(この記事は過去に書いたものを転載しています)
2016年12月16日
こちらの本の著者、芙蓉さんは夫婦関係改善のカウンセリングをされている。
芙蓉さんは夫の暴言暴力の果てに5年半別居、別居中に
を読んでこの通りにした結果、同居を再開して旦那さんと新婚時代よりも
仲良しになり、5人目のお子さんを授かったという奇跡のような体験を
されて夫婦関係のカウンセラーをされている。
私も夫と離れて実家にいる間にこの
新・良妻賢母のすすめ―愛としあわせを約束する26章のどちらも読んで、
可能なら良妻賢母のすすめの愛され妻講座などに参加したかったけれど
時間が取れないので芙蓉さんの個人スカイプカウンセリングを受けることに
した。
個人カウンセリングも人気みたいで、予約から3週間先くらいになって
しまったので、気持ちも状況も少し変わったけれど、やっぱり受けてよかった。
私が
を読んでなるほど~と思いながらも疑問に思ったことをいろいろ聞けた。
『良妻賢母のすすめ』には
どんなことでも夫に従う
とあったけれど、一体どこまで従えばいいのか?
夫だってしっかり考えて決めていることばかりではなく、気分だったり
なんとなくだったり逃げで決めようとしていることも多々あり
そのすべてに従わなきゃいけないのか?
例えば私の夫の場合は、居所が定まらない。
世界中思いつきで引っ越し、旅も突然決めるし、仕事も
あれこれ手を出しては放り投げて、みたいなことをやるから
そのすべてに妻は「はい、あなたが望むなら」と従う必要があるのか?
例えばまだ子供が1歳なのに
「インドにヨガをしに行こう」と言う。
私としては私もインドに行ったことがないし、衛生面など考えて
インドは赤ちゃんにはちょっとキツイんじゃないか、と思うし
飛行機に長時間乗るのもけっこうしんどい。
そこまでして私は今インドに行きたいと思っていない。
仕事だというなら仕方ない。
インドに行けばお金が稼げるというなら受け入れよう。
でも、ヨガ?
え?今、どうしても必要ですか?
とか思うわけだ。
それでもいついかなる時も夫に従順であることが妻の務めだと。
一体どこまで従えばいいのでしょう?
芙蓉さんのお答えは、
「結論から言うと、どこまでも、です」
まじか・・・・
厳密には、自分と子供の命を脅かす危険のあるときは
従う必要はない、と本にもあるのだけれど、
それ以外は、どこまでも、従うのだそうだ。
夫の判断が間違っているのではないか?
そんなことをしたらお金がなくなるのでは?とか
今はそのタイミングではないのでは?とか
否定的なことを思ったとしても、夫の判断が正しいか間違っているかを
決めるのは妻の役目ではないのだと。
夫の判断をジャッジするのは神のお役目であり、
妻はただただ、突拍子もないことを言う夫の善性を信じるのみ。
この人はこれでもちゃんと妻子のことを考えてくれている。
この1点だけをただひたすらに信じること。
それが妻の役目なのだそうだ。。。。
そして仕事に関しては
夫が定職につかない。
仕事を転々とする。
すぐ放り出してしまう。
こういうのは妻の最大の悩みになるけれど
それでも
「この人はいつかきっと大物になる。
すごい仕事をするはずだ。」と、ただ信じる。
信じ続ける。
芙蓉さんは、私の夫の場合は、
「芯はすごくしっかりされている方なんじゃないかな、という
印象を受けました。」とおっしゃった。
フラフラしているように見えて、適当に見えて
実はすごいバイタリティがあって、しっかり考えている。
そうなのかも?と私も思う。
私も、夫が全く仕事というものに関心すらなかった新婚時代から
どこか「この人はなにか大物になりそうな気がする」という
”気がする”というものだけを頼りに一緒にやってきたと思う。
常識の枠から大きくはみ出ているし、エネルギーがすごく大きいし
運がよくて神様に愛されているし、人に与えることを惜しまない人
だから、そして頭がすごくいいから、
「逃げたい隠れたい」という臆病心さえ取り除くことができれば
とんでもなく大きいことができる人なのだという気がしている。
持って生まれた恵まれたものが目の前にあり
あとは心の弱さを克服してそれを活かすだけ。
だからなんだかんだ言いながらも私は
「ただ夫の可能性を信じる」という点だけは、できていたような気がする。
そうでなければ統合失調症だと言われて無職で意味不明なことを
言っている夫と5年も暮らせない。
子どもを産んだりできない。
「この人はいつか何者かになる、すごい人になる」
妻がそう信じてさえいれば、その通りになる。
とてもおもしろかったけど、売れない漫画を無心で描き続けて
いた極貧時代も奥様は
「この人は本物の漫画家なんです」とただ信じていた。
明日の米すら買えない状況になっても、ただ信じていた。
あんたいい加減に普通の仕事して稼いできなさいよ!
とは決して言わなかった。
だから、水木しげるは立派な漫画家になることができた。
収入もなく、それが成功するかも分からないときに
ただ信じるというのは簡単なことではない。
でもそのときに
そんなお金にならないことしていないで普通の仕事しろ、とか
それじゃ食べていけないからアルバイトしながらやれば、とか
言っていたら、才能の芽を摘んでしまうことになるんだね。
妻には3つの目がある。
1つは、旦那さんのよいところを見つける目
2つ目は、他人が旦那さんをどう見るかを知る客観的な目
3つ目は、この人は必ずやる男だと信じる、妻だけがもてる目
1と3はするどくクリアに。
2つ目はぼんやりさせておく。
最近の私は、2つ目の目が鋭すぎた。
世間体。普通。常識。
私にとっての普通、常識、世間はまあ、母の価値観
なんだけれど。
私の夫のように規格外の価値観を持っている人の妻を
やり遂げるにはどういう心構えでいたらいいかと言うと
”夫のありのままを受け入れる”
”必ずやる男だと信じる”
それしかないです、とのことだった。
そうか!
シンプルだ!
私の常識や世間様の目、でジャッジしていたから
折り合わなくて苦しかったんだ。
この人変だけどすごい人なの!
あなたが言うならきっと楽しいわね!大丈夫ね!
それだけでいいんだって。
妻の役目!
夫が何か思いついたことを話してきたときに
恐れや不安、常識から否定的な反応をするのではなく
「私が選んだすばらしい夫であるあなたが思いつくことなら
何でもうまくいくわね!楽しいわね!」という態度でいる。
夫が何を言ってきても
高額な投資をしようとしている時も
手がけている仕事が中途半端なのにまた新しいビジネスに
手を出そうとしている時も
斬新なダイエットを試そうとしている時も
赤ちゃん連れでインドに行こうとしている時も
どんなときも
”夫は私達妻子を愛して守ろうとしている、彼なりのやり方で”
と、信じること。
その夫の思い付きが正しかったかどうかは
神が判断し、夫に気づかせてくれるので
妻はいつも一番のサポーターでいること。
裁判官になってはいけない。
指導者になってはいけない。
勝っても負けても、サポーターで居続ける。
妻の役目って、貴いですね。
芙蓉カウンセリング|DV・夫の浮気・別居などの相談にのっています