子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

夫が稼ぐことを期待しない夫婦のあり方

(この記事は過去に書いたものを転載しています)

 

2017年3月3日

 

先日、すごく当たると噂の手相占いの方に会ってきた。

 

手相と言いながら、てのひらは一応自分のひざの上にのせて

見せているのだけど、占い師の方は近づいて手をじーっとみることは

なく、なんとなく掌を眺めつつ、透視している感じで

つまり手相などみなくても、目の前に座った人のことが瞬時に

分かる能力者の方だった。

 

一応、聞きたい事がありますか?と聞いてくれるのだけど

さして多くは言わずともあちらからすらすらと回答が出てくる。

 

木村藤子先生もそうだったように

本当に人のことが「みえる」人というのは何も聞かなくても

分かってしまうので先生の方から今悩んでいることに対して

どうすればいいのか、自分や関係に悩んでいる相手はどういう人間

なのかすらすらお話くださる。

 

私の目下一番の悩みは、どうやって夫と生きていくのか

どうやれば生計がたてられるのか、ということで

 

先生のお答えはずばり

 

「あなたは自分で稼げる人ですから遠慮せずに自力で稼いでください。」

 

 お金を自分で稼ぐようになれば、

夫がどうなろうとも自分と子供を食べさせていける、

それが精神を安定させますよ、と。

 

確かにそうだ。

 

この1年の私の精神の混乱は

今の私達家族の生活に何一つ安定要素がないことから来ていて、

そのうちの大きな割合を占める経済面が安定すれば、

ずいぶん心も安定すると分かる。

 

それに私は元来”主婦”に向いていない相らしい。

 

私と夫の相性では、夫婦というよりも

仕事仲間、ビジネスパートナーとしての方がうまくいく。

 

あなたたちが一緒になったのは

実業家として一緒に事業を起こすためだと言われた。

 

1人で稼ぐのでも成功するけれど

夫婦一緒にやるのならば

私の方が、一見”普通”にみえるし、

社会生活、実務は上手にこなせるので、

奥さんが前に出てやる方がいいとのことだった。

 

夫がアイデアを出して私がそれを形にする。

あるいは夫のマネジメントを私がやる。

 

そのような形でやればお金は入ってくると。

 

今まで結果が出なかったのは

私が夫に遠慮していたから。

 

確かに、男が前に出て仕事するべき、という

固定観念が私の中に根強くあって

やはり自分の両親の姿しかひな形がないわけだから

お父さんは外に働きに出て

お母さんは家で子どもの帰りを待っている。

家庭というのはそうであらなければならない、というような

思いが強かった。

 

 さらに

新・良妻賢母のすすめ―愛としあわせを約束する26章 

などを読んで、男が生計をたて、女が家事育児をするのが

神が定めた役割なのだ、と確認し、自分達夫婦はこの定型に

当てはまっていないのに、何とか枠にはめようとして自分で

自分を追い詰めていたのだった。

 

10の夫婦がいれば10のやり方がある。

 

この良妻賢母の著者のヘレン・アンデリンという女性は

夫は歯科医師(博士)で8人の子どもの母親らしい。

そしてクリスチャンである。

 

誰だって夫が歯科医師で子供が8人もいたら、

家にこもって家事育児に専念すると思う。

 

夫が何らかの事情で働けない、働いていても収入が少ない、

そして子供がいないか1人2人、だったら女性が働くのも

仕方ない。

 

私は本に書いてあることをそのままとても普通の枠にはまらない

自分達夫婦に無理やり当てはめようとしていて、

夫婦そろって追い詰められてボロボロになってしまった。

 

男がお金を稼いで女が家にいなくてはならない、という

考え方も、宗教、国によっても違うし、それぞれの家庭の事情が

あるのだから、それぞれに合うやり方をすればいいんだ。

 

やり方変えないと3人とも沈没します。

とにかく遠慮せずに、旦那さんに期待せずに

自分でがっつり稼いじゃってください。

今はお金稼ぐことだけ考えてください。

そこが安定してからその先も一緒にやっていくかどうかは考えればいい。

 

そう、はっきり言われたので

子どもが小さいうちは母親がべったり一緒に

いなければ、という固定観念を手放して

思い切り仕事してやろ~!という気になった。

 

タロットでも今回の手相でも

お子さんは誰か第三者にみてもらうで大丈夫と言われた。

 

3歳までは母親がそばにいなくては!と

頑なになっていたけれど、もちろんそれが理想なのだろうけれど

人それぞれ、家庭それぞれ、合うやり方は違うんだなあ。

 

昼間数時間誰かに預けたからといって

子どもが愛情不足になるわけでもない。

 

幸いうちの子は人大好きで愛想がよく、全然人見知りしないし。

 

夫婦が日々大喧嘩している方がよっぽど子供の情緒の発育に

悪影響を及ぼす。

 

何でも一つの枠にはめようとするから苦しい。

 

働ける方が働けばいい。

やりたいことがある方がやればいい。

 

本当は私は仕事が好きでやりたいこともはっきり

していて、主婦業に専念する器じゃないくせに

男が稼いでよ!私は子供みなくちゃいけないんだから!

と頑なになっていたために

仕事の経験も少ない、やりたいことも分からない、

精神不安定な夫を追い詰め、すべてが思うように進まず

お互いイライラする結果になっていたのだとようやく

気づかせてもらった。

 

そうと分かったからには

あとは私が仕事に集中できる環境を作るだけ。

 

占いの方は、私は家や自宅兼オフィスのような形で

自分で仕事するのが合っているとのことだし

自分もそれが好きな形でやっているのだが

 

甘えん坊の夫がやはり1日中家にいて

私が「子ども寝たから仕事するね!」と宣言して

パソコンを開けてもやっぱり話しかけてくる、

或は話しかけるの我慢してます~という空気を思い切り

出しながらそばに来てお茶入れたりするので

全く集中できないという状況がある。

 

先生は、ご主人は無視していい、

仕事部屋にこもって鍵かけちゃう、開けろ~と

暴力的にやったら警察呼ぶ、くらいでいいとおっしゃった。

 

いずれにせよ稼げるようになるまでの間のこと、

稼ぐようになったらそういうことは問題とも思えなくなるから、と。

 

夫は、リリちゃんが仕事するなら

俺子供みてるよ、と言った。

 

私は昼間から睡眠薬飲んでるような精神不安定な夫に

子どもを任せるのも不安で、でも夫が言うには

今までは俺に稼げ圧があったから、薬で流さなきゃ

やってられない焦りもあったけど

 

ごはんのあげ方とかだって1回教えてくれれば

やるよ、と。

指示してください。使ってください。と。。。

 

夫が子供をみることに不安がないわけではないけど

私の”男なんだから稼げよ”圧がなくなれば

夫も落ち着いて子供みてられるのかなあ?

 

シッターさん呼ぶ日があってもいいかもしれないし。

 

私達にはそっちのやり方の方が

もしかしたら合っているのかもしれない。

 

保育園幼稚園入れるまでのあと少しの期間だし

やり方変えてみるかな。。。