子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

過干渉毒親にとって子供は家畜かペットに過ぎない。

週末用事で実家に帰って

またやってしまった。

 

私が

「シングルマザーの都会暮らしは

金銭的に厳しいってわかったわ」とか

話してしまったあと、

 

私が違う部屋で着替えている時に

母が父に話しているのが聞こえた。

 

「今は保育園のことがあるからあれやけど

小学校上がるタイミングでこっち帰ってくるのが

いいわね。ほら小学校も近いし。」

「おお、そやなあ。」

 

これを私にではなく、

父に向かって言っているところが

娘の意思は関係なく決定できることだと

思っている毒母の本心なので

 

私はブチ切れた。

 

「勝手に私の人生決めないでよ!

私の人生私が決める!」

 

母はキョトンとした顔でこっちを見つめた。

 

火がついてしまった私は

そこから止まらず、

 

妹と絶縁したって話しているのに

放置しているのは何なのか、

そもそも兄弟が仲悪くなるのは

母親の兄弟間の接し方に不平等があったからだ、

 

お母さん子育て間違えたんや!

 

お父さんお母さんに何かあった時

これから世話が必要になった時

 

お母さんたちがやってたみたいに

私と妹は協力して面倒みるとかできないから

覚悟しといてよ!

 

こんなキョーダイならいらんかった。

葬式で会っても無視するから!

 

そこまで、こっそり思っていることを

ぶちまけてしまった。

 

言い過ぎるのが私の欠点である。

 

そんなこと、親本人にキレながら涙ぐみながら

言っても、何の効果もないどころか

逆効果だって、この3年で痛過ぎるほど

わかっているのに。

 

貝のように口を閉ざすことで

親の干渉を交わすことに成功している

妹に対し、

 

沈黙が苦手な私は

すぐに誘導尋問に引っかかり

今言わなくてもいいことまで白状してしまう。

 

私が母の毒に気づいた時には

いつも母の隣に父がいた。

 

父は子供の私ではなく、100%母の味方。

 

母が私をいじめていた時

父はいつもそこにいなかった。

 

10代のころ

父が帰宅して私が母にいじめられて

泣きながらご飯を突いていたら

 

「どうした?何かあったんか?」

 

という父に対して母は即座に

 

「何もない!」

と答えた。

 

父には絶対に聞かせない

母の地獄から響く低い声。

 

私だけが、聞かされてきた

母の潜在意識の魔女の声。

 

父が知っている母の顔は

聖母。

 

子供のために自己犠牲を払って

家事育児にパートの仕事をこなしてきた

立派な妻であり母親。

 

子どもに対してキレたこともない。

いつも子供の反抗を涙こらえて受け止めている

優しい母。

 

私が本音をぶつけた時に

父がそばにいたら

母は何も言い返さないのだ。

 

「全部お母さんが悪いんやね。

一生懸命やってきたつもりやったけど、、、」

と悲しい顔をする。

 

私が本音をぶつけた時

父がそばにいなかったら

母は鬼に変身する。

 

「あんたにだけは言われたくないわ!

なんや!偉そうに!自分はちゃんとできとんか!」

 

毒母の特徴の1つに

父の前とターゲットの子供の前で

別人になる、というのがある。

 

正確には、ターゲットの子供以外の人の

前では、いつも「いい人」を演じる。

 

だから父も妹も、100%母の味方。

 

真実に気づいてしまった私が

真相を話しても誰も信じない。

 

こんなに尽くしてくれているお母さんに

何てこと言うんだ。

そんな受け取り方するなんて

なんて悪い子なのか。

 

うちの場合は4人家族なので

3対1の構図。

 

これぞまさに私がスケープゴートにされていた

証。

 

父も母も、姉妹の絶縁に関しては

どうしていいかわからないんや、と言った。

 

わかんないんだ・・・

 

人を傷つけたら謝罪するって言う

幼稚園児でも知っていることが、

思いもつかないんだ・・・

 

そうだった。彼らにとって私は

”人”ではなかった。

 

だからなんだね。

家畜が隣の家畜と喧嘩して怪我しても

家畜本人に謝ったりしないのと同じことか。

 

「応援してくれてない家族がいるっていう

事実がずっと悲しい。私に離婚原因がないことを

理解してくれてない家族がいることが悲しい!」

 

「応援しとるやないか。」

 

「梅子(妹)のことや!」

 

「・・・・・」

 

「若い男と浮気して離婚したにいちゃんの奥さんは

それでも家族に支えてもらってるのに

何も悪いことしてない、ただお母さんになっただけで

離婚になった私が悪く言われるなんて

こんなん家族じゃない!悪いことしてないのに

悪く言われるなら浮気でもしといたらよかったわ!」

 

そしたら、、、妹に絶縁されても

自分で納得できたかもしれない・・・。

 

にいちゃんとは従兄弟のことである。

 

こんなことを

両親を前に涙こらえて叫んでしまうところが

まだ親にわかってほしいという気持ちが

捨てきれていない。

 

親に甘え続ける子になるように

洗脳されてきたから

私の中に根付いている甘ちゃん心は

相当執念深いみたいだ。

 

毒親相手に本当のことを訴えても

暴露しても、理解と共感を求めても

 

それは認知症の老人相手にまともな話を

とうとうと理解を求めてしているのと

同じことだ。

 

心が同じ次元にない。

交わることはない。

 

親にとっての

「応援」は金銭的援助などの

目に見えるものに限られている。

 

お金が足りない時に出して”あげる”。

孫のものを買って”あげる”。

車で駅まで送って”あげる”。

 

常に上からの”あげる”立場で

援助して”あげている”のに

なぜ応援してくれてないとか

わけの分からない事を言うのか。

 

恩知らずが。

 

両親は、本気でそう思っているらしい。

 

私が求めている応援は

”心”の応援なのに。

 

精神的に支えるとはどういうことか。

 

子供の話を100%信じて

受け止めて

他人と戦っている時も100%我が子の

味方をして

この子は乗り越える力がある、と

信じて見守ることだ。

 

私はそう言った意味で

「私は離婚に非がないのに

家族に応援されていない!」

と悲しんでいる理由なのだけど

 

家畜相手に精神的に支えるという意味が

さっぱり分からない様子。

 

そりゃあそうだろうなあ、、、。

 

豚の姿をしているのに(両親にはそう見えている)

必死に「私はあなたたちと同じ人間なんです!

悲しいとかわかってほしいとか感情があるんです!」

と訴えても

 

なんかこの豚ブヒブヒうるさいな。

ちゃんと餌と寝床与えてやってるのに

何が不満だっていうんだろう。

 

それくらいにしか

親の耳には聞こえていないのである。

 

以前相談して毒親カウンセラーさんは

毒親は子供のことを椅子くらいにしか

思ってない、と言っていたけど

 

私は家畜とかペットの方がしっくりくる。

 

育児放棄や身体虐待の親とは違って

過干渉毒親の場合は餌と寝床を与えることはするから。

 

私は本当に救いようのない不器用である。

 

妹のようにずるく交わすこともできたはずが

いつも真正面から丸腰で戦う以外に方法を知らない。

 

父が定年退職して家にいるために

ラスボスに援軍がついたような構図になっているのに

 

チビがおもちゃの刀を振り回しているようなものだ。

 

「里帰り出産したのはほんまに間違いやった。

そこから全部おかしくなった。私はお母さん喜ぶかなって

思ってしまった。それが間違いやった。」

 

「お母さん一言も里帰り出産せえって言った覚えないで」

 

「だから誰がお母さんが言ったって言った?

私が思ってしまったって言ったんや。」

 

「子供は母親の潜在意識の願いを叶えようと

するものやからいつもお母さんが喜ぶかなって

決めてきた。でもそんなこと考える必要ないって

カウンセリングとか受けて初めて気づいたんや。

これからは自分が望むことだけやりたいことだけ

やる!」

 

「へえ?あんた今までも好きなように生きてきた

んちゃう?お母さん一言もこうしろって言った覚えないけど?」

 

「だから潜在意識が・・・・!」

 

だめだ、こんな物質至上主義の意識のことなんて

それこそ考えたこともない3次元の人に

私何言ってるんだ。。。。

 

伝わるはずない。やめろ。

 

 

この週末、また無駄なことをしてしまった

幼稚な自分に心底嫌気がさしたので

方針転換することを決めた。

 

もう親や妹に対する

「ないない」にフォーカスするのは

やめる。

 

彼らが私の思いを受け止めて

「ある」に方向転換してくれる日は

きっと来ないから。

 

「あるある」とアファメーションする。

無意識さんに願いを叶えてもらうために。

 

実は好きなようにやっていなかったのに

好きなようにやっていると思われているなら

本当に魂が望む生き方をする。

 

親孝行かどうか、

姉らしいかどうか、

そんな概念はブルドーザーで木っ端微塵に

ぶっ壊してやる。

 

親に少しの秘密を作ることも

できずにきた馬鹿正直な私だけれど

 

ここまで言ってわかってもらえなかったから

きっともう引っ越しも再婚も転職も

何一つ、親に言わなくてもいいんだと思う。

 

すっごい後になってから

実はね、、、でも全然大丈夫なんだろう。

 

 

もっと働こう。

もっと自分らしく生きよう。

 

子供の私がお母さんに好きなことして

生き生きしてほしいって願っていたように

自分が楽しいと思えること、心地いいことを

追求していこう。

 

餌を十分に与えられている家畜だって

ペットだって

このオリが窮屈になったら

飼い主が自分を食い物にするつもりだと

気づいたら

 

全力で外へ逃げ出すのだ。

 

そうするのに

誰に遠慮も相談もいらない。