子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

睡眠薬の怖さ

(この記事は過去に書いたものを転載しています)

 

2016年8月20日

 

夫は向精神薬リスパダールを断薬したが
今も睡眠薬には強く依存している。

というより、今までより睡眠薬の服用量が増えている。

心の病に薬はいらない? - 子の心親知らず



の記事でも書いた通り、向精神薬を抜く場合、

最後まで残るのが
睡眠薬であり、統合失調症の薬のように、

脳の活動を抑える作用が
あったものを急にやめると、

攻撃性が増したりして危険なことが
あるので、それを抑えるためにも、

一時的に睡眠薬を使うのは
悪いことばかりでもないかな、と思っていたが

今回内海先生の睡眠薬中毒の本を読んで、

やはり睡眠薬依存も
危険だからできるだけ早くやめてもらいたい、

と思った。

 

 

 

本によると、睡眠薬向精神薬、麻薬と同じで
強い依存性があり、様々な心身への悪影響がある。

・脳細胞を殺し、脳を委縮させる

薬というのは薬に含まれたある物質が、

体内にある受容体にピタッと
くっついてはじめて作用する。

 

睡眠薬の場合、脳内のGABAの受容体に
働きかける。

受容体は脳にある。

毎晩睡眠薬を飲んでいると同じ物質がどんどん入って
くるので脳内で余り始める。

そのすべてと受容体がくっつくと必要以上に眠くなるので

脳は受容体を減らし始める。

それで耐性がつき、薬が効かなくなってくる。

それだけでなく、GABAは抑制系の神経伝達物質であり、

興奮した神経を
落ち着かせたり、ストレスや不安を和らげて

リラックスさせたりする作用が
あるのが、普段から作用しなくなってくる。

そのため、睡眠薬を飲めば飲むほど不安や緊張が増して、
精神的に脆弱になる。

・薬害性肝障害を起こす

薬の成分は肝臓で分解されるので、

毎日薬が入ってくると肝臓が疲弊し障害が起きる。

夫はリスと睡眠薬を飲み始めた当初に

肝臓の数値が急上昇し
肝機能障害と診断され、

以降ずっと「オルニチン」というサプリを飲んでいる。


「オルニチン」を飲み始めてリスパダール睡眠薬

服用しながらでも
肝臓の数値は正常に戻ったらしい。


疲れも和らぐそうだ。


 

他にも

脳卒中を増やす
・がんを増やす
・早死にさせる
・自殺を誘発する
・他殺を誘発する

などの弊害があるそうだ。

睡眠薬による死亡リスクは、がんにかかるのと同程度。

ここでいう「死亡」には、

大量服薬による自殺は含まれていない。

医師の指示通り飲んでいても、

中毒死に至るケースが少なくないそう。

夫の場合、本来寝る前に1錠飲むだけのはずが、
もう半年以上日中にも服用している。
多い日で5mg、と言っていた。

結局、睡眠薬向精神薬と同じ作用があるので
最初は私の地元に長く滞在していることのストレス
(元々日本人を一番恐れているし、

母とは意見が合わない)
と、父親になるプレッシャーから

昼間にも飲み始めたみたいだが

それが癖になり、私の親から離れ、

3人暮らしになった今もやめられない。

睡眠薬は6ヶ月以上服用すると、「長期服用」となり
依存性が高まり、様々な弊害が出てくるそうだ。

彼が飲んでいる「ロヒプノール」という睡眠薬
ベンゾジアゼピン系という種類で、その中毒性は
ヘロイン、コカインと同程度だそう。
大麻やアルコールよりもずっと高い。

ベンゾ系は海外では麻薬扱いで禁止されている国も多く、
処方するにしても服用を4週間以内の短期に留める、と
決めれらている国が多いそうだ。

日本は、世界でダントツに消費量が多く、処方に関して
特に短期間にするなどの規定もないのが異常だと
内海先生はおっしゃる。


睡眠薬の弊害では体のしびれ、記憶障害、

ふらつきもある。

夫は最近日中歩いている時、まっすぐ歩けない。
なんかフラフラしているので、

ベビーカーを押してもらうのが怖い、

と思うことがよくある。

昨日の晩も、私がお風呂の準備をしている時に
娘を抱っこしてすごい千鳥足で家中歩き回っていたので
びっくりした。


ガン!って何かに当たった音がしてまさか娘の頭をどこかに
ぶつけたんじゃ!と思ったが夫の足がどこかに

当たっただけだったみたいだが、

こんなんじゃ娘を任せられない、と思った。

記憶もよく飛んでいる、と自分で言っている。

元々、私の出産前後に耐えがたい

ストレス・プレッシャーから
わざと”記憶を飛ばす””流す”ために

昼間の睡眠薬服用を始めたぐらいだから。

子供が0歳の一番可愛いときにそばにいたい、

と言いながらそばにいるのに 

わざわざ記憶を飛ばしている、というのは
なにごとか。

泣いている娘の横で虚ろな目であらぬ方向をみている
夫の姿をみると、私が泣きたくなる。

そばにいるのに、そばにいない。

それに出産直後、夜中に「家燃やす!」とか言って
暴れたことが2度あった。
私は、彼に殺される恐怖を感じた。

自殺願望については、ずっとあるらしい。

特に朝1人で目が覚めた時。

消えたい、とか もう死んじゃってもいいかな、とか
よく言うけど

自分が子供ほしいと言っておいて
生まれてきた新しい命を前に
よくもそんな身勝手なことが言えるな!と私は
いつも腹がたつ。

それなら来世はカマキリになればいい。
カマキリのオスは子を宿したメスの栄養となるべく
メスの妊娠と同時にメスに食べられるそうだ。

残念ながら人間はそうでないのでね。
一応父親にも子を育てる義務があるのだから
辛抱してくれないかね?

こういったことは
睡眠薬を完全に断たない限り、解消されないだろう。

夫にこの本を読んでほしいとお願いした。

本人が怖さを知り、やめる決意をしなければならないのだから。

私や娘との未来を少しでも考えているのなら
真剣に考えてほしい、と言った。

睡眠薬を長期服用していると認知症の発症リスクも高まる。

統失が治った?と思ったら今度は認知症って
あなた、私との結婚生活を何だと思っているの?

どれだけ妻を苦しめたら気が済むのですか?

正気で家族と過ごす時間を、ください。

私が一番欲しいプレゼントは、それです。