子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

育児や介護だけしていると心が折れる理由

育児や介護に追われているとき。

 

人は心が落ち込んで、涙が溢れてきたりする。

 

仕事や夫婦生活、恋愛や人付き合い

趣味など育児介護以外のことと

バランスよくやれているときは

時間が足りなくてイライラすることは

あっても

 

ひどく落ち込んだり涙が溢れてきたりはしない。

 

今、娘が風邪を引いていて

1週間学校も休み、土日も家に引きこもっている。

 

私は仕事を休み、娘と一緒に家にいて

ただひたすら子どもの世話をするだけ。

 

食欲がなく、何を出してもあまり食べない娘に

食事を用意し、残りを捨て、

終わらない洗い物ばかりしている。

 

最低限の家事と娘の世話をしたら

あとは娘の近くでテレビを見たり

パソコンをする。

 

誘われていた大学のイベントにも参加できず

娘と医者以外の誰とも会っていない。

 

たったの1週間なのに

心が折れてきた。

 

昨日から何もやる気がなくなり

ドラマを見ても心が入らない。

 

もう2年くらい日課のように

見続けているYoutubeのタロットリーディングも

 

そんなこと言うけど私に大きな幸せなんか

来てない。

○月に愛に満たされるって去年も何回も

聞いたわ・・・・

どうせジェネラルリーディングなんか

当たらないわ。

 

彼の気持ちって知らない人にカードで

教えてもらって何それ。

本人に聞かないとわからないわ結局。

 

などと、ひねくれた思いが浮かんで

全然素直に見られない。

 

少し前まで、心の底から信じてたのに。

 

完全ワンオペで育児すること6年。

子どもも7歳になった。

 

私が一番欲しいご褒美は

まだ来ない。

 

なんか、虚しくなってきた。

やっぱり罰なのかな・・・

 

私頑張ってきたのに

まだ頑張れって言うの?

 

私だけが心を深ぼって

辛いことと真正面から向き合って

努力して積極的に行動して

それでもまだ足りないって

 

あの人にもあの人にも

パートナーができた。

私には・・・

 

お母さん、あなたは私に愛してくれる男が

いて女性として満たされていることが

許せなくて別れさせたんだろうけど

 

それなら成功しているよ。

 

さすがに40半ばで子持ちだと

やっぱり難しいよ。

 

それを想定して

離婚するよう仕向けたんだもんね。

 

そんなネガティブな思いが

出てきて

何見ても何してもつまんなくなって

 

子どもにも笑いかけられなくなってしまった。

 

もう放っておいてよ。

 

子どもの食事を準備したくない。

何もしたくない。

 

そしてすぐに気づいた。

 

育児と看病だけの生活だと

私は私自身を喜ばせることが一切ないから

だんだんと心が萎んできて

こんな鬱っぽい状態になってしまう。

 

私を喜ばせること。

 

仕事もその1つ。

友人や同僚とお喋りすることも。

 

何もスパに行ったり

自分の洋服を買ったり

花をもらったりすることだけじゃない。

 

仕事や人と会うという

子ども以外の日常。

 

それさえきちんとできていれば

育児も介護も心が折れたりしないと思う。

 

生活の基盤である仕事

心に潤いを与える自分のための時間

私を喜ばせてくれる人と会う時間

 

そんなものを全て犠牲にして

子どもや老人の世話だけ

人に尽くすことだけを

しているから

心から水分がなくなってしまう。

 

子どもの世話をしている私には

私の世話をしてくれる人が必要だし

子どもを慰める私にも

慰めてくれる人が必要だ。

 

運命の人だと思っている年下の彼は

今自分のことで忙しいだろうから

連絡も憚られるし

もしかしたらこのまま?と言う

不安すらも湧いてきた。

 

運命の人は他にいるのかもしれない。

 

とりあえず、今の私には

私を母親や先生としてではなく

女性として扱ってくれる存在が必要で

数時間デートするだけでもいい。

 

そんなロマンスが少しは必要だと思った。

 

本当はあまりやりたくないけれど

今の出会い、結婚のきっかけ1位だという

マッチングアプリに登録してみた。

 

私だけが写っている写真を

探すのに時間がかかった。

 

シングルマザーになってから

私だけの写真が全然ない。

 

子どもの写真ばかり。

 

だって私を撮ってくれる人はいない。

 

あるのは子どもと一緒に自撮りしたものや

通りすがりの人に子どもと一緒に

撮ってもらった写真。

 

そして私はこの6年

自分の身なりや写真写りにはあまり

気を遣っていなくて、

キラキラの子どもの隣に

ほぼスッピンでさえない表情で写っているもの

ばかり。

 

夫がいた頃は、私だけの映え写真が

たくさんあった。

彼が、喜んで撮ってくれたから。

 

愛する人の構えるレンズを見つめる私は

輝いていて、自分で言うのもなんだけど

可愛かった。

 

子どもの影武者となってからは

本当に影のように子どもに寄り添って

写っているだけ。

 

マッチングアプリのプロフィールに

使えそうな写真など

全然見つからなかった。

 

さすがに5年以上前の写真を使うのは

詐欺なので、他の人と写っている

写真を拡大切り抜きしてやや画素の荒い

写真になった。

 

それでも

まだプロフィールを編集している間に

写真1枚だけでlikeが28もついていた。

 

年下の彼に恋をして期待し始めてから

自分の洋服も買ったりコスメも購入し

半年前からは定期的にマッサージも行って

子どもが小さい頃よりは自分に気を遣うようには

なったけれど

 

それでもまだまだ足りなかったことに気がついた。

 

私以上に自分のことなどお構いなしに

育児や介護の生活を長年続けている人は

たくさんいると思う。

 

でもやっぱり

みんなもっと自分を可愛がった方がいいと思う。

 

いや、自分を喜ばせることは生きる上で

必要不可欠なことだ。

 

自己犠牲的な人生を送ってはいけない。

誰よりも自分の魂を満足させる義務が

我々にはある。

 

自分を犠牲にして不平不満を押さえ込み

涙を流しながら生きている人は

結局周囲も不幸にしてしまう。

 

マッチングアプリを続けるかどうかは

わからないけど

時にはデートなどして自分を大切にする

時間は持ちたいな、と思う。