子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

シングルマザーとしてやっていくことに自信をなくしてます

私たちの冬休みは2ヶ月もあって

その間、基本娘と2人きりで過ごしている。

 

去年の冬休みは1つ下の女の子がいる

知人家族のお家に10日も泊めていただいて

一緒に過ごしたので

さほど孤独は感じなかった。

 

夏休みはその家族とは会っていないけど

他の知人友人に自分から連絡をとって

SNSで知り合った人にも会ったりして

出来るだけ大人と会うようにしていた。

 

今回は、

その父親と喧嘩別れ状態のままというのも

あり、なんかいつも私ばかり誰かを

誘って、”遊んでもらってる”感を受けるのに

疲れていて

 

他の人はみんな家族がたくさんいて

この地に長年いるんだから友人も他にもいて

正直間に合っている中、

私は友人もほとんどいなくて

母子2人きりで

寂しいだろう、大変だろうから

遊んであげるよ、

みたいな感じがちょっと辛くなってきていて

(被害妄想)

 

今回は1人の知り合いもいない土地に旅に出て

丸々冬休みを娘と2人きりで過ごすことにした。

 

結果、1ヶ月過ぎ

すっごい孤独・・・・

 

大人と話せないことが。

どこへ行くにも私1人で考えて手配して

進めていかなればならないことが。

 

子どもの数より大人の数の方が多い

他の家族づれを見て

つくづく思う。

 

子育てって1人でするものじゃないよな・・・

子ども1人に大人複数必要だよな・・・

 

はあ、疲れた。

もう無理かも。

 

それでも娘に少しでも楽しい経験を

させてあげるため

歯医者頑張ったご褒美におもちゃを買い

水族館やプレイランドへ連れて行き

連日、お出かけしてきた。

 

昨日、祖父母に電話した娘は

張り切りすぎて大声で話すぎ

喉が痛い、と言った。

そして、今朝、鼻が詰まっていた。

 

まじか・・・

今風邪ひいたら終わる。

今旅先で、戻る時にPCRしないといけないから

風邪なんかひいてたら、終わるかも。

 

そんな考えがよぎった。

 

毒親はリモートでも

体調不良にさせるのか!

 

そして娘が午後に控えている

歯医者への恐怖からか

 

歯医者さん嫌だ〜

怖い〜

ここ嫌い!

りんごが好きなのは〜

ママと、ばあば、じいじ

じいじばあばのお家!

日本!それだけ!

ホテルにもずっといたくない!

この国嫌い!と言った。

 

 

これは、弱っていた私の心に

トドメを刺した。

 

今までも、娘はこんなことをいう時が

あって、その度に私は説得してきた。

 

「ママはここにお仕事とお家があるから

ここでしか生きられないの。

日本には帰れないの。

 

ママがお仕事しないとりんごに

ご飯もおもちゃもあげられないの。

お家にも住めないの。

 

りんごがもしどうしてもじいじばあばの

お家がいいんなら、この場所で頑張れないって

言うんなら、ママとバイバイして

1人でじいじばあばのお家に行ってね。」

 

「でもまだ子どもだから1人で飛行機

乗れない〜(ビエ〜ン!)」

 

(そこかよ)

 

「じゃあママが連れていくから

その代わり検査あるよ!

でも行きたいならママ連れて行って

じいじばあばのお家に着いたら

ママはすぐ帰るから、りんごはずっと

じいじばあばのお家にいなさい。

日本で小学校行きなさい。

ママといるよりそれがいいんでしょ。

ママはあそこにはいられないからね!

バイバイ!」

 

ビエ〜ン(泣泣泣)

 

そんな会話を何度かしたことがあった。

 

冷静に

「ママね、ここで1人で頑張ってるの。

ここじゃないとりんごと一緒にいられないの。

だからりんごにも頑張って欲しい。

この国の言葉を覚えて、お友達作って

いつまでも日本日本じいじばあばって

言わないで欲しい。

そう言われても今のママには

どうにもできないから、ただ悲しいよ。」

 

と話したこともある。

 

だけど娘はまた言った。

 

今度は、私の目から涙がポロポロ

落ちてきた。

 

こうやって、母に全部奪われるんだな〜。

あのババア、本当に私から全部奪わないと

気が済まないのかもな。

娘まで取られたら、私本当に1人になるな〜。

 

でももう無理かも。

娘がそんなにここが嫌でじいじばあばのお家が

よかったってずっと思うなら

本当に母に育てさせようか。

 

おばあちゃんに育てられた子なんて

たくさんいるし。

別に大丈夫なのかもしれない。

 

娘はその方が、幸せなのかもしれない。

 

子どもはどんな親でも母親と一緒に

いたいものだって思ってたけど

母親と一緒にいられるならどこに住むか

なんて問題にならないって思ってたけど

 

私の思い違いだったのかもな。

 

私なんていなくても

日本語で意思疎通できて

暖かいお風呂と美味しいご飯があって

優しいじいじばあばと

可愛がってくれるご近所のおばさん達と

可愛いワンちゃんと

 

そんなものがあれば、

娘は十分満足で、今より満たされるのかも

しれない。

 

外国で母親と2人きり

知らない場所をウロウロするのは

楽しいこともあるけど、幼いながらに

不安も大きいんだろう。

 

娘は私の姿が一瞬でも見えなくなると

半泣きになる。

エレベーターに乗るのも緊張している。

 

よく

ママが死んじゃうかと思った〜!

と泣いたりする。

 

この知らない場所で

言葉もあまり通じない状況で

頼れる大人はママ1人だけ。

 

その不安の中で暮らすより

じいじばあばの家は安心なんだろう。

 

38歳までの私が、そう思っていた

ように。

 

外国に住みたいのは

私の都合。

私と両親が仲良くできないのは

大人の都合。

海外への往来がすんなりできないのは

世界の支配者の都合。

 

娘には何の罪も責任もないのは

わかっているけど

私にだって、どうしようもない。

 

私が必死に見出した、生きる道だと

いうことも、

私が必死に頑張っているということも、

誰にも認められず、褒められず、

労わられず、助けてもらえず

ご褒美ももらえないまま

 

1人外国で娘への全責任を背負って

出来る限り最善を尽くそうと

やってきた。

 

それでも娘は

日本がいい。じいじばあばがいい、

という。 

 

もう、頑張れないかも。

 

虚しくて

悔しくてもどうにもできなくて

母に負けたような気がして

完全に孤独を感じて

 

心が折れそう。

 

娘の前で泣いたのは初めてだと思う。

 

涙がポロポロ落ちてきた。

 

ママなんで泣いてるの?

 

何も答えられなかった。

 

じゃあ、1人でじいじばあばのお家に

戻りなさい。

もう、ママりんごとバイバイしてもいいよ・・・

 

そう言って、娘をまた泣かせるだけだから。

 

自分で思って自分の胸が締め付けられた。

 

この子と、離れてもいいの?

離れられるの?

0歳から片時も離れたことないのに。

こんなに、可愛いのに。

 

今更、単身に戻れるの?

ママでも妻でもない、1人の女として

生活できる?

 

想像もできない。

 

子どもを祖父母に預けて

自分は仕事と恋愛を楽しむような

女には、私はなれない。

 

でも、子どもにこんなことを言われ続けるのが

辛すぎる。

 

この地に家族ができれば。

パパができれば。

犬を飼えれば。

言葉を習得してお友達がたくさんできれば。

 

娘もそんなことを言わなくなると思う。

 

でもそれには時間がかかる。

 

日本にも帰れない。

 

私は今までもできる最大限を

頑張ってきたつもり。

 

なのに報われない。

 

最近ショッピングモールに行くと

キラキラ光るジュエリーに目がいく。

 

そういうのをもらえなくなって

数年。

自分で買うことも久しくなかった。

 

花屋のブーケに目がいく。

お花、男の人に貰いたいなあ。

 

洋服屋さんに入って

ゆっくり自分の服を選びたい。

 

つい最近までは、そんなこと

思わなかった。

 

買い物に行って買うのは娘のものだけ。

子供服、おもちゃ、遊び場。

 

大人の場所は通り過ぎるだけ。

 

食事は、子どもでも食べられるものが

あるお店。お世話しながら。

 

大人四人のグループや

お酒を飲んでいるカップルを

みる。

 

私にも、こんな時間があったなあ。

遠い遠い、昔みたいだ。

 

子どもを産んだら

全ては子どものためになる。

 

大人の時間がなくなる。

特に、シングルは。

 

ご褒美が欲しい。

 

私に向けて差し出される

花束とジュエリー。

大人との会話。

まったりした時間。

 

手にしていたそれらを

一気に無くしたことに

やり場のない悲しみが押し寄せる。

 

子どもを産んで

離婚したことで

ここまで全部失うことになるんて。

 

全部失ってなんかない。

今もあなたはたくさん持ってるよ。

十分恵まれてる。

 

でも、娘まで、奪われたら。

 

娘を両親に渡したらどう?

楽になれる?

それで失うものは、とてつもなく

大きい気がする。

 

私はやっぱり、子どもを産むべき

人間ではなかった。

 

なのに産んだから

こんなに多くの人を不幸にして

自分の首もしめてるんだね。

 

あの若い頃の、無知で傲慢だった

自分への罰なのかな。

いや神は罰を与えないって聞いた。

でも、私はこれほどの苦しみを与えられる

くらいの、ひどいことを過去に他人に

してきたのかもしれない。

 

育児放棄って

こんなふうに始まっていくのかな。

 

自信をなくして

子どもを産んだことで失ったものに

思いを馳せてしまって

大人として女として自分が注目されたいと

自分がご褒美をもらいたいと

 

その思いが

子どもを可愛いと思う気持ちや

子育てへの責任、使命感

親になれた喜びなどを

上回ってしまったとき

 

子どもが見えないかのように

自分のことしかしない親に

なってしまうのかもしれない。

 

子育ては、助けが必要。

1人じゃ、できない。

 

1人で子育てして

しんどくなって限界になっている親に

救いが差し伸べられる世界になって欲しい。

 

親が1人にならないような

社会に戻って欲しい。

 

今日は、ただの愚痴、弱音、独り言です。

 

 

神様。そろそろご褒美をください。

心の愛情タンクがカラカラです。