子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

他人のことを断定する人の心理

他人のことを断定する人がいる。

 

心理学の専門家でも占い師でも

サイキックでもないのに

他人のことを断定する人がいる。

 

最近知り合った友人の友人に

そんな人がいる。

 

私は年末に子どもと親しくしてくれている

人を招いてホームパーティーをした。

 

私は招待していなかったけれど

子どもと2回会ったことがある

友人の友人を、招待した友人が

誘って、私に連れてきていいか

確認してきた。

 

その時、友人はその人との

チャットのやりとりのスクショを

添付してきた。

 

友人の友人

「H(私)の家に私も一緒にってOに

誘われたんだけど、参加する人が

めっちゃ少ないからって

誰も行かないから寂しいからって。

行っていいか確認して。」

 

何それ。

 

その時3人来ることが確定していた。

 

家で食事を御馳走する予定だったから

大人数は無理だし

3人でも十分だと思っていたので

 

私は決して

「人数がめっちゃ少ない」なんて

一言も言っていない。

 

彼女は、自分が予定がなくて

誰にも誘われていないから

行きたいのを

素直に私も行きたいと言えず

 

誰も行く人いないから

私が行ってあげるよ、という

風にしたいみたいだった。

 

私は覚えていないくらいの

薄い関係だし

嫌な感じだな、と思ったけれど

 

招待している友人が

連れて行っていいかと言ってきたので

OKした。

 

そして家に来た時も

娘がたくさん人が来て

はしゃいでいるのを見て

 

「こんなにたくさん人が来たの

久しぶりだからテンション上がってるね。」

 

と言ってきた。

 

なんで家に人が来たのが

久しぶりって決めつけてんの、と

すごい違和感を感じた。

 

お前誰だよ。

 

2回短い時間会ったことがあるだけの

友人の友人の関係である。

 

私のことなんてほとんど何も知らないはず

なのにこの決めつけ。

 

この人、内面がすごく寂しくて

プライドが高いんだなあ、と思った。

 

美人だけど、性格悪い典型。

 

それはさておき

 

私のことを断定する人の頂点は

母である。

 

過干渉タイプの人は大体そうかも

しれないけれど

 

母は子どものことだけでなく

父のことも、他の人のことも

断定する。

 

代わりに答える。

 

私が父にした質問に

母が答える。

父がそこにいるのに。

 

父が私にした質問に

母が答える。

私がそこにいるのに。

 

私が離れようとすれば

するほど母の知ったかぶりは

強くなり

 

今、テレビ電話で話している時

私はほぼ画面に映らないように

しているので

母は父の私の環境に対する疑問に

勝手に答えている。

 

今、旅行に来ていて

昨日娘がどうしてもじいじばあばに

ホテルの部屋とクレーンゲームでとった

ぬいぐるみと買ったお菓子を見せたいと

いうので、電話した。

 

父が

「なんか部屋が違うように見えるな。

今家か?」と言ったのを

母がすかさず

「家やろ。角度が違うから違うように

見えるだけや。」と言った。

 

父、正解。

母、不正解。

 

いつまで旅行するのか気になった母が

私に聞くでもなく低い声で呟く。

 

「いつまでそこにおるんやろな」

父が素直に質問する。

「いつまでそこにおるんや?」

娘が答える。

「〇〇日まで」

 

今いる民泊には娘が答えた日まで

滞在する予定なので、私は娘に

そう教えていた。

 

それから別の民泊に移って

旅は続けるのだけど

父が「そこ」と言ったので

娘の答えは間違っていない。

 

その日は私の誕生日の前日で

娘は続けて

「次の日ママの誕生日だから」と

言った。

 

それを母は勝手に早とちりして

「ああ、誕生日やから。

誕生日は戻って誰かにお祝いしてもらうんやな。」

父「ふ〜んそうか。」

 

私「誕生日は関係ないし」

 

なんだこの決めつけ。

 

私のことは私に聞けよ!

勝手に決めて話進めるなよ。

 

いつもこの調子。

 

そこに私もいるのに

私のことを私に聞かない。

 

知らないくせに

勝手に決めつけて

父に答えて会話を進めてしまう。

 

そして母の推測は100%

間違っている。

 

母は、私のことを全く理解していない。

ずっと、間違えている。

 

この世界で一番私を理解していないのは

外でもない産みの母だ。

 

過干渉タイプで

支配欲の強い仕切り屋の母は

娘のことを自分が常に把握していないと

気が済まない。

 

家族のことは、自分が一番知っていないと

気が済まない。

 

だから、素直に知らないことを

教えて、と質問することもできない。

 

母の価値観世界観、経験常識で

私のことも勝手に推測し、断定してしまう。

 

海外のことだからわからない。

想像すらできないことも、認めることができない。

 

1言えば10わかった気になって

間違った情報を父に伝える。

 

私に素直に聞けないから

娘に質問して答えを引き出そうとするが

娘はまだ小さいから正確に答えることは

できない。

 

幼児と老人が

互いの小さな世界を通して

大人の私の世界を断定して

とんちんかんな会話が進められていく。

 

私はもはや修正する気さえなく、

聞こえるか聞こえないかの声で

「違うしな。関係ないし」

と呟く。

 

この調子で

娘を通して私の現況を把握するつもり

なんだろうけど

この調子では永遠に正確に把握することは

できないだろう。

 

他人のことを聞かないでも

正確に見抜ける人もいる。

 

優れた洞察力

豊富な経験

圧倒的な知識

人の心を深く思いやれる優しさなどを

持ち合わせ

 

人間観察や診断を専門にしているような

人なら

他人を断定していい場合もある。

 

だけど

普通の親が子を断定するのは

単なる支配欲。

 

子どもには未知なる可能性があることを

想像すらできない小さくて

傲慢な人間。

 

人は、決めつけられることに

多少なりとも抵抗を覚える。

 

その断定に、傷つくことも多い。

 

そして、支配欲が強くて

空虚なプライドが高い人間ほど

相手のことをいいようには決めつけない。

 

大抵、低く見積もる。

 

そうすることで、

無意識に自分を優位に立たせようとする

心理が働くから。

 

あんたは孤独に決まっている。

だから私がそばにいてあげる。

 

あんたは大変に決まっている。

だから私が助けてあげる。

 

来てあげたよ。

感謝しなさいよ。

 

そんな風に。

 

前述の友人の友人も

母と同じタイプ。

 

知らないことを素直に

質問できない人のことは

相手にしてはいけない。

 

踏み台にされるだけ。