子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

6歳 中間反抗期に親が心掛けること

このところ、娘が反抗的で

私も怒ってしまい、ちょっと悩んでいた。

 

「何しているの?」と聞くと

睨んできたり

尖った大声で

シルバニアの本読んでる!!」と

返事したり

 

靴を放り投げたり

唾を吐いたり

私がパソコンを見ていると

画面の前でお尻を出してふりふりしてきたり(苦笑)

 

汚いことや

やめてほしいこと

不快なことばかりしてくるので

 

なんでそんなことばっかりするの!

と本当に腹が立っていた。

 

昨日は母の日だった。

土曜日に幼稚園で母の日の活動が

あったから、娘には

 

「ママにありがとうっていう日なんだよ」

 

と教えたのに

 

娘は自分のおもちゃを買ってくれと言い

大きなLoLを買ってあげたけれど

帰って寝る前に

LoLは開ける時が楽しいの。

今月6歳半になるから6歳半のプレゼント

また買おうね」などと言ってきたので

 

「何言ってるの!!

じゃあなんで今日おもちゃ買ったの!

今日何の日よ!ママの日なのに自分の

おもちゃ買って、ママにプレゼントあげる日でしょ!」

 

とブチ切れてしまった。

 

今年も誰からも何ももらえない

感謝の言葉の1つももらえない

全く報われない母の日だったから

 

自分で花買おうかなとショップを

眺めていて、虚しくなってやめたから

 

6歳にもなってママにありがとうの

気持ちを全く見せてくれない娘に

ガッカリして、悲しくなってしまった。

 

そして

Youtube見るから同じおもちゃ欲しくなるんでしょ。

何度言ったらわかるの!

同じもの欲しがらない約束でまた見せてあげたの、

もうYoutube見るなら今あるおもちゃも全部

捨てる、絶対買わない。

おもちゃいるならYoutube削除する。

どっちか選びなさい!!」

 

と交換条件を出してしまった。

 

そのままふて寝して

今朝娘はしょんぼりした顔で

起きてきた。

 

笑わない娘が心配になって

ギュッと抱きしめた。

 

抱きしめている時は

顔を背けていたけど

 

すぐに機嫌は治った。

 

だけど、

何でこんな反抗的なんだろう、

私を怒らせるようなことばかり

言ったりしたりするんだろう。

 

ネットで調べたら

”6歳 中間反抗期” とあった。

 

まさか6歳にも反抗期があるなんて

知らなかった。

 

2~3歳イヤイヤ期

6歳〜中間反抗期

10歳〜本格反抗期

 

え?

子どもってほぼほぼ反抗期やん!

 

何なの・・・・

親業とはかくも報われないものなのか・・・

 

6歳くらいは物わかりも良くなって

扱いやすくなるものだと勝手に思っていた。

 

だから娘が嫌な態度を取るのは

私に不満があるからかと

父親がいないからかと

外国暮らしのストレスかと

 

あるいは

「しつけをしない子育て」を

モットーに今まで極力叱らず

優しく育ててきたために

わがままになったのかと

 

誤った認識をして自分と子どもを

追い込むところだった。

 

今の時代はネットですぐに答えを

探せるからそういう意味では便利だ。

 

間違えた思い込みのまま

取り返しのつかないところまで

突っ走るリスクが減る。

 

6歳は

幼児期から学童期への移行の時期で

社会性や自立心がまた1段階上がる。

 

自分の心身の変化と環境の拡大に

戸惑いつつもまだその感情を

うまく処理したり

言葉で表現したりはできないので

 

一番近くにいる母親に

苛立ちをぶつける。

 

それが通常の発達。

 

それなら娘は母子家庭に加えて

外国にいるという環境

普通よりストレスが大きいと

考えてもいい。

 

1人で頑張っているのは私も同じなので

正直1人で娘の反抗を受け止めるのは

キツいけれど

 

正常な発達過程ならば

私は私の子育てを娘に否定されているとは

考えずに

見守ることができる。

 

反抗期だとは知らなかったので

 

「この子までも私の幸福を邪魔する気なのか」

 

「この子も私の気持ちをわかってくれない」

 

「私の育て方は間違っていたのかもしれない」

 

「私が母親を嫌いになったように、この子も

割と早くに私のことを嫌いになって

離れていくのかも」

 

「老いた母に対して母の日をスルーしているから

私も娘にスルーされるんだ」

 

どんどんどんどん

思考が悲観的になっていた。

 

こんなふうに私の母は

他から情報を得る努力をしなかったので

私の通常の発達の言動を

 

「この子は私の子育てを否定する」

「この子はいつも私を否定する」

 

と勝手に思い込み、

娘を敵視するようになってしまったんだと

思う。

 

その思いは娘が大人になって

素直に感謝や愛情を示してくれるように

なったあとでも消えず

 

この子は根っこに私を否定する気持ちが

あるんだから。

許さない。

 

と潜在意識に強く刻みつけたまま

ここまで母子関係をこじらせてしまったんだと

思う。

 

”無知は罪”

 

自分の考えと感情だけで

相手を決めつけるのは

さつじんレベルの大罪だと思う。

 

客観的に情報を得る努力をすること。

他の人(特に専門家)に意見を聞くこと。

他人の言葉に素直に耳を傾けること。

 

これさえ心がけていれば

子育て中の各段階で悩みつつも

大きく道はそれずに都度修正

してやっていけるはず。

 

子どもの反抗期は

親に対して不満があるからあるわけじゃない。

まして親が嫌いだから反抗するわけじゃない。

 

自分自身の心身の発達と

変化する周囲の環境に対して

自分の感情や思考をうまく整理できない。

うまく言葉にできないだけ。

 

それで苛立っているだけ。

 

大人として他人を傷つけることや

危険なことはいけないと

教えつつも、

子どもを否定するような言動はせずに

「言うこと聞いたらおもちゃ買ってあげる」

などの交換条件は出さずに

 

成長しているんだなあ、と

見守ること。

 

この子は私や私が作った環境に

不満があって怒っているわけじゃない。

 

それさえしっかり理解していれば

互いに致命的な傷は負わずに済む

はずだ。

 

乳児期から幼児期(2歳)

幼児期から学童期(6歳)

学童期から少年少女期(10歳)

少年少女期から青年期(14歳)

 

成長の転換期には

必ず反抗期があるのだと

親は覚えておく必要がある。