず

のうのうと生きてきた

彼らの行動の結果なのだ。

 

この本では、いざという時に

助け合えない絶縁状態にならないために

娘の方から「変わる」ことを推奨している。

 

20代後半の独身の時に、

この本に出会っていたら。

 

その頃、母の正体に気づいていたなら

私は親子関係をよくするために

自分からコミュニケーションの取り方を

変える選択をしたかもしれない。

 

だけど、遅すぎた。

 

私はあまりに多くの大切な人を失い

あまりに深手を負いすぎた。

 

今となっては、母だけを笑顔に

しておくことはできない。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

最初の夢には

亡くなった元夫が現れた。

 

彼が夢に出てきたのは別居以降

初めてだった。

 

私は彼の腕を組んで

とても嬉しい気持ちで街を歩いていた。

 

「帰ってきたの?よかった〜」

「うん」

「あれ?でも死んだんじゃなかった・・・?」

「ああ・・」

 

だけどその腕はたくましくて、

温かった。

 

彼の心は頼りなかったけれど

この腕は、太くてしっかりしていて

温かく、私は安心していたなあ、と

思い出した。

 

私からこの頼れる男の腕を奪った人は

誰だったか。

 

次の日には母と夫が現れた。

 

母は、誰か武術の達人のような人に

刀のようなものを手渡している。

 

「これ切れないから、袋かぶってるからね」

 

そして理由は分からないが

夫は斬られ役としてその人に斬られた。

 

切れないはずだったのに

夫の体にはくっきりと切れ目が入った。

 

「あれ?切れないって・・・

言って・・・なかった・・・?」

 

母が斬る役の人に手渡した刀の袋には

先だけ少し開けてあったのだ。

 

血が滲んでいるが、傷は浅い。

 

すると母は

「大丈夫よ、たいしたことない。

温泉入れば治るから」と言ったので

 

夫は素直に、首を傾げながらも

温泉に入った。

 

すると傷口から細菌が入って

夫は死んでしまった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これは昨日一昨日見た夢だ。

 

葬式にも行っていないので、

私は別れた夫が死んだという実感が

全くなかったが

 

聞いてから3ヶ月近く経って

ようやく受け入れ始めたということなのかも

しれない。

 

そして、この夢の中と同じで

母は、自分は直接悪者にならないように

いつも善意の仮面を被せて、私たちに

傷をつけてきた。

 

じわじわと日々与え続けられる

毒によって、私たちの心の傷口は

どんどん膿んでいき

 

まさか、お母さんが?

という悲しみの中で弱っていく。

 

自分の親と兄弟からの毒によって

とうの昔に正常な生活が送れないほど

傷だらけになっていた夫は

一時期素直に信頼し、希望を抱いた

義理の母からとどめを刺された。

 

夢の中の彼は、

悲しいとか痛いとか

そんな感情を抱く暇もなく

 

え?嘘でしょ?

まさかそんな・・・

 

という驚きと腑に落ちない

思いを抱いてその肉体を終えた。

 

彼の死を聞いたあと、

私は一度霊感占い師に見てもらったことが

ある。

 

元夫が、どんな思いで亡くなり

今天国でどんな思いでいるのか

知りたかったから。

 

すると占い師は

「痛いとか苦しいとかは

なかったみたいですよ。

なんかね、ぼーっとしてて

現実なのか妄想なのか分からないまま

逝った、という波動を感じます。」

 

それから

「今は、何も恨みとかそんなエネルギーは

伝わってこない。ようやく平和で穏やかに

なった。それとね、あなたと娘ちゃんを

守りたいっていう気持ちが伝わってきますよ」

 

そう教えてくれた。

 

私は安心した。

 

統合失調症だった夫らしい

逝き方だなあ、とも思ったし

ようやく平和になってよかったねって。

 

私と娘を守りたいなんて気持ちが

あるなんて、この世では父親らしい

ことはほとんどできなかった人だから

これはボーナスみたいなもので

 

私はありがたく受け取るよ。

 

そして、真犯人の母には

「可哀想な老後を過ごす自由を

与えてあげる」

 

娘の結婚をぶち壊した報いは

必ず受けてもらう。

 

水瓶座の私は博愛主義で

もっとも嫌いなのが「不公平」だ。

 

だから娘の父親、父方の祖父母が

孫の成長を見られず、息子に先立たれた

苦しみの中で余生を送っているというのに

 

婿を痛めつけてでも孫をそばに

置いておくことを願った私の母だけが

ニコニコ笑っておばあちゃんを最後まで

満喫するなんて許されるわけがない。

 

自分の行動の結果は

必ず自分で引き受けさせる。

 

罪を犯したら刑務所に入るのと

同様に、社会から見えない罪を

犯した母には社会から見えない

罰を受けてもらう。

 

後悔の涙の1粒くらいは

流すように。

 

うっかり健気な娘に戻ってしまわないよう

固く誓おう。