子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

断捨離しようと旦那にしつこく言っていたら私の物を勝手に捨てられた話

(この記事は過去に書いたものを転載しています)

 

2017年1月13日

 

時間が足りなくて頭がいっぱいで余裕がなくてイライラして

しんどいから、まずはモノを減らしたら

余裕が生まれるのではないかと

断捨離したくてしかたなかった。

 

私だけやっても夫がモノを減らさない限りは家の中は

すっきりしないので

夫にも断捨離の効果や私たちにとっての必要性を

毎日毎日訴えていた。

 

私が言えば言うほど、夫は余計なモノを爆買いし続け

モノは却ってどんどん増えていった。

 

そして数日前、昼寝から起きて来た夫がなぜか

起きるなり不機嫌なので

夫が好きなだけ寝ている間ひとりで子どもを見ていて

自分のことは何もできていない私もムカついて、

ヒステリーになった。

 

この1年間、私がほとんど1人で子育てしたようなものなのに

感謝もない!

 

そんなことを言ったら

夫は爆発した。

 

テーブルをひっくり返し(ちゃぶ台ではない。ダイニングテーブル)

椅子を放り投げ

ソファのクッションであちこち叩きまくり

子どものお気に入りのおもちゃをぶっ壊した。

 

絵本もビリビリになり

私は子供を抱いて寝室に逃げ、暴れる夫を茫然と見ていた。

 

心臓はバクバクしていた。

 

子どもも茫然とみていたけれど、夫が気が狂ったように

子どもを見つめながら体を揺らしたら

子はいつものように一緒に踊ってるんだと思って

にっこり笑って体を揺らしたのが切なかった。

 

夫は、

「一人で子育てしてきたんだってよ~

だれがこれ買って来たんだろうね~ 」

とかぶつぶつ言いながらベビーカーまでひっくり返し

ベビーチェアを壊そうとしていた。

 

私は

「子どものモノはやめて!」と止めに入ると

「あん?子供のモノはやめろ?」と言って

私のモノに手を付け始めた。

 

リビングで暴れる夫を警戒しながら

私はリュックに子供と自分のモノを少し入れ、逃げる準備をした。

 

そして、

「ベビーカーなかったら遠くに行けないよね~!」と

ベビーカーを持ったままでいる夫を横目に

抱っこ紐だけさっと持って、子どもを抱え、着の身着のまま家を飛び出した。

 

リュックには、子どもの着替え1着とおむつ2枚とおしりふき

水筒、財布、パスポートケース

 

それだけしか入れられなかった。

 

近くのホテルに歩いて飛び込んだ。

 

その日は夫から連絡はなかった。

 

翌日、午後になってシッターにホテルに来てもらい、

私は1人で家に物を取りに行った。

 

すると玄関の前に私の荷物が全部放り出されていた。

 

しばらくするとドアは開けてくれた。

 

「おまえのくっさいきったねえ服とか捨てといたから」

と言われた。

 

よりによって、私が最近一番お気に入りでヘビロテで来ていた服

ばかり、捨てられていた。

靴下なんか、まとめていた袋ごと捨てられたから、

ほとんどなくなってしまった。

 

まだ買ったばかりのものもたくさんあったし、

好きでよく履いていたのも。

 

断捨離って、「お気に入り」だけを残すことなのに、

よりによって「お気に入り」だけなくなった。

 

なぜなら一番よく着ているもの、使っているものは

手に取りやすいところに置いてあったから

怒りに任せて夜中に私のものを捨ててやろうとする夫にも、

手に取りやすい場所にあったからだ。

 

それに、夫は私を困らせたかったのだから

なくなったら困るもの、悲しむもの、を狙ったのだ。

 

どうせ捨てようと思ってたもの、を捨てても

仕返しにはならないもんね。

 

キャッシュカード、ログイン情報をメモした紙も

すべて消えた。

 

それは捨ててない、家計の管理するのは俺だから俺が預かっている。

おまえは不用心に誰にでも見られるところにこんな大事なもの

放っているから俺が厳重に預かった。

 

ログイン情報は全部パソコンに移しておいた。

 

そういわれた。

 

両家の両親から孫へのお年玉も、私が保管していた

現金、銀行のカード、全部。

 

何より腹が立ったのは

子どもが最近お気に入りで遊んでいた絵本やおもちゃまで

捨ててしまったことだ。

 

まだゴミ置き場にあるんじゃね?

行ってみれば?

 

と言われたから行ってみたら

紙類のところに子供の絵本の一部が捨ててあった。

それを拾いながら

昨日それでニコニコ遊んでいた子供の笑顔を思い

夫に殺意が湧いた。

 

私の服などは、恐らく生ごみのところに放ったんだろう。

 

もう、見えなかった。

 

戻って気違いの顔で私のスーツケースをどんどん踏みながら

「どうすんの~?戻ってくんの~?」

と言っている夫に対し、もう殺意しかなかった。

 

一度ベランダに出てたばこを吸い始めた夫をみて

ベランダの鍵を閉めてカーテンを閉めた。

 

すると夫は窓をどんどん蹴り始めた。

 

このまま閉め出しておきたかったけれど

窓を蹴り割って入ってきた夫に殺されるかも、と思い

開けてあげた。

 

私はあの時、彼の暴力行為を止めるには、殺すしかない、と

考えていた。

 

でも私が殺人で刑務所に入ってしまったら、

娘は一人ぼっちになってしまう。

 

それだけは避けたかったので、

日ごろから遺書だの死ぬだの軽く言う夫に

 

「死なないの?」と言った。

「死んでほしいの?」と聞かれたから

うん、と言いたかったけど、黙っていた。

 

ホテルに逃げた夜、明日戻って夫が死んでいたとしても

悲しくないなあ。と思っていた。

 

むしろ、ほっとするなあって。

 

そう思わせるほど、暴力的行為というのは被害者を

心理的に追い詰める。

 

だけど夫が、モノに当たりながら言っていた言葉、

私達が逃げている間に送ってきたメッセージを思い返すと

彼の淋しさ虚しさがひしひし伝わって来て

 

彼にこういう行動を取らせているのは

他でもない、私なのだ。

また、やっちゃったな~。

 

そう反省もしていた。

 

これ以上捨てられてはたまらないので

その日は結局残りの自分と娘のモノをまとめて

全部ホテルに運び、電話もメッセージも無視していた。

 

すると次の日なんと夫はホテルの部屋に電話をかけてきた。

 

私がいるホテルと部屋番号まで突き止めていた。

 

ストーカー殺人事件が頭をよぎる。

 

このまま幼子かかえて夫からの逃避行なんて嫌だ。

あげくに捕まって殺られるなんてごめんだ。

 

だからもう一度、夫のもとに戻ることにした。

 

今回いろいろ捨てられたことは

許すほかない。

 

そこまで彼の心を追い詰めたのは、私なのだから。

 

私は夫から娘を奪って、逃げた。

 

だから夫は私と娘のモノを、捨てた。

 

命を取られなかっただけマシだと思わないと。

 

モノはまた買えばいい。

お金はまた作ればいい。

 

ただ、小倉優子プロデュースの産後骨盤ガードルは

もう品切れになっていて再購入できなかったのが

ちょっと残念。気に入ってたのに。

 

明日履くタイツもないので、買いに行かなきゃならない。

 

最近自分の買い物する意欲が全くなかったし

お金使いたくないモードだから、必要なものを捨てられたせいで

買い物しなくちゃいけなくなったのが、めちゃくちゃめんどくさい。

 

でも、ヒステリーなさげまん悪妻だから

これくらいで済んでよかったと思わなきゃね。

 

妊婦のみなさま、産後夫をないがしろにしておくと

こういうことになります・・・・

 

ご注意ください。(涙)