子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

精神障害と普通の違い:私が洗脳から覚めるまで〜1〜

おもしろい言葉を見つけた。

 

一人が妄想に取り憑かれている時

それを”精神障害”という。

 

社会全体が妄想に取り憑かれている時

それを”普通”という。

 

 

 

こうして見ると、人間って駒なんだなあ、という

気がしませんか?

 

ルイスキャロルが書いた

鏡の国のアリス』の中に

チェスの駒を擬人化した

赤の女王と白の女王が出てくる。

 

ルイスキャロル 赤の女王 に対する画像結果

 

私は小学生の時にこの物語を読んで

「チェスの駒はどっちなんだろう?」

と思った。

 

私はチェスの駒を動かしていると

思い込んでいるけれど

実は女王が私を動かしているのかもしれない。

 

自分が不思議な世界に入り込んでしまったと

思っているけれど

不思議な世界は自分が元いた世界の方って

ことも考えられる。

 

私たちが生きているこの世界そのものが

人類ではない誰かの妄想世界だったりして。

 

そんなことを1980年代に”妄想”していたが

それが妄想ではなく現実かもしれないと

いう証拠が出てき始めた。

 

wired.jp

 

donkey-earth.com

 

そんなファンタジー好きな少女だった

私だけれど

少し前まではこの世界にガッツリ洗脳された

大人だった。

 

親は100%正しいって思っていたし

親は全身全霊で子供である私を

愛し、幸せを願ってくれていると

信じていた。

 

20代前半は病院ばかり行っていた。

おじいちゃんおばあちゃんに混ざって

病院の待合室に座っている時間が

一番安心するって笑い話にしていた。

 

19〜26歳ごろまで

一番病院好きだった。

 

動悸がすると心電図を取ってもらった

ことも3度ほどある。

いつも「少し不整脈はあるが心臓に

異常はない」と言われて

納得できずも安心して帰宅していた。

 

胸にしこりがある気がすると

不安になって乳がん検査もした。

 

医者に

「その年で乳がんなんか

ならないから心配しなくていい」

と笑われたほどだ。

 

すぐに胃を壊す体質で

(母も胃が弱いから遺伝的体質だと

思っていた)

 

その若さで何度も胃カメラを飲んだ。

 

医者はみな人々を健康にしようと

献身的に働く尊敬すべき人だと

信じて疑わなかったし

薬など説明書も読まずに信頼して

飲んでいた。

 

私は、19歳から24歳まで

摂食障害過食症)だった。

 

異常に食べる行為に目が行きがちな

病気なので、その心の壊れ具合に

気付きにくい。

 

だけどあの頃、

私の心は相当おかしかったんだと思う。

 

すぐ不安になって病院へ行く。

突然ポロポロ泣き出す。

他人が悪口を言っているような気がして

外に出るのが怖い。

 

この間に3人彼氏ができたが

誰のことも、心からは信用できなかった。

 

こんな私を好きだなんて

この人は頭がおかしい、と思うことさえ

あった。

 

彼を試すような無茶な要求をして

怒られたり望むような反応がなければ

ポロポロ泣いていた。

 

自分は社会の落伍者だと

ボーっと花壇の植木を眺めていたら

木の根元にキラキラ光って動く

複数の光が見えた。

 

瞬間的に

「妖精だ!」と分かった。

妖精が「元気を出して。

あなたは大丈夫だから」と

励ましてくれている。

 

そう感じた。

 

あの時

私の心がこの世界の”常識”と

解離していたから

妖精の姿が見えたんだろう。

 

大学の友達で

霊感が強くてすごく敏感な子がいた。

 

その子はジョギングしている途中で

突然並木にしがみつき

「何してたの?」と言ったら

「あの木とお話してた」

と言ったり、

 

毎年1回必ず霊に取り憑かれて

40度の高熱を3日間出す。

病院に行ってもいつも原因不明だと

言われる。

 

当時まだガラケーが出たばかりの

頃だったが

携帯電話を持っていると電磁波で

頭がクラクラするから持てない、

と言っていた。

 

卒業後、農園に就職し

結婚して子どもを育て

幸せに暮らしていると

30歳ごろに連絡をもらった。

 

私は、そういう

いわゆる”変な子”を変だと思えなくて

こっちの方が自然なんじゃないかと

思う人で、いつも少数派の人に

慕われていた。

 

幼稚園の頃から今までずっと。

 

そんな素質がありながらも

親と社会によって強烈に

洗脳されていた私が

目覚め始めたのは

 

29歳の時に付き合い始めた

彼がきっかけだったように

思う。

 

その人は2次元オタクで

32歳にして私が初めての

3次元彼女だった。

 

強烈な毒親育ちで

離婚している父親を猛烈に

憎んでいた。

 

だからこそ自分の人生を

なんとかまともなものにしようと

メンターを見つけたり

いろいろな自己啓発講座に

行ったりして努力している人だった。

 

その人が私に初めて

この世界の裏側や

2割の奴隷じゃない方の人たちの

ことを教えてくれた。

 

あまり信じられなかったけれど

年上だったし、あまりに一生懸命

だったから、当時の私にとっての

”非常識”はゆっくりとじわじわ

私の中に入っていった。

 

結局彼の極度の神経質に怖くなって

別れたけれど、後から思えば

私の洗脳を外すきっかけをくれた人

だった。

 

その後、私は台湾で東洋医学

出会った。

 

台湾で胃を壊し、最初は普通の

総合病院へ行って毒々しい色の

薬を大量に飲んだりしていたが

 

3度目くらいに激しい胃炎になって

昔から胃が弱いしこれは東洋医学

本場で体質改善した方がいい、と

思い立った。

 

中医のアドバイスを聞いて実行

するようにしてみたら、胃炎に

ならなくなった。

 

その時から私は体調不良の時は

軽い不調は食べ物で治し、

重めの時も可能な限り漢方薬を使うようになった。

 

イソジン信奉者だったが

必要な常在菌まで殺してしまうと

知って紅茶緑茶うがいに変えた。

 

そしてその台湾で

統合失調症の元夫と出会い

結婚した。

 

彼との出会いによって

90度くらいまで来ていた

私の世界変換レバーが

ガン!と180度に到達した。

 

つづく