子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

ひとり親家族が生きやすい世の中って?

2019年に、今の学校にきた時

いろんな活動に子どもを連れてきてもOKだったので

「来て正解だった〜。まさにシングルマザーの最適な仕事!」

と嬉しくて仕方なかった。

 

ところが2020年にコロナ騒動が始まり

人流や他人との接触を避ける流れが生まれる中で

職場に子どもを連れてくることにも制限がかかる

ようになってしまった。

 

私は好奇心旺盛で、他人と交流することが大好きなので

職場のイベントや式典なども本来は全て参加したい方だ。

 

だからそういう場面で子連れ参加OKなのが

本当にありがたかったのだけど

 

去年から時と場合によっては子連れ不可になり

先日、とうとう全ての正式な活動は子連れ不可

ということになった。

 

他に預けられる家族がいない私は

週末や祝日に行われる活動には

私自身も参加できないということになる。

 

他の子供がいる教師たちは

祖父母や親戚に預けて自分だけ参加できる。

 

シッターはいろんな虐待の話もあって

不安だし、お金を払って子どもを預けてまで

課外活動に参加する義務もない。

 

誰かが

「うちはおばあちゃんに預けるので一緒に子供預かりましょうか?」
とか

言ってくれるのをほんの1ミリだけ期待して

全体チャットに

「それなら私も活動に参加できないという

ことになります。参加したかったなあ。。。」

という感じでメッセージを入れてみたけれど

 

そんな親切な人はいないみたいだ。

 

まあ、同僚の家族に会ったことなんてほぼないわけ

だから、知らない人の子供預かるなんて

責任負えないよね。

 

明日、楽しみにしていた式典がある。

学生たちの演出を見るのを楽しみにしていたのだけど

急遽「子どもは連れてこないように」というお達しが

出たので、私は行けなくなってしまった。

 

ほぼ全員が参加するイベントに

「子どもがいるから」という理由で

参加できない。

 

悲しい。

 

そういえば、幼稚園の父の日の活動の時も

「父親がいないから」

うちの娘だけ参加できなかった。

 

そういう、楽しげなイベントに

ひとり親家庭であることだけが原因で

参加できないのは

本当に悲しい。

 

こんなふうに社会から排除されること。

そんな世の中であることが

悲しい。

 

ひとり親以外にも

この社会はいろいろなマイノリティを

排除することが好きで

 

「子どもがいる」

「障害がある」

「病気がある」

「女性」

「外国人」

「ハーフ」

「ワクチン接種していない」

 

そんなことまで

様々な理由をつけて

少数派の人間を孤立させ

排除する。

 

ただ、一生懸命生きている。

ただ、善良に生きている。

 

置かれている環境が

今の状況が

生まれ持った条件が

少し大多数と違うだけで。

 

むしろ大多数の人よりも

誠実に、善良に、親切に

生きている人が多いと思う。

 

少数派の人は、

それだけで多く傷ついて来た。

 

人は傷ついた分だけ

人にも優しくなれる。

 

これは本当で

痛みを知る人は

他人の痛みも想像できるし

共感できる。

 

「全ての活動に子連れでの参加不可」

と今まで特に問題もなくできていたことを

急遽変更したトップの人は

きっと、ひとり親ではないのだろう。

 

「#家族募集します」

このドラマにも教師のシングルマザーがいる。

 

子どもの預け先がなくて

夜にしなければいけない仕事との両立に

悩んでいた。

 

このドラマのような

ひとり親家族が一緒に暮らせる

シェアハウスは、確かに理想的かもしれない。

 

気軽に子どもを

「ちょっとお願いします」と

預けられる場所さえあれば

ひとり親だってもっと社会で活躍できる。

 

「子どもがいるせいで」

「ひとり親であることが原因で」

 

制限されることが少しでも減れば

親も気持ちにゆとりが生まれるし

自分の人生の選択を後悔したり

運命を恨んだり

子どもを疎ましく思ったりせずに

済むし

 

子どもも

「自分の家はよそと違う。」

「自分は我慢しなくちゃならない。」

などと

 

引目を感じたりせずに

堂々と生きられる。

 

ひとり親になる原因は

実に様々で

死別とか、後悔しても

どうしようもない理由だってある。

 

今家庭円満で幸せでも

もしも自分とは違う境遇の人を

排除したり卑下したりする心が

あれば

 

神様が他人の痛みがわかる人間に

なれるように

あなたのことも痛い目に遭わせるかも

しれない。

 

今日いた人が明日いるとは限らない。

昨日好きと言った人が今日殴りかかってくるかもしれない。

 

ひとり親って

その時点でもう十二分に苦しんできた。

たくさん悲しい思いや怖い思いをして来た。

 

これ以上、そんな頑張っている人を

傷つけたり、追い詰める社会は

もうリセットされないといけない。

 

どんな境遇の人も

受容する社会へ。

 

みんな違って、みんないい。

 

特に、子どもを育てやすい

世の中にすること。

 

子どもが伸び伸び生きられない

世界は、生き物が住む世界ですらないから。

 

私は自分で何か運営したいという思いがある。

 

それができたなら

いろんな活動に子連れ大歓迎。

ひとり親サポートの充実した組織にしたい。