また、夫が実は生きていたという夢をみた。
これで3回目かな。
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夫がふらっと帰ってきて
全く元気だった頃と同じ姿で
私たちの前にいる。
パパの記憶がなく戸惑う娘。
「え、なんだ元気だったの?」
「あ、うん。。。」
「でもよかった。この子、ずっとパパが欲しいって
言ってたから。」
「そうなの?」
「そうよ。ね、(娘)ちゃん、パパだよ。
本当のパパだよ。よかったね。
これからはずっと一緒にいられるよ。」
「え、パパ……? やった〜!」
私も、夫の肩に頭をのせた。
とても、温かった。
寄り掛かれる人がいる幸せを感じていた……。
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こんなふうに
夫がふらっと私たちの前に現れる夢が3回目。
死目にも会わず
遺体もみていなくて
葬式にも行っていないしお墓にも行ったことがない。
ただ、亡くなって半年も経ってからの
親からの知らせと
戸籍謄本の「死亡」という文字を見ただけ。
その日の2年近く前から会っていなかった。
こんな状況だから
私は潜在意識では彼の死を受け入れていないのかも
しれない。
頭では理解しているし
幼い娘にもはっきりと
「パパは死んじゃったの」と告げている。
でも心のどこかで
生きてたらな。
生きてたら、大きくなった娘に会うことも
できたかもしれないのに。
なんで私はシングルマザーなんだろう。
なんで娘にはパパがいないんだろう。
周りはみんな、揃っているのにな。
おかしいな。
なんで周りには死別している人が
一人もいないんだろう。
遠くの話でしか聞かない。
夫がこの世を去る前に私は娘を連れて
彼の元から去ったくせに
わずか1年半という短い時間で
生活が落ち着く暇もなく
当時のあれこれを振り返って反省する暇もなく
彼が完全に姿を消してしまったことに
どこかで納得がいっていないのかもしれない。
なんだ、生きてたんだ。。。。。
そんな風に会話する夢をよく見るなんて。
会ってこれまでの心の変化や
今の気持ちを話せたら、どれだけすっきり
するだろう。
配偶者を突然亡くした人は、
特に行方不明のままの人なんて
みんなこんな思いを抱えて生きているのかな。