子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

母が娘と孫の生死より大事にしているもの

私と娘が住んでいると母が思っているところで通り魔事件が起きた。

 

だけど母からは何の連絡もない。

 

実際にはもうそこには私たちはいないんだけど、それは伝えていない。

 

ものすごく心配性で子供を信頼しない人だから、きっと心配していると思うけど、

「白雪ちゃん緊急時以外は連絡しなくていいって言ったから、連絡したら嫌がられるだろう」と考えて連絡を控えているんだと思う。

 

でも、下手したら娘と孫の命に関わることだ。

 

それでも母が選んだのは、「連絡したら嫌がられる」という

「自分が嫌な思いをしたくない」ということらしい。

 

母は、私が出産する前後に、統合失調症という自傷他害の恐れのある精神疾患を持つ夫を、いじめた。言葉や態度や表情で、傷つけた。

 

統合失調症の危険なところは、母にもかなりシェアしていたのに。

母は、ある程度知っていたのに。

 

そして赤ちゃんを抱えた私の前で夫が暴れて、何度も実家に避難した。

 

あのとき、私はKされるかKすかどっちかしてしまうんじゃないかと思うほど、追い詰められた。

 

娘と、生まれたばかりの孫の命を危険に晒す可能性があったことを、母は想像して精神疾患を持っている婿をいじめたのか、それともそこまで考えが及ばなかったのか。

 

どちらにしても、母がやったことが原因で私と娘が危険な目にあったのは事実。

 

母は、ずっと

「あなたの幸せが母さんの幸せです」とか

「あなたが元気でいてくれたらそれでいい」とか普通の母親が言うようなことを言ってきたけれど、

 

それが本心じゃなかったことが露呈してしまった。

 

あなたを守ると言いながら、実際にはその反対の、危険に晒す行為を母はした。

 

一番守られるべき赤ちゃんと、赤ちゃんを抱えた娘に対して。

 

心配しなくていいことは勝手に心配して手を出したり裏から手を回したりしてきたのに、本当に危ない時には何もしない、言わない。

 

暴力を振るう父親に育てられて父親にS意を抱いている男と婚約したときも、彼に会った両親は、この人はちょっとな、と思っていたのに、私が同棲してちょっと怖い思いをして別れた後になって、やっとその感想を話した。

 

娘が危険な男と一緒になろうとしているのを、親の勘で、大人の経験値で、「ちょっと嫌な感じがする」と分かったのに、一言も言ってくれなかった。

 

進路にはいろいろ口出ししてきたのに、身の回りのことは私ができることでも母は全部手を回して先にしてきたのに、

 

本当に危険なとき、母は口をつぐむ。

 

後で、「だって反対してもあんた聞かへんやろ。お母さんのせいで結婚できなかったとか言われたくないしな」

 

「あんたが選んだんやったらそうしなさいって言う考えやから」

 

結婚に関してだけは、母はそんなことを言う。

 

この人が娘と孫の命より大事にしているものは

 

自分の存在価値。自尊心。

 

「お母さんのせいで」と言われたくないから

外からも責任を問われるような命に関わることは何も言わないししない。

 

親って、命をかけて子供を守るもんだと思っていた。

 

そうじゃない親もいる。

 

子供や孫の命の前でメンツやプライドなんて放り投げるのが当たり前だと思っていた。

 

信じてた。

 

子供や孫の命より自分のメンツ、プライド、世間体を大事にする親を

世間では、毒親と言う。

 

自分を産んだ親が、自分の命より大事にしているものがあることを突き付けられた子どもは、例え何歳になっていても、ただただ、悲しい。