子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

私の家には優秀な家政婦はいたが母親はいなかった。

里帰り出産で実家滞在時に

実の母が精神疾患を持っている夫を

いじめて邪魔者にする。

 

 

それが原因で夫の精神疾患が悪化し

家中のものを投げて暴れ、ギャンブルと爆買いで

お金を使いまくり、平穏な育児とは程遠い

状況に追い込まれる。

 

死ぬやら殺すやらの修羅場を経て

別居、子ども2歳で離婚。

 

離婚後すぐに妹から絶縁宣言。

 

その後、180度変化した生活で

なんとか立ち上がろうとしていた

私を、何度も何度も殴ったのは

生みの家族だった。

 

このような人生で一番辛い時期

幼い子供を抱えてどうしても人の

助けが必要な立ち上がりの時期に

 

心の支えになってくれる家族は

一人もいないどころか、

家族こそが私に何度もトドメを刺してきた。

 

元々精神病で自己肯定感が低かった夫は

その攻撃にやられて本当の意味で息絶えてしまった。

 

元夫が、子供の父親が、亡くなったと聞いても

泣くことさえも許されない空気が

私の実家にはある。

 

子供を産んですぐに別居、離婚。

妹と絶縁。

そして元夫の死。

 

これだけのことが続けて起きている

娘に対し、私の両親は慰めの言葉の

1つもない。

 

共感も、寄り添う気持ちも

何一つない。

 

まあ、

他でもない母が望んだ結果だからね。

 

ただ、甲斐甲斐しく

食事を作り寝床を整え

お金の援助だけはする。

 

今日、妹から両親にLINEがきた時

父も母も私にコソコソした。

 

ヒソヒソ話で携帯を見せ合い

母が返信を打ち始めた顔は

ニヤニヤしていた。

 

母は妹にLINEしている時

決まってする表情があるので

隠してもすぐにわかる。

 

成人した娘二人が絶縁だとなった時

私の親がしたことは私の前で

妹の名前を封印し、存在を隠すこと。

一方で私の近況は妹に伝え、

一緒に文句を言うこと。

 

妹との行動や会話は私に完全に

隠し、自分たちは知らんぷりで

変わらずどちらとも

交流していくこと。

 

健全な家族ならば

二人しかいない娘たちが絶縁するとか

言ったら、理由を聞いて説得して

「あんたたち二人しかいない姉妹なんだから

仲良くしなさい」などと言うんじゃないか。

 

一人は離婚、一人は未婚で

40代になっているのだから

自分たちが死んだ後のことを

考えたりしないのか。

 

そんな当たり前の想像力すらないのが

毒親なんだな。

 

私がどんな状況でも

母はせっせと食事を作り、布団を敷き、

洗濯をし、駅に迎えに来る。

 

父はお金を渡す。

 

だけどどちらからも

”共感”や”励まし””慰め”の

気持ちをもらったことはない。

 

私が何も悩んでいない幸せな時に

わざわざ人生訓のようなことを

語ってくることはあった。

 

「お金は続かない」とか

「働かざるもの食うべからず」

「好きなことでは食べていけない」とか

そんな子供の可能性を潰すようなロクでもない

話ばかりだったけど。

 

だけど子どもが人生の窮地に陥っている時

二人は無言だ。

 

両親の人生はあまり波風がなく

波乱の経験値が低いので娘の破天荒人生に

かける言葉が見つからないのかもしれないし

 

今までうまく騙せていた支配者の

不都合な真実に私が気づいてしまったので

知らぬ存ぜぬを貫くことにしたのかもしれない。

 

親とは

自分の感情より子どもの感情を一生優先すると

決めた人のことを言う。

 

自分が親になるにあたって親とは何か勉強して

知ったこの言葉。

 

そして私の親が一番持っていないもの。

 

私の両親は、目に見えるものは親らしく

やってくれた。

 

バランスの良い食事を与え、

快適な寝床を与え、

あったかいお風呂を沸かし、

清潔な衣服を着せ、

学校に行かせ、本を与え、

いつでも帰ってこられる家を持ち、

送迎をし、お金を与えてきた。

 

しかし目に見えないものは

与えてもらえなかった。

 

子どもが親に求める

共感や承認、称賛。

 

そんなものは、ほとんどもらえなかった。

 

痛い時に痛いと言ってはいけない

欲しいものを欲しいと言うなんて

わがままだ。

 

母に至っては、

幸福さえも願ってもらえていなかった。

 

私は気づいてしまった。

 

そうか。

 

私の家には優秀な家政婦と

お金を入れ、送迎もしてくれる

ATMロボットはいたけれど

感情のある”親”はいなかったんだ。

 

家政婦は、世話をする相手がいなくなると

仕事がなくなってしまうので

私の自立を必死に阻止して来たんだな。

 

ATMロボットは私がお金を稼ぐようになり

自分で移動できるようになると

仕事がなくなってしまうので、私の才能を

褒めることなくお金を稼ぐことの厳しさばかりを

説いて、成功できないように謀っていたんだな。

 

心のある親なら

子どもが自分の才能を活かしてお金を稼ぎ

パートナーを見つけて新しい家族を作り、

自分の運転で移動していくことを

喜ぶはずなのだから。

 

それを喜ばないで邪魔するのは

親ではないからなんだ。

 

家政婦と、ATMロボット。

 

それなら私も家政婦に

自分の近況を報告相談する義理もない。

 

必要なくなったら辞めて貰えばいいだけだ。

 

歳をとって効率が悪くなったという理由で

解雇してもいいわけだ。

 

悲しいけれど

夫を亡くしてシングルマザーで奮闘している

優等生だった娘を前に

家族の隠し事をしてコソコソしている両親

を見たら、そう思うしかなくなってしまった。

 

私はコソコソあちらこちらにいい顔する

不誠実な家政婦を解雇する。

 

夫に毒を盛り、

こちらの秘密を外部に漏らす規約違反

家政婦は、解雇する。

 

今月末で、と言い渡したいところだが

コロナがそれを許してくれるかどうか。

 

でももう気持ちの中で私は

完全に母を、捨てた。