子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

四面楚歌で極限状態のシングルマザーにとどめを刺す我が子の言葉

母子家庭なのに、失業した。

ネット上の見知らぬ人たちの悪意が原因で。

70万のコンサル料を払っているネット副業は、半年以上すぎても結果が出ていない。

母親とは半絶縁状態。

妹には離婚時に絶縁された。

父は、100%母の味方。

子供の父親は、この世にいない。

私と仲良しだった義母も、この世にいない。

娘は小学校を退学し、早めの夏休み状態。

私は今、8歳の娘と2人で異国で民泊を借りて生活している。

 

今の私の状況。

 

なかなかドラマチック。

友人知人には自伝小説書いたらいいと言われる(苦笑)

 

2018年に人生の底を迎えて、乗り越えたと思っていた。

人生の底って何度でも来るのか。

 

夫とラブラブだった頃、2人でアセンションしようね、って話していた。

そんな夫の手を離してしまった私は、地獄行きのレールに乗ってしまったのしれない。

 

今が辛い時、人は過去を思ってしまう。

 

今また、あの時ああしていれば、のループにハマって

それが娘にも伝染しているのか、娘は私の傷ばかり突いてくる。

 

パパが欲しい

妹が欲しい

犬を飼いたい

大きな家を買いたい

 

お風呂の時娘が不意に

「こんな人生嫌だ!」と言った。

「どんな人生?」と聞くと、

 

「学校変わってばっかり住む国変わってばっかりの人生‼︎」

 

そう言った。

 

変わってばっかりと言っても、3歳から8歳まで同じ場所に住んでいて、転校などはしていない。ただ、一時帰国の時に日本の保育園1ヶ月と小学校2週間の体験入学はさせた。

 

そして次は、確かに完全に娘は全然知らない場所の学校に転入することになる。

 

ホテル暮らしと引っ越しばかりの人生。

 

それはそうだな。

 

地球を放浪する宿命を持って生まれた私や夫とは違って、娘はもう少し安定志向らしい。

 

これから小学校高学年、中学校、この辺りの思春期では絶対に転校させたくない。

その期間は、同じ場所で落ち着いていなければならないと私もわかっている。

 

だからこその、小学3年生に上がる前の今の決断でもあった。

 

まだ娘には親の私の思いも苦労も努力もわからないから、仕方ないけど

肉親と見知らぬネット民からいじめられ、家族と仕事をごっそり失った血まみれの私の心にとどめを刺すのは、誰より娘が自分を不幸だと思ってしまうことだ。

 

こんな状況でも、娘を遊園地に連れて行ったり、美味しいものを食べさせたり、一緒にゲームをしたりして笑顔を忘れないようにしているのは、非凡な生活で波乱の多い人生ではあるけれど、娘には自分は恵まれている、楽しいことがいっぱいあると思って欲しいから。

 

でも遊園地でも、昼食を買うときに娘を1人で席で待たせて私が買っている間に、娘の席の前に座ってきたおばさんが娘に何か言ったらしく、私が席に戻ると娘が泣いて「ママまた私のこと1人にしたら許さないから〜!」と言った。

 

大人1人子1人。

どうしても子どもを1人にしてしまうことがある。

子どもを待たせておかないと済ませられないことがある。

 

こんな時、もう1人大人がいたら。

 

母子家庭は一人前に外に遊びに行ったりしちゃダメなんだ。

 

私はまた娘に家族が少ないことを責められていると思って、感情が爆発してしまった。

 

それならばあばと暮らしなさい!

その代わりママとはもう会えないからね!

 

パパがいないこと、家族が少ないことを不満だと言われた時や、日本に帰りたいなどと娘に言われた時によく言ってしまう言葉。

 

これを言うと娘は必ず辛そうに涙をポロポロこぼす。

 

おばあちゃんに会いたいならママとはバイバイ。

 

本当なら、みんな大好きでいいはずなのに、何の罪もない幼い子どもにこんな思いさせて、一番傷つく言葉だとわかっていて言ってしまう。

 

だけど、どうしたら?

私は私にできることを精一杯やっている。

 

娘を母に預けてしまえば、夜勤のある仕事だってできるし、きっと新しい仕事はすぐ見つかるだろう。

 

20%くらいは、この選択肢を本気で考える瞬間もある。

でも、それをやってしまったら、それこそ私は娘からの信頼も失い、一生自分を許せなくなるのも分かっている。

 

子どものために頑張ろうとしているのに

子どもを傷つけて、傷ついた子どもの顔にまた自分が傷つく。

 

これが、辛すぎる母子家庭の真実。