子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

恋愛のない人生も恋多き人生もそれぞれの苦悩がある

一生にただ一人としか恋愛しない人もいれば

たくさん恋愛したり、結婚を複数回する人もいる。

 

また、生涯誰とも愛し合わない人もいる。

 

どの場合も、それぞれの苦悩があると思う。

 

私は、比較的恋多き人生だと思う。

 

19歳で初めて彼氏ができて以降

34歳で結婚するまでの間

一人だった期間は最長1年半、

夫を含めて7人の男性と交際した。

 

そのうち、プロポーズしてくれた人は

夫含めて3人。

 

31で交際を始めた人と

33で別れた時、私は人生で一番焦っていた。

 

よく当たるとアメリカで活躍していた

台湾人占い師に知人のツテで占ってもらった時

 

34までに結婚すると後の人生はとてもいい、

と言われていたから。

 

ヤバイ。時間がない。

縁結びにご利益がある神社はいくつも行った。

真剣に絵馬を書いた。


各神社でもらった縁結びの赤い糸が複数本絡まっていて

これはあかん、と友達と笑っていた。

 

毎日占いサイトに課金していた。

自分でオラクルカードも買ってカードに

質問していた。

 

人生で初めて、婚活パーティーにも行った。

 

いいなと思った8歳年下のエンジニアと

毎晩チャットしていたけど

恋愛は苦手だと言っているオタク気質の彼に

恋愛の素晴らしさを説いたり

デートに誘ってかわされるという痛いこともしていた。

 

33歳の私は、必死だった。

 

結婚したくて、最後の愛を掴みたくて

必死だった。

 

常に彼氏がいる20代を送ってきたのに

34を目前にこのざまだ。

 

人生、わからない。

 

友人の中には

学生時代からずっと同じ人と付き合って

26歳くらいで結婚し、すでに子ども二人

いる人もいた。

 

結婚までたった一人しか

男を知らないという友人が、他にも数人いた。

 

一人しか付き合ったことがないという方が

案外早くに安定した家庭を持つことが

できるのか。

 

そこそこモテたりして

別れてはまたすぐに彼氏が

できていたりすると、

理想が高くなったり

もっといい人いるかも、と思いがちかもしれない。

 

簡単に別れすぎたか?

いやそれも運命のはず。

 

モテるから早く結婚できるわけじゃない。

美人だから幸せとは限らない。

(私のことではありません)

 

恋愛関係ならまだしも

結婚も複数回となると

労力も痛みも出費も桁違い。

 

34で夫に告白され

交際2ヶ月で入籍し

ギリギリ34歳の間に結婚できた時には

心底安堵した。

 

これが最後の恋。

生涯のパートナーをようやく見つけたんだ。

もう、彼氏探しをしなくていい。

周囲の男性を恋愛対象に見る必要がない。

 

なんて、楽なんだ!!

 

肩の荷が下りるとはまさにこのことだった。

 

妻という肩書がある間

新しく男性と出会っても

知人グループに独身男性がいても

もう何も考えなくていい。

 

本当に、気が楽だった。

 

それなのに。

 

それなのに!!

 

まさかまたシングルをやっている。

 

本当に、人生はわからない。

 

シングルマザーになって6年。

6年も男性と愛し合っていない。

 

40代はまだまだ女盛りだというのに・・・

残念すぎる。

 

娘がいるから

愛の対象はそばにいるから

独身で本当の一人だった時とは違って

 

世界が白黒になったり

この世界に私を求めている人なんか

一人もいないんだ・・・というほどの

孤独感を感じたりすることはない。

 

だけど、親子の愛情と

男女の愛情はやはり別物。

 

離婚死別の地獄の苦しみが

癒えてきた今

 

元々の恋愛体質が復活しつつある。

 

恋がしたい!恋がしたい!

ロマンスが欲しい!

 

今私の人生に唯一欠けているもの。

それが、ロマンス!

 

花束をもらってときめいたり

電話の向こうの低音ボイスにドキドキしたり

ただ並んで歩くだけで幸せだったり

 

そんな感覚が!

 

2年半前から恋している22歳年下の彼は

現在大学院受験に二度失敗して

就活中。

 

正直、恋愛どころじゃないみたい。

 

でしょうね。

 

それに本人の口からも何度か聞いたことあるし

占いでもいつも言われるのが

 

今の自分では私と釣り合わない。

自分は男になりたい。

男として金を稼げるようになって

もっと強くなりたいんだ。

 

自立していて子供もいる私は

彼から見ればタロットでいう

「女帝」であり

思い出した過去生の関係も

門番と姫だったことから

 

身分が釣り合わない。

男としてのプライドと

私を自分のものにしたいという思いが

葛藤する、それが私たちのカルマらしい。

 

男としてまだまだ未熟だと自分で

思っている彼の成長を待たなければ

ならない状態で

 

今私が、

何も望んでないよ。

養って欲しいなんて思ってないし

すぐに父親になってくれなんて思ってないし

 

ただ、お互い素直になりたい。

私はあなたを見ているだけで幸せだから。

私はあなたの人生を応援したいだけ。

私は君を幸せにする自信がある。

 

なんて言いたいと思っていたけど

それは彼のプライドを傷つける、と

占い師にも言われ

まあそうかもしれないな、と今は

ただ待つしかない状態。

 

こうして12年ぶりにまた

占いばかりの

運命の王子様探しの日々。

 

あれ?これって34で終わったはず

だったのに。

 

まさか40代になってこんなことを

しているとは夢にも思わなかった

若かりし日の私。

 

本当に、人生はわからない。

(三度目)