(この記事は過去に書いたものを転載しています)
2016年5月30日
ずいぶん時間が経ってしまったけれど、去年の9月に長典男氏のセッションを
夫婦で受けた。
→長典男氏 個人セッション
長典男氏は元裏高野の僧侶で、アカシックレコードにアクセスできる人。
八ヶ岳で個人セッションを受けることができる。
日本帰国の際に、夫が長氏に会いたいと言うので
私達は八ヶ岳まで赴き、会ってきた。
夫は統合失調症になってから経験したことについて。
まず、こういう精神状態になってしまったのは、
幼少期の愛情不足が原因。
そして夫が一番気になっていた幻聴妄想だとされる
内容については、
そういうことは現実にあったでしょう、と。
しかし今はもうない。
周囲が幻聴だと言う夫にだけ聞こえる声について、
長氏は否定はしなかった。
過去にはそういうことがあったかもしれない。
しかし今はない。
今あるのはその時の恐怖からのトラウマ、思い込みだけ。
これは岐阜の気功の先生も同じようなことをおっしゃった。
過去にはあった。でも今はもうない。
能力者にそう言われることで、
夫はものすごく安堵したようだ。
私たち家族には、否定しかされてこなかったから。
誰かに、ただの幻聴妄想なんかじゃない、
と言ってもらいたい、分かってもらいたい、
というのが彼の何よりの願いだったから。
私には、夫の幻聴妄想が妄想ではなくて現実だったのか
知る由がないが、そんなものあるわけない!
と100%の自信を持って
言えるのかと言えば、
この世の中知らないことの方が多いのだから
自分が知らないからと言って現実ではない!と言うのは
おこがましいとも言える。
ただ、正しいと思えるのは、
統失の人が何か聞こえるとか訴えて来た時に
「そんなの聞こえないよ!また幻聴!」
と頭ごなしに否定するのはいい対応ではないということ。
今までお会いしたヒーラー、能力者の方々は誰一人、
そんなふうに否定しなかった。
過去には、あったね。
でも、今はもうないよ。
誰も今はあなたのこと話してない。
辛かったね。
でもこれからは明るい未来しかないよ。
そういう言い方を、みなさんなさった。
こう言ってもらうことで、夫は心底安心した様子だった。
そして夫は、これから父親になるにあたって何を意識したらいいか
というようなことを聞いたら
「愛情とは何かを知ること。あなたは愛情が何かが分かっていない。
そりゃ当然ですよ。親に愛情ってどういうものか教えてもらってない
んだから。
子供は待ったなしだからね、できれば子供が1歳になるまでに
愛情とは何かを知ること。それをがんばってください。」
何をどうがんばったら愛情とは何かを知ることができるのか
けっこう難しい課題を与えられた。
夫は、感謝と愛情を混同しているらしい。
確かに、感謝はよくしている。
私にも、親にも、世界の人々にも。
寝る前に「今日も1日ありがとうございました。」
とか言って寝る。
感謝も大事なんだけれど、私はよく思う。
ありがとうって言ってる暇あったら、手貸してくれない?
人に丸投げして感謝だけするんじゃなくて、
自分でやる努力しようよ!
例えばパソコンのことで分からないことがあって私を呼び、
私がパソコンを触り始めたら夫はすぐその場を離れて私に
丸投げしたりする。
いやいやいや、自分のことなんだからどうやるのか
横でせめて見てなさいよ!そうしないと次もまた自分で
できないじゃん!
何度そう言っただろう。
何ごとも嫌なこと面倒なことは人任せにして後で
ありがとう~って言えば許されると思っているふしがある。
家事も育児も、ほめたり感謝したりは上手なんだけど
自分は手を動かさない。
いや、口より手動かして!
大変そうだったら、口より先に手を動かして、
助けるのが愛情じゃないだろうか。
愛情は何か。
出産前、夫がこれは愛情じゃないかと思ったことをノートに書き、
私が正解かどうかを見る、というのをやろうとしたけれど
すぐにやめてしまった。
なんとなくそのまま放置してしまっているけれど
やはり夫は今も愛情と感謝の違いは分かっていない気がする。
子供が1歳になるまであと半年。
どうにかなるだろうか。