子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

保育参観でパパたちをみて離婚は仕方がなかったと再確認。

保育園で初めての保護者参観があった。

わたしにとって人生初の参観日というやつ。

 

保育園だからなのか、両親で来ている人も

結構いた。

 

平日だったのに、わざわざ両親揃って仕事を

休んで・・・

 

まだまだ小さい我が子を思う親心か。

 

日本人が仕事人間だというのはもう昔の話なのね。

 

だからこそ

ここに始まり、小学校になっても子供の行事に

一切参加しない旦那への不満が募るんだろう。

 

参加するパパが増えたから。

参加しないのが目立つようになってしまって。

 

離婚願望のある知り合いたちの旦那さんは

みんな子供の行事に不参加だと言っていた。

 

わたしが子供の頃みたいに

父親が参観日に来るなんて父子家庭以外ありえなかった

時代なら何とも思わない。

 

それどころかその間にも家族のために

懸命に仕事をしてくれている夫への感謝の気持ちや

父親への尊敬の念ももてた。

 

仕事を休まないのがかっこよかったんだから。

昭和という時代は。

 

今は本当に違うらしい。

 

家族を優先する方がかっこいいというふうに

日本もなって来ているのだなあ、と思った。

 

そして、もしこの場にわたしの元夫がいたら

間違いなく浮いていたなあ、とも思った。

 

彼はアスペルガーで精神病の診断もされていたから

やはりこういうよく知らない人が集まる場での

振る舞いがかなり違和感があった。

 

まず話題がずれるし

異様なハイテンションになるか

しょっちゅう一服と言って外に出てしまうか。

 

初対面の人に「何で子供産まないんっすか?」とか

失礼なこと聞いたりするし

一緒にいると本当にヒヤヒヤした。

 

子供への絡み方も

よその子を手を離すタイプの高い高いで

放り投げちゃったり

 

神輿みたいに肩に担いだり

危なっかしかった。

 

両親揃って我が子を見にくる家族を

羨ましく思う反面

 

やっぱりわたしが結婚した人は

こういう場が無理だから

いなくてよかった、とも思った。

 

給食タイムのとき

同じテーブルになったパパを見ていると

ちゃんと子どもを見ていた。

 

子供の動きに反応し、笑い、サポートし

「お!それ食べるんか〜」と言って嫁と

顔を見合わせて笑う。

 

そうだよな〜

これが、普通のパパの反応・・・

 

元夫は、家族で食事している時

0歳1歳の我が子の食事の様子に注目している

ことはなかった。

 

誰よりも注目と注意が必要な離乳食期の

我が子の食事に、彼が注意を向けることはなかった。

 

夫は、わたしが自分ではなくて

子供の方ばかりみて世話をしていることに

嫉妬し、直視できなくて全然こっちを見ず

 

子供とは一切関係のない自分が知り合った人の話や

宇宙の話やわけのわからない話を1人で

喋り続けた。

 

わたしが子供の何かに反応して声を出したり

動いたりしたら

自分の話が中断されたと思って

怒って席を立ってどこかへ行ってしまったりした。

 

わたしは子どもに初めてのものを食べさせる時

緊張した。

 

これ食べるかなあ?どうかなあ?

喉に詰まらせたりしないように細心の注意を

子供の口に向けていた。

 

だから夫が延々と話し続ける宇宙の仕組みの

話などに集中できるはずもなかった。

 

確かに子供がいない時

私たちはそんな壮大な話を2人でするのが好きで

何時間でも話し続けた。

 

だけど、今目の前には親のちょっとした不注意で

簡単に死んでしまう我が子の食事があり

そこに集中しなければいけないのは

どうしようもないことだった。

 

それなのに、夫はその変化に対応できなかった。

幼い我が子を見ず、ただ嫁が自分の話に集中

しなくなったという怒りだけに意識を向けていた。

 

元夫は隙をみてはわたしを呼び

ハイハイで付いて来る子供の目の前で

ドアを閉め「ちょっとだけだから」と

2人の時間を持とうとした。

 

目の前でドアをぴしゃんと閉められ

両親の姿が見えなくなって泣き叫ぶ

1歳の子。

 

その状態でわたしは一体夫の何に

集中できるというのだろう。

 

もしそれが平気なら、その人は親じゃない。

 

夫は、我が子が初めて歩いた瞬間も

何の感動も示さなかった。

 

その瞬間、一緒にいたのに。

子は、わたしのそばで歩き始め

向かいにいたパパの方へ歩いていったのに

 

夫はわたしの「みて!歩いた!」の声にも

「おお〜」と全く心の入らない返事を

携帯をみたまましただけだった。

 

夫は、我が子が初めて自分の方へ向かって

よちよち歩いて来るのに

携帯をみたままだった。

 

子はクルンと向きを変えてまたわたしの方へ

歩いてきたから

わたしは思い切り抱きしめた。

 

こんなにも、感動的で嬉しい瞬間を

夫は一緒にいたのに、感動を共有できなかった。

 

彼は、親になることができなかった。

 

彼の極めて愛情不足のインナーチャイルド

子供の誕生によってまるで下の子が生まれた時に

母の愛情を独り占めしようと

する2歳児のように

 

いじけて、泣き叫んで

暴れて、注意を引く行動に出た。

 

比較的健全なインナーチャイルドを持ち

ちゃんと親になれたパパたちをみて

改めてやはりわたしの夫は普通じゃなかったと

思ったのだった。

 

だから、子を守るために、別れるしかなかったんだ。