またまた加藤先生の本。
人生を後悔することになる人・ならない人 パラダイムシフトの心理学
子どもはいらないと思っていたのに
夫に望まれて子どもを産んで
そしたら心が未熟すぎた夫が父親になれなくて
ものを投げて暴れて
ギャンブルで1500万飛ばして
育児だけでもものすごく大変な
産後2年間に暴れる夫から赤ん坊抱えて
夜中に逃げるような地獄をみて
振り回されに振り回されて
実家の親とも争って
夫にはお金を全部取られ、
義理両親の援助も助けもなく
夫から逃げて実家に身を寄せている間も
夫からの奇妙で不気味なメールに心臓ばくばく
夜中にいつ夫がこの家にやってくるだろうか
家に火を付けると言ったこともある彼が
実行しにくるかもしれないと
暗い部屋でスヤスヤ眠る赤ちゃんの隣で
玄関の感知式ライトが人が通ってつくたびに
ドキドキして
心も体も引き裂かれるような
地獄の日々を過ごした。
やっとのことで離婚して
子供と2人、新しい人生をがんばって
やっていこうと奮闘しつつも
元夫の影におびえ
SNSのアカウントも全部削除
共通の友人には出来るだけ連絡しないようにし
夫のことを書いていたブログも人気があったけど
更新を停止。
弁護士、警察にも相談に行き
実家に郵便が来るたび
心臓が高鳴り
入院したと聞いてホッとしていたのに
退院してメールが来て
離婚前と何一つ変わっていない彼の様子に
ショックですぐさま迷惑メール設定。
結婚で人生が変わる、とは言うけれど
普通に優等生に暮らしてきたはずの
私が
40代になってこんな恐怖におびえる
日々を送ることになるなんて
ただ愛と幸福を信じて結婚しただけなのに
その人のことで警察に相談しに行くようなこと
になるなんて
ただ懸命に育児して仕事して
家族を愛して人を愛して
人と真正面から向き合ってきただけのはずなのに
こんなにも辛い子育ての日々を送ることに
なるなんて。
違う。違う。
おかしい。
何も悪いことをしていない私が
こんなに苦しむのはおかしい。
人生後悔するようなことになりたくない。
ならない。絶対。
そう思って、
加藤先生のこの本を読んでいる。
別のご著書
これも合わせて読んで
自分はやっぱり間違っていないと確信。
先生はおっしゃる。
いい人、やさしい人が不幸になるのは
やさしい人の見極めができていないから。
人は、人間関係災害によって不幸になる。
世の中は、やさしい人いい人ばかりではなく
ずるい人、意地悪な人、人を騙す人がいる。
その”悪い人”たちは心が満たされていなくて
自分が不幸である。
うさぎの皮を被った狼のように
そういう種類の人間が近づいて来る時
いい人はうっかり信じてしまう。
自分がいい人だから世の中に
他人を平気で貶める人がいるなんて夢にも
思わないからだ。
騙されたことに気づいても
何度でも何度でも
相手の気持ちに寄り添うようなことを
してしまい
相手の中に愛や優しさをほんの1ミリでも
見出さそうと努力してしまい
結果振り回されて自分の人生が悲惨なことに
なってしまう。
相手が心の成熟した本当の意味での
”やさしい人”ではなかったと分かったなら
距離をとり、そして心の中から
その存在を消してしまうことだ。
本来幸福になれるはずの自分の人生を
棒に振らないために。
そんな人のために
何かしてあげよう、救ってあげようなどと
思ってはいけない。
行動してはいけない。
相手が本当に求めているものは
あなたからの愛ではなく
親からの愛だから。
彼はあなたがどれだけ尽くしても
満足することは永遠にない。
本人が自分の心の不足を作っている要因に
気づき、目を向け
愛情不足や間違った愛し方によって
幼い心に傷をつけた親本人に
その傷をお返しし
専門家の力を借りて
自分自身で心の痛みと向き合い
幼少期の愛情不足が原因で
いい大人になってから他人をやたらと
傷つけることは大きな間違いであると気づき
更生の道を進んでいかない限り
彼が救われる道はない。
現実から目を背けて蓋をする。
話をすり替える。
逃げる。
私の両親、妹、元夫、元夫の両親。
みんな、これだと思った。
本気の話し合いをしようとすると
白熱してきたところで
手を叩いて
「はい!もうこの話終わり!」と
強制終了し、子どもの訴えを聞こうともしない。
「子どもの気持ちなんかわかるわけないやろ!」と
泣く子を切り捨て
女3人の駆け引きの場に1人蚊帳の外にいた父。
首謀者であるのに
いつも被害者意識でいっぱいで
娘2人の摂食障害も病院にも行かず誰にも
相談もせず「あんたが悪い」と私1人に
責任を押し付け
反省も内省も読書も相談も
全くしない母。
自分が結婚できない理由
彼氏ができない理由を考えようともせず
縁結び神社に行っても
ぼーっと突っ立って手も合わせない。
親の接し方が間違っていたことが
原因だと気づいた私が何か言おうものなら
全てを「お姉ちゃんが悪い」と姉に押し付け
臭いものに蓋をして上に姉を乗っけて
見ないようにして生きている孤独な妹。
父親になることも
仕事をすることも
離婚が成立したことも
全てから逃げて目を背けて
精神病であることに結局甘え、
妄想の世界に生きている弱い元夫。
こいつはどうにもならないんだよ。
手に負えない。
と小さな頃から育児放棄してしまった
元夫の両親。
お金だけ渡して
バランスの取れた食事を作ることもせず
寝かしつけもお風呂も歯磨きも
箸の持ち方を教えることも
トイレトレーニングも絵本を読んであげることも
何も、何も、幼児期に必要な母親の役割から
逃げて
夜な夜な遊んでいた義母。
私だって時々思う。
シングルマザーになってみて
完全ワンオペ育児をしていて
やっぱりものすごくしんどくて
投げ出したくなる時がある。
義母みたいに
もう、ぜ〜んぶや〜めた!とやって
子供を放置して自分のしたいことだけやれたら
どれだけ楽だろうか、って。
歯磨きを嫌がる子供を怒鳴りつけ
違う服が着たいと出かける直前になって
ごねる娘を説得し
こぼしたご飯をふく毎日。
予定通り、思い通りにならない育児に
ヘトヘトでやめたくなることだってあるよ。
だけど、だからと言って本当に放棄してしまった
義母の子供である元夫をみたら
今の育児の苦しみ、面倒から逃げたら
老後が地獄になるとわかる。
加藤先生もおっしゃっている。
今の現実の苦しみから逃げた人は
最後は地獄である。
今楽な方を選んだ人は
最後は苦しみである。
苦しみと向き合って解決の努力を
することでしか救済と安心は得られない。
最後、というのが人生の後半、老後を意味するとしたら
今、まだ体力も気力も命の時間もある間に
苦しみと向き合うか
仕事も退職して
これから夫婦でのんびり旅行したり
趣味の活動や友達とお茶して過ごしたいね、と
いう年齢になって
体力も落ちて
死を感じる年になって気力も落ちてきたところで
真っ当に生きられないでいる我が子の
尻拭いに追われたり
現役時代せっせと作ってきたお金を
働かない我が子に根こそぎ持って行かれたり
そんな老後になるかと思えば
今のうちに苦しいこと面倒なことを
しておいたほうが
自分と子どものためだとよくわかる。
年金をもらうような年になって
中年になった子供の世話をしなきゃいけなかったり
子供に恨まれて喧嘩が耐えなかったり
お金を持ってかれたり
独身の我が子をずっと心配して
かわいい孫を抱く歓びもなく
信頼なんか全くしていなかった夫と
今更夫婦旅行に行くような雰囲気にも
ならず
あるいは生涯独身で
本音を言わない心の触れ合わない人間
だから心を許せる友人もおらず
仕事がなくなったあとは
狭いアパートでテレビを相手にお茶を
すするだけ。
誰にも悲しまれないで人知れず
死んでいく孤独な最後。
孤独な妹の末路。
現実から逃げている元夫と
その両親の末路が加藤先生の本に
書いてあった。
一方
私は、向き合っている。
子供が生まれてから離婚することは
苦しかったけど実行した。
自分の親が愛情不足の毒親だと
認めることは魂がえぐられるほどに
苦しかったけれど、認めて
それを浄化して自分自身になるために
専門家の力を借りて
多くの人の助言を素直に聞いて
たくさん本を読んで知識と気づきを得て
変えられるのは自分だけ。
そう思って努力している。
私は問題の原因と解決策を探るのが
好きで
なんでなんだろう?
どうしてこうなったんだろう?
この出来事に隠されているメッセージは
なんだろう?
神様は私に今何を教えようとしているのだろう?
そう思って辛い出来事をみる。
そうやって
原因や理由を知ろうと努力し
痛いところも勇気を持って触って
オープンにして
傷口を手術するように
向き合っていく人だけが
最後には救済され真の幸福を得ることができる。
私の選択は間違っていない。
相手をきちんと見ることが
できていなかったという点で
間違いがあったけれど
それに気づいて捨てることができたから
今できることをやって
前に進む努力をしているから。
人生に起きる苦しみを
諦めない。
放置しない。
蓋しない。
それが正しいあり方である。