また気づいたことがあったのでここに記録。
私の親は普段本心を言わない。
母が私が結婚する前まで、いつも私に言っていたことは
「あなたの幸せがお母さんの幸せです」だった。
だけど思い返してみれば、結婚した後、母はパッタリとそれを言わなくなった。
母は私が30を過ぎても、よくいるお母さんたちのように
結婚しないのかとか、
相手はいないのとか、
一度たりとも聞いたことはない。
私と妹が揃って30を過ぎて、台湾旅行の際に縁結び神社に真剣に
お参りしたことがある。
母はずっと座って、わたしたちを眺めているだけだった。
神様に「娘たちが幸せな結婚ができますように」と
他の母親のようにお祈りさえもしなかった。
つまり、母にとっては、娘の幸せは結婚ではなかった。
母にとってのいい娘の人生は、生涯独身で、ずっとお母さんのそばにいること。
つまり、母が心から願っていたのは、
自分の幸せだった。
私はその本心に気がつくのが遅くなり過ぎた。
だって、母親は娘の幸せな結婚を願っているものだと
勝手に思い込んでいたから、母のそうした些細な言動に現れていた
本心を見抜くことなどできなかった。
母は口でもいつも
「あなたの幸せが願い」とか言っていたのだから。
私の幸せは、幸せな結婚をして生涯愛し愛されて暮らすことなのに
母が思う娘の幸せはその形ではなかった。
だから、今お母さんに「あなたの幸せが願いです」などと言われている人は、
注意して観察してみてほしい。
あなたが思う幸せと、お母さんが思っている幸せは真逆かもしれない。
それが違った場合、母の潜在意識の願いは呪いに変わる。
私は母にずっと呪われていたのに、全く気づいていなかった。
私より幸せな結婚をしないでほしい。
私よりお金持ちにならないでほしい。
お母さんと離れた場所で幸せに暮らしたりしないでほしい。
ずっと半人前で、お母さんがいないとダメで、
男になんか愛されなくて、頼る人がお母さんしかいない娘であってほしいと、
母はずっと私に呪いをかけていたのに。
私は無邪気に一人前になろうと、自立しようと、
男の人といい関係を築こうと、努力してきた。
それが親孝行にもなると心から信じて。
だけど母は、私がお金持ちで優しくて誰より私を愛している人と
一緒にいることを、喜ばなかった。
無事に子どもを産んだことを、喜んでくれなかった。
夫がイクメンになりたがっていることを、快く思わなかった。
私がシングルマザーになって大変な思いをしたり
お金に苦労するようになると、安心した様子だった。
またお母さんを頼るようになる。
それこそが、母の本当の願いだった。
私は無意識に母の潜在意識の願いを受け取り、叶える人生を選んでしまっていた。
そう。
私は選んだのだ。
無意識に。
子どもというのは、どんな親でも親の無意識の願いを叶えようと生きてしまう。
でも、気づいた時から変われる。
私は気づいた。
来年50歳になるという歳で、ようやく母の願いを叶える人生を選んでしまっていたことに気がついた。
表面上は親の願いを叶えていないし、親が想像したレールなんて歩いていない。
自由に自分勝手にやっているように外からは見えることだろう。
でも違う。
優れた才能があるし努力もできる人なのに
十分なお金を稼いでこなかったのは、
誰もが羨む最高の結婚をしていたのに
手放してしまったのは、
「自立しないで」
「いつまでもお母さんを頼りなさい」
「あなたはお金に苦労していいの。お母さんが援助してあげるからね。
その代わりずっとそばにいなさいね。」
そんな母の潜在意識の願いを受け取っていたからだ。
その証拠に私がお金に困らない生活をしていた間、
母はずっと不機嫌で、ついにはそれを壊したのだから。
過干渉毒親は子どもの自立を許さない。
彼らが何より強く恐れているのは
自分が不要になることだから。
そして愛着障がい者でもある毒親は
「助けてあげる」「援助してあげる」「世話をしてあげる」ことでしか
自分に価値はないと思っている。
ただ老いた親として、今度は子どもにお金を出してもらう、世話をしてもらう
教えてもらう立場にシフトすることを受け入れられない。
いつまでも
「してあげる」側の親であり、支配者であろうとし続ける。
だから子どもは苦しい。
子どもは大人になることを親自身に許可されない。
だから、自分で許可する。
私は大人になっていい。
大人として自立した幸せを掴んでいい。
そして、決める。
私はもう、親の願いを受け取らない。
一切、受け取らない。
たまにくる母のLINE
あなたの健康だけが願いです。
元気でいてくれたらそれが一番嬉しいです。
そんな建前の言葉のすぐ後に
お金のことなど子供扱いする言葉が送られてくる。
母は私が金持ちになったことを許せなかったのに
お金に困ると私がダメ人間かのような言葉を投げてくる。
だからもう、受け取らない。
今までずっと、間にうけて罪悪感を感じたり自分を責めたりしてきた。
いい親のように聞こえる言葉も、自尊心を傷つける毒のある言葉も
どっちも受け取らない。
スルーする。
母を、私の心に入れないことにした。