子の心親知らず

出産後2年で離婚した毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

生死に関わる事態が発生したら承認欲求など跡形もなく吹き飛ぶという話。

有名な「マズローの欲求5段階説

 

 

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心理学者マズローは人間の欲求にはこの5段階があり、
下層のものから順に満たされれば

1つ上の欲求を持つようになると説いている。

 

生理的欲求とは生き物が生きるために必須の基本的な欲求、

食べたい、飲みたい、寝たい、など。

 

安全欲求とは危険を回避し、安全な暮らしを求めるもの。

雨風をしのぐ場所が欲しい、健康でいたい、など。

 

社会的欲求とは集団に属したり仲間を求めること。

いわば自分の存在を確認するために他との関わりを欲するもの。

 

ここまでが低次の欲求と言われる。

 

これらが満たされて初めて湧いてくる高次の欲求

尊厳(承認)欲求

他者から認められたい、褒められたい、など。

 

そして最後が、自己実現欲求

自分の能力を引き出し、創作的な活動がしたい。

社会貢献がしたい、など。

 

 

なぜこの5段階説の話をしたくなったかというと、

出産後の夫との修羅場の生活において

私のこの欲求段階が急落したことを体感したから。

 

結婚当初、私はこの中の承認欲求のレベルにいた。

食べる寝るには困っていない。

家もあるし健康。

結婚してパートナーもできた。

 

そして職場恋愛だった元彼にモラハラをされて別れ、

同僚の女たちにも裏切られて仲間外れにされていた中での

寿退社だったのもあり

 

結婚の幸せを見せつけたくて仕方なかった。

 

だから結婚式の着物の写真や

指輪のアップ、新婚旅行や海外旅行で

夫婦でくっついているラブラブ写真なんかを

同僚や元彼と繋がっているSNSにアップ

しまくっていた。

 

そして夫が統合失調症という精神病であることは

絶対に誰にも言えない。

 

友人には少しの真実に嘘を上塗りして話していた。

 

実際に海外旅行しまくっていたので

写真上には人も羨む結婚生活。

お金と時間の自由があって

イケメンの年下夫といつもべったり。

 

だけど実際には海外旅行先でも

夫の幻聴の訴えにイライラしたり

妄想で頭がいっぱいになった彼と

夜中に壮絶な喧嘩をしたり。

 

怖い思いや不愉快な思いもたくさんしていた。

 

お金は夫の親からもらっていたから

甘えに甘えを重ねた、幼稚な豪遊生活だった。

 

長く続かなくて当然だったのかもしれない。

 

そんな私の氷上の豪華客船暮らしは

出産を機にパリンと崩壊し

 

一気に最下層欲求さえも満たされなくなった。

 

眠りたいときに眠れない。

自分の食事はいつも大急ぎで味わう暇なんてなし。

娘がようやく寝たかと思えば昼夜逆転している夫に

呼び出される。

 

抗精神病薬をやめて夜中に家中のものを投げて壊して

暴れる夫から我が子と自分を守るため

赤ちゃんを抱っこしてホテルまで歩いて逃げる夜。

 

睡眠薬を過剰摂取して意識を失ってみせたり、

ガラス玉の目で暴れる夫との暮らしは

全く安全なものではない。

 

私にとってはミサイルが降り注ぐ

戦場の中、赤ん坊を抱いて逃げ惑っているような、

時には赤子を背に敵と戦う女戦士のような

そんな産後の生活。

 

赤ちゃんという存在を胸に、
この子の命を守らなければ、

食べさせなければ、眠らせなけらば、と

それを全力で邪魔してくるその子の父親との

戦いの日々に、承認欲求などというものは

はるかかなたに吹き飛び

 

誰でもいいから助けてくれー!と

生理的欲求と安全欲求だけを大声で

求める生活になった。

 

当然SNSなど開く余裕はない。

カウンセラー、占い師、ヒーラー、役所の人

弁護士、警察、親。

 

とにかく助けてくれそうな人に手当たり次第に

助けを求めた。

 

爆弾が落ちてくる心配のない安全な場所に

この子と避難して、きちんと食欲と睡眠欲を

満たしてあげたい。

 

母親である自分と生まれたばかりの子供の命だけは

健康だけは、なんとしてでも守らなければ!

 

その思いで必死だった。

 

この日本で、この21世紀の時代に

まさか自分がこんなレベルの欲求を

必死に求める状況になるとは。

 

だけどなってみれば

この5段階の上の方にいる時も

ちょっとした風で一気に最下層に落とされる危険など

いくらでもある、脆いものなのだなあ、と

よくわかった。

 

以来私は友人知人に見栄を張ることはなくなった。

正直に元夫の病気のことも話すし

修羅場のことも話せる。

 

離婚して辛いことや

いいことばかりじゃない日々のあれこれ。

 

SNSにいいね欲しさの写真をあげることは

完全にない。

 

ブログでは本音しか書かない。

 

黒い私も白い私も

山も谷も全部ひっくるめて私だし

私の人生。

 

自分が取り繕うことがなくなれば

取り繕っている人が一目でわかるようになった。

 

生きることは誰だって等しくしんどい。

 

時期や内容は違っても誰にでも試練はあって

辛いこと悲しいこと怖いことのない人生はない。

 

傷ついたぶん優しくなれる。

 

人の痛みが想像できる。

 

自慢写真をアップしていたSNS

離婚協議中に夫に両親の誹謗中傷をあげられたり、

(私は見てないけど聞いた)

夫の親族のやばい人から探されそうになったり

怖い思いをすることになった。

 

だからなんの迷いもなくアカウント削除したけど

こういうのは、本当に調子に乗ってはいけないと

よくわかった。

 

SNSが普及してから

幸せを装うのに必死な女たちが問題になっている。

 

フリー素材の男性画像を使った合成写真で

2ショット。

帰ってこない夫のために作ったおしゃれな手料理で

さも一緒に食べるかのような写真。

 

ブランドバッグにキラキラネイル。

レンタル彼氏にレンタルパパ。

女子会メンバーは派遣代行。

 

こういう承認欲求って

生死に関わる事態が発生した瞬間

吹き飛ぶから。

 

食べたい、寝たい。

安全な場所にいたい。

 

生きたい。

 

離婚してひとまず低次の欲求は満たされているけど

それを満たすためのお金を全部自分で稼いでいる

訳ではないので(親からの援助と児童扶養手当もらってる)

 

起業して一気に自己実現欲求に行こうとしたけど

どうも心がついていかなくて。

 

もしかしたら低次の欲求を自力で満たすことが

できてそれから創作的、社会貢献的活動だから

シンママ起業にこだわらず、できることをやって

まず生活費を不足なく稼ぐ方が先なのかなあ、と

なんとなく思ったのだった。

 

商売のためならいいけど

単なる承認欲求のために

必死にSNSに見栄っ張りキラキラ写真アップしている

人、一気に生理的欲求まで落とされる危険あるから

注意してね〜。(しみじみ)