子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

ただ夫を信じることの難しさ

(この記事は過去に書いたものを転載しています)

 

2016年6月21日

 

夫は、あまりにも世間一般の考え方から
かけ離れているので
この人と一緒にいると、私は何を信じたらいいのか、

ほんとに分からなくなる。

私の中の常識は、
ほとんどが親からの洗脳ではあるけれど
おそらく現在の大多数の人の常識と

そんなに違わないと思っている。

例えば、
学校は行くもの。
何か始めたらすぐやめないで続ける。
収入がない時は節約する。
インプットしたらアウトプットする。


睡眠薬は寝る前に飲む。
朝起きたらカーテンを開ける。
家庭生活はメンバーが協力して行う、

仕事する人家事育児する人。

だけど夫は、学校なんて行かなくてもいいんだよ、と言う。


これは私は子供時代は何の疑いもなく学校は行くものだと
信じて休まず通い終えたが、今は確かに、
もしもいじめられたりして
辛いのならば、死ぬよりは学校をやめた方がいいと思っている。

何か始めたら続けること。
夫は、すぐやめても、それはそれで「これは合わない」
ことが分かったんだからよかった、と言う。

 

彼の親は、学費などが無駄になっても、学校に寄付したと
思えばいいよ、と言う。

収入がなくても、節約は性に合わないからしない。
お金の減りが思ったより早かったら、
誰かに盗られたか私が家計簿つけてないせいだと言う。

ひたすらインプットして頭がいっぱいいっぱいだから、
彼は休憩する。


アウトプットすればまたインプットできるよ、と私は言う。
収入はアウトプットしたところから入ってくる。


インだけでは、人の役には立たず、
自分の頭が大きくなるだけ。
でも彼は、なかなかアウトしない。

ただただ、休んでいる。

昼間から眠剤を飲んでいる。
人に会う前、出かける前、ちょっと疲れた時。


使い方間違っていると指摘するが、もう癖になってる、
中毒だね、と自分で言っている。

朝起きてすぐはカーテンを開けない。
薄暗い中でタブレットを見つめるのが好きだそうだ。

もしかして旦那が会社員だったらいいな、
とかまだ思ってる?とたまに問い詰めてくる。
男が仕事して~とか古いね、と。


では家事育児すべてやってくれるのかと
言ったらそれも違う。


現実私が家事育児の9割をやっているが、
それでも仕事して、と言えばそんな風にキレられてしまう。


病人だったら何もしないで家で休養しているのもありだけど
彼は自分は「病気じゃない」と言う。

でも人って何もしなくてもただそこに存在してるだけで
ありがたいんだよ、とか
スピリチュアルなことを言ってくるが
現実には誰かがお金を稼いで、
誰かがごはんを作らなければ家庭はまわらない。

時々、毎日普通に仕事に行っている旦那さんが、
死ぬほど羨ましく思える。
毎日仕事してくれる。それって深い安心だよねえ。

だけど夫は、仕事なんてこの20年のうちになくなるよ。
人工知能になるし、まして会社勤めというのはなくなる。

確かにそうかもしれない。
しかし20年のうちにそうなったとしても、それまでの日々
今日明日、私達は今のやり方で生きていかなければ
ならない。

それを言っても、彼には通じない。

今は、毎日手帳に目標を書いて、
ひたすら念じていれば、そうなるんだよ、と。

ノウハウとかテクニックとか、何もいらないんだよ、と。

1日中リビングのソファでタブレットを眺め、
念じている?夫をみていて

これで安心だわ~。と思える妻はどのくらいいるのだろう。

私は、ものすごく難しい課題を与えられている。

この状態で、実物が何もない状態で
実働が伴っていない状態で

夫の言葉だけをひたすら信じて、
安心していなければならない。

それができたとすれば、私の精神レベルは高僧並か。

そんなことができるならば、
私はこんなところで食事の用意や
買い物、掃除に追われる日々を過ごす
必要すらないのではないか。

どこかのお寺で偉い僧侶として、人々に説法するような
精神レベルではないか。

ただ形を持って安心させてほしいだけなのに。

なかなかそれが手に入らないのは 
私の不徳の致すところなのだろうか。

3日続けて10時まで寝ていた夫をみて
今日も何も実働しないでソファで1日が
終わるのか・・・・と
欝々とするんだよね、最近。

 

と訴えてくる彼の話を聞いて
私の方が欝々とするわと思いつつ、誰も私の負担は
背負ってくれないので、ただただパソコンに文章を
打ち込んでいる。

ヒーリングが必要かもしれない。