子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

夫の命日に過去を断捨離。

昨日は夫の命日だった。

 

2年目。

まだ2年か。

 

夫が旅立つ前1年半会っていなかったし

もう離婚も成立していたので

息を引き取る瞬間にも立ち会っていないし

葬式にも法事にも一切関わっていない。

 

死から半年も経ってから

義父から送られてきた戸籍の

「死亡」という文字と

義父が夫にかけていた生命保険会社からの

「お悔やみ申し上げます」などの文言

を見て

 

死んだんだ・・・

 

と思っただけで、やっぱり実感はなくて

 

だけどどんなに反省しても後悔しても

もう戻れない。

生きてさえいればまた連絡を取ることも

できたのに

もう2度とそれは叶わないのだという思いは

あり、

 

もうこの世にいないことを知らされて以降、

ずっと悲しみと悔しさと後悔と絶望のような

気持ちがぐるぐるグルグルしていて

 

夫が生きていたことが分かったというような

夢を何度も見たりした。

 

だけど同時にこんな不安定な世界の中で

ひとり子供を育てていることが心細くて

 

また夫だけでなく離婚と同時に

家族をごっそり失ったことが

私に深い悲しみと絶望を与えていて

 

この別れを乗り越え

娘に明るい未来を見せてあげるためには

 

新しいパートナーが必要。

新しい家族が必要。

娘にパパを作ってあげたい。

もう2人のおじいちゃんおばあちゃんを

作ってあげたい。

 

そんな思いも湧いてきて

過去に戻ってしまう自分と

今絶望している自分

未来に希望を持っている自分とが

 

瞬間瞬間に入れ替わり

エネルギーが枯渇して

波動が下がってきているのを

自分で感じていた。

 

どんなに考えても

戻れないあの日のことを

考えるのは

いい加減に手放さないといけない。

 

今ある幸せに目を向けずにいたら

近い将来それさえも失ってしまう。

 

そのことを、深い悲しみと共に

知ったはずなのに。

 

私が新しい出発を決めて

娘と海外の空港にいたその時間に

 

夫はこの世界から旅立った。

 

私と娘は飛行機に乗り

夫は肉体を脱ぎ

形は違えど

同時に新しい世界へ旅立った。

 

2ヶ月間意識不明だったという夫は

きっと私たち母子の旅立ちの決意を

見て、自分もその時間に一緒に

旅立つことに決めたんだろう。

 

いつでも何をするにも

どこへ行くのも

私と一緒にいたがった彼らしい。

 

実際には会えていないけれど

魂は一緒にいたんだ。

 

私が彼の事故を知らなかったのは

夫の家族から連絡があったことを

一言も私に知らせなかった母の

せいで、

 

夫と別れたことに対する後悔以上に

私はこの数年間

母に騙されていたことへの怒り、憎しみ、

無念、失望に苦しんできた。

 

昨日、夫の命日に過去を断捨離するため

2人のアルバムを全部出してきて

見ていた。

 

結婚2年目くらいに

私の両親と一緒に母の故郷へ行ったことがある。

 

その時、お茶屋さんで撮った写真は

父、夫、母、私と並んでいた。

 

夫と私の間に入って

上目遣いに引きつった笑顔を

見せる母が、そこにいた。

 

この時に、気づくべきだった。

 

新婚夫婦の間に割って入る母の姿。

 

それはこの関係を壊したい、

邪魔したい。

娘の隣にいるのは私じゃなきゃダメなのよ。

 

という母の潜在意識の現れだということに。

 

当時の私は

結婚した幸せでいっぱいで

私の結婚が親孝行になっていると

信じて1ミリも疑っていなかったから

そんな母の立ち位置に、疑問すら

感じなかった。

 

出産後、赤ちゃんと家族みんなで

写真を撮った時も

私の隣にいたのは母、

夫は後ろに追いやられていた。

 

他人の家族写真を見て気づく。

 

本当に娘夫婦を大事に思っている

母親なら、夫婦の間に自分が入ったりしない。

 

赤ちゃんを抱く娘の隣には夫

その3人をとり囲むようにするのが

本当に健全で愛ある家族の形。

 

気づいた時には、遅かった。

夫の心は、壊れていた。

 

そんなことをグルグル考えている母の

隣で、もう娘は5歳になった。

 

もう一度、幸せになりたい。

この学びを、次に活かしたい。

地球の5次元上昇に、ついていきたい。

 

憎しみとか嫉妬とか絶望とか

もう、そんな感情はうんざり。

 

十分、満喫した。

 

もうこれからは、愛と調和と平和だけでいい。

 

娘が見ている子供向けアニメの世界のように

人間も動物も一緒に

ただただひたすら平和な日々。

優劣や競争など、ない世界。

 

そして、時々見ている並木良和さんの

動画が目に止まったので

見たら今の私にぴったりの内容だった。

 

www.youtube.com

 

「断捨離しましょう」

 

断捨離なんてもう何年も前からやってる。

 

モノはだいぶ処分したし

常にいらないモノ、いるモノ

考えて整理するようにしているよ。

 

だけど何も変わったように感じない。

 

私の心は重いままだよ、と最初思ったけど

次の瞬間

 

「過去を断捨離してください」

 

と言われてハッとした。

 

過去の断捨離

 

できてなかったわ〜

そしてこれが何より一番必要だった!

 

命日占いでは

夫は旅立ちと同時に過去を白紙に戻したと

書いてあった。

 

 

 
盆の初日、瞑想したら元夫が出てくれた。

現世のあれこれとはもう完全に別次元にいて

物凄い濃い黄金の光を発していた。

彼は、高次元の存在になっていた。

 

夫は「じゃあな!」と悟空が

旅立つときのようにあっさりと

3次元地球であったことを

脱ぎ捨て、リセットしたというのに

 

生きている私はいつまでも

執着していた。

 

だから、動画の中で並木さんが

教えてくれた

 

「過去に対する思い、ネガティヴな思いを

全部紙に書き殴って、それを燃やす」

 

紙に書いて、燃やす。

 

まあよく聞く方法だけど

やってなかった。

 

火はやはり強力な浄化のエネルギーが

あるそうで

火のエレメントたちが過去を全部

天に昇らせてくれるから

オススメの方法ですよ、とおっしゃったので

 

ちょうど命日。

 

この日にこのメッセージを受け取ったのも

天からの応援だと思い、

やってみた。

 

同時に、夫の供養の気持ちで置いている

小さな仏壇にも線香を灯し

煙に包まれながら

2人のアルバムを見ていた。

 

この煙に乗って

私の過去に対するいろいろ思いが

浄化されるように。

 

そしてすっきりと

今と未来だけを見て

新しいものを受け入れて

進めるように。

 

「もう、燃やしたんだ」

「あれらの思いは、全部燃やした」

「全部燃えた」

 

灰になった姿を自分の目で

確かめたことで

過去に戻りそうになる自分を

引き止めることができる気がする。