子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

結婚で幸せになれるなんて思うなよ

(この記事は過去に書いたものを転載しています)

 

2017年1月23日

 

最近余裕がなくてテレビをみることさえ忘れていた。

でも、このところ怒りすぎて身心が疲弊して落ち込んでいるので

お笑いでもみてちょっとはぼーっとしよう、と思いテレビをみた。

 

夫婦がテーマのさんまさんの番組をみた。

 

さんまさんが、ぺこにプロポーズしようと思っていると相談にきた

りゅうちぇるに言っていた。

 

結婚で幸せになろうと思うなよ。

結婚は嬉しいことと、辛いこと苦しいことがトントンなんや。」

 

結婚は、嬉しいことと、辛い苦しいことが、トントン

 

よく、喜びは2倍、悲しみは半分、というけれど

私はそれは違うなあ、と結婚してからずっと思っていた。

 

喜びは2倍、悲しみも2倍、だと。

 

1人なら1人分の喜び悲しみだけだけど

2人で生きるとどちらも2人分になる。

 

自分が朝起きてハッピーで穏やかな気持ちだったとしても

相手が朝不機嫌だったら、不機嫌にひっぱられる。

 

パートナーの怒りや焦り、しんどい気持ちに
無関係ではいられない。

 

自分ではどうにもしがたいパートナーの言動に一気一憂

 

独身時代、結婚こそが女の幸せだとか

結婚さえすれば幸せになれるとか いったい何の洗脳だったんだろう?

 

結婚式が幸せのピーク

 

結婚=幸せのイメージって女性の場合は「結婚式」なんだよ。

 

つまり結婚式や披露宴を行う会社や雑誌の洗脳だったのかな。

 

1日お姫様気分が終われば

その後は 独身時代には想像もできなかった苦しみだってある。

壮絶なケンカをして命の危険まで感じることだってある。

 

私の場合は 夫の統合失調の実態を目の当たりにしたばかりの

新婚時代の半年と、出産後のこの1年が、苦しくて苦しくて

 

結婚って何なんだろう・・・・って

 

独身で自由に生きている妹はもしかしたら賢いのかも、とか

羨んでみたり。

 

なんでこんな苦しみを背負わなきゃいけないんだろう

神様は乗り越えられる試練しか与えない、というけど

本当に私は乗り越えられるの?

 

ただのかよわい女

必死に生きているだけの、1人の普通の人間なんですけど・・・・

 

いっそのこと鬱になってしまえば

夫も私がしんどいこと、分かってくれるかなあ、とか・・・

 

内田樹先生の本 

困難な結婚

にもあった。

 

結婚を通じて幸福になろうとしているのが、間違い。

今よりも不幸にならないように結婚するんです。

 

内田先生によると、結婚とは本来、生存確率を高めるための制度である。

 

人が死ぬときは、孤立した時。

 

貧しいとき病めるとき

ひとりでは生活が成り立たないような苦境に陥ったときも、

配偶者の支えがあればなんとか生き延びられる。

そのためにパートナーがいる。

それが結婚の第一の意味です。

 

結婚は子供を作って子孫繁栄させるためだと思っていたけど

第一の意味は、自分が生き延びるためだったんだ。

 

でも結婚して初めて命の危険を感じた気もするけど、

確かにつわりの時や体調が悪いとき

夫は買い物に行ってくれたりしたし、1人ではできなかったこと

夫がいたからできたこと、安心していることも

確かにたくさんある。

 

お金を作るのも、1人より2人の方が強いよね。

 

弱ったときに弱音を言える相手がいることで

どれほど救われているだろう。

 

その分相手にも弱音や愚痴を聞かされるし

怒りを理不尽にぶつけられたりもする。

 

でも内田先生が言うには

 

「誰にも頼りにされない人生が楽しいですか?」

 

結婚とは不自由なもの

相手の苦しみまでも背負わされる理不尽なもの

 

だけど

孤独ではない

自分を頼りにしている人がいる

 

人間は他者から存在を認められないと

自分の存在をみることができない生き物

 

家族というのは 自立の妨げにもなるけれど

孤立を防いでもいるのだ

 

孤立は生きる力を奪う

 

確かに配偶者以外にも身内の数はまあ増えるし

その中には緊急時に助けてくれる人がいるだろう。

 

独身のまま年を取って親も死んでいたら

自分の緊急時に助けてくれる人がいるかどうか・・・?

友人や近所の人などにほんとに瀕死の時に頼めるか?

 

セーフティーネットとしての結婚

 

最近学び始めた 

新・良妻賢母のすすめ―愛としあわせを約束する26章

 

良き妻は自分で自分の内面を幸福にする必要があります。

 

ここでも疑問が寄せられる。

 

え?自分で幸せになれるんなら夫はいらないんじゃ?

 

いいえ 

 

内面的幸せがすでに自分の中にあるその自分をまるごと

他人に愛してもらって はじめて完全な幸福が得られる

 

らしい。

 

 

話は戻って さんまさんのその番組に

アパホテルの女社長が出ていた。

 

結婚以来30年 夫に一度も逆らったことがない。

 

とおっしゃっていた。

 

夫に何を言われても

 

「はい 喜んで!」

 

バブル崩壊で経営が傾いたときも

夫にやれと言われたことはすべて

「はい 喜んで!」

 

目立ちたがり屋の気の強い派手なおばさんかと思っていたけど

全然違って、従順で素直な可愛らしい女性だった。

 

今も夫婦仲良く 豪邸で何不自由のない生活を送り

90まで現役でいたいとおっしゃっていた。

 

新・良妻賢母のすすめ―愛としあわせを約束する26章の教えでもある

 

夫に反抗しない」ということ

 

これを徹底して実践してきたから

彼女はずっと幸せで事業も成功して夫の愛も枯れないのだなあ。

 

この本の教えを実践している女性の姿、その人生をテレビで拝見して

 

夫に逆らって日々大喧嘩している私は

事業もなかなか進まず

肌もカサカサ

 

毎日しんどい苦しいと

ネガティブキャンペーン

 

アパホテルの社長と良妻賢母の教えが繋がった。

 

「夫に反抗しているかぎり、妻は幸せになれない」

 

これは真実なのかもしれない・・・・

 

夫を心から信頼できていなくても

日々の家事育児で忙しくて疲れていても

夫に何か頼まれたら

 

「はい 喜んで!」

 

もしかしたら これで 好転することがあるのかもしれない

  

 

内田先生の本は男女問わず 結婚生活で悩んでいる方にオススメです。

はっとさせられますよ。

断言してくださっているので、モヤモヤした心がすっきりします!