家庭内殺人事件のニュースを見たときの
毒親の反応が残念すぎる。
今回も86歳の祖父が高校生の孫を殺害する
と言う信じがたい事件が報道されていたが
それを見たときの父の言葉。
「どうしても刺さないとあかん理由でも
あったんやろなあ。」
え!!!???
祖父が孫を「殺さなければいけない理由」?
86歳が16歳の未来ある命を奪う正当な理由が
存在するはずと?
この人、何寝ぼけたこと言ってるんだろ・・
どんな理由があったとしても
年寄りが若者の命奪うなんて最低でしょーが。
しかもこの件は本人が
「酒を飲んでカッとなってやった」と言っていると
報道された。
逆に子ども側が親や祖父母を殺害した事件のニュースを
見たときの父の言葉。
「親を殺すなんて何考えとんや!」
つまり父の考えをまとめると
子供はどんな理由があっても親や祖父母を
殺してはいけない。
祖父母や親は正当な理由があるならば
若者の命を手にかけても仕方ない。
きっと「その子のため」だったんだろう。
なぜなら親は偉い、老人は偉いから。
親側の「良かれと思って」を
理解しない子供が100%悪い。
親と子、祖父母と孫が対立した時は
いつも決まって100%子供に問題がある。
以上。
お父さん、
それ、完全に逆ですよ。
悪い子なんていないし
親や爺ちゃんばあちゃんを最初から
悪く思う子供なんてこの世に存在しません。
子どもは家族内の大人に対し
最初は100%の愛と信頼しか持っていません。
大人はどうでしょうか?
小さなことからコツコツと
その子供の信頼を裏切ってきたのでは
ありませんか?
父には本当にガッカリする。
でも団塊世代なんてほぼほぼこんな
考えなのかもしれない。
少なくとも、
母と伯母は同じ考えだ。
何をどう教育されてこんな考えが
細胞レベルに染み付いてしまったのか。
父は先祖をとても大切にしている。
末っ子だから立派な仏壇はないのだけど
父の両親と兄の簡易的な仏壇の水を
毎朝一番に取り替える。
だけど子供が人生最大の苦しみの中に
いる時は
「子供の気持ちなんかわかるわけないやろ!」
で一蹴してしまう。
亡くなった両親は敬うが
生きている子供の気持ちは尊重しない。
娘の母親に対する言葉に細心の注意を払い、
少しでもトゲがあると怖い顔で制止する。
理由は関係なく
子どもは親に文句や意見を言ってはいけない。
お母さん(妻)を傷つけるのは絶対に許さないが
お前が傷つくのは知ったこっちゃない。
孫が「じいじは大嫌い!」と言う。
その理由を考えることは1ミリもなく
4歳の孫に対して
「なんや。こんなにしてあげてるのに。」
「そんなことばっかり言うんやったら
もうどこも連れて行かへんぞ。」
と言ったりする。
私と母が喧嘩した時
父は私から話を聞くことはなく
母からだけ聞いて
私に
「あのな、母さんは良かれと思ってやな、
わかったれ。」と言う。
母には、何も言わない。
父の中に
年寄りは偉い。
若者は愚か。
親は尊い。
子どもは無知。
そんな確固たる間違った
信念が根付いているのは
火を見るより明らか。
そんな父を、私は40年近くも
健気に「きっと私の味方」だと
信じていた。
確かに、外敵からは守ってくれていた
と思う。
でも、娘の真の敵は
家庭内にいた。
もう、この両親とわかり合う日は
来ないんだな。
ここまで考えが真逆だと
話せばわかる日は来ない。
両親もそんな考えの親に
育てられたからこうなったんだろうけど
もう時代は変わった。
娘である私は覚醒した。
世代間連鎖を断ち切る知識と
覚悟を得た。
戦争の後遺症を終わらせる
段階にきた。
私にできることは
自分と娘の心を
守るために親が人生に干渉できない
距離に離れること。
そして、次世代に
新しい愛と平等の価値観を
繋ぐことだ。