子の心親知らず

実の母親に家庭を壊された毒親育ちのシングルマザーが親子のあり方を考察するブログ。

【子どもへのお金の残し方】義母が孫に残した死亡保険金が意外に少なかった話

1月に亡くなった義母が死亡保険の受取人を

娘にしてくれていて手続き書類を義父あてに

送った。

 

死亡保険なのだから

一千万、金持ちの家だから

もしかして二千万とか?

 

もしそんな大金が入ったら

娘を国際学校に通わせてあげられるなあ、とか

少しそんな想像をした。

 

現実はそんなに甘くなかった。

 

振り込まれた金額は

200万だった。

 

え?

ゼロ1個足りなくない?

数え直したけど、やっぱり200万だった。

 

義母は、統合失調症になった実の息子に

自分を受取人にして二千万の死亡保険を

かけていた。

掛け金は、自分で払っていた。

 

2019年に彼が亡くなった時

それを受け取ったはず。

 

息子に二千万の保険金。

 

夫の実家、つまり義母が嫁いだ家は

東京港区に不動産と店を所有する

資産家だ。

 

義母はカバンの中にいつも10万の入った

封筒は入れていて

私が婚約した時、彼と同居を始めた時

娘が生まれた時

会うと100万を現金でポンと手渡してくれる

そんな太っ腹な人だった。

 

その人が、死んで孫に残したお金が

200万・・・

 

もしも私が彼女の息子と離婚せず

息子が生きていて幸せに暮らしていたなら

桁は1つ違っていたんだろうな。

 

3回しか会っていない孫。

1歳から姿を見ていない孫。

息子を捨てた嫁。

 

1人で子どもを育てることになった

私の苦労は女性として少し

想像できたとしても

そんな大金を残す義理は

もうなくなってしまっていたんだろう。

 

私も期待はしていなかった。

自分から切った家だから。

 

離婚を決めたときは

異常な目をしている夫から自分と娘を

守りたい一心で

 

彼に関わる全ての人と私たちの縁を

切ってくださいと神様にお願いした。

 

だから、もらえただけいいと言うか。

 

70代の死亡保険金の平均は

1367万円らしい。

生命保険文化センター「平成30年度生命保険に関する全国実態調査」)

 

金持ちでもない、普通のサラリーマン家庭でも

一千万くらいは残す。

 

義母は本当にそれだけしか

かけていなかったのかな。

 

義父にはすごい金額がかけられていると思う。

義父は以前

「こいつ俺にはとんでもねえ金額

かけてんだよ。そんで俺がくたばるの

待ってんだよ。」と冗談まじりに

言ったことがある。

 

義父が亡くなったら

保険金以外に会社や不動産の相続などで

大金をめぐる親族の争いが

繰り広げられる。

 

別れた私にお金の手続きを

やってくれているのは義父で

義母と夫が亡くなった今

あの家に私に連絡できる人はいない。

 

義父が亡くなったら

孫である娘には相続の権利があるけど

そのことでわざわざ私に連絡をしてくれる

親戚はいないと思っている。

 

考えるだけで心が寒くなって

疲れるから

そんなことに期待しないで

自分でお金を作る方に努力したほうがいい。

 

夫が死んで娘に残したお金が38万円。

義母が死んで孫に残したお金が200万円。

 

どちらも私が離婚直後生きるために

作った借金の返済でほとんど消える。

 

離婚がこれほど失うものが大きいなんて

してみるまで分からなかった。

 

でも、離婚しないで我慢していても

結果的に多くを失う人もいる。

 

義母は後妻として

波乱の結婚生活だったけれど

お金のために耐えてきたと

自分で話していた。

 

義父が死んだらその相続金で

故郷に戻って家を買って

好きなことをして暮らすと

夢?を語っていた。

 

だけどまさか、

自分の方が先に死んでしまった。

 

人生、そんなものかもしれない。

 

私たちは結婚生活の間

夫の両親から夫に渡されるお金で

暮らしていた。

 

計算したことがある。

 

年間平均700万。

 

6年間で4200万。

 

正確にはもっとあると思う。

 

そして出産後夫がギャンブルにハマって

半年で使ったお金が1500万。

その当時、彼は狂ったように服を買いまくって

いた。その金額もすごいと思う。

 

結婚生活の間に購入してきた

いろいろなものは、別居中に夫が

絶望してほとんど捨ててしまった。

 

今ほとんど残っていないモノたち。

悲しみや怒りとともに消費され

泡のように消えたお金たち。

 

夫の実家は、お金を稼ぐ才能と運に

恵まれていたのに

使い方が下手だった。

 

義父は賃貸マンションを所有していたのに

なぜか自分の住む場所にはお金を

かけるのを嫌がって

狭い3LDKで、日当たりも悪く

薄汚れていた。

 

その家で家族は病気になり

争い事が絶えず

若い人が早くに亡くなっていった。

 

義父は子どもの浪費のカード払いや

事故の賠償金など、荒れる子どもの

尻拭いに大金を払ってきたけれど

 

お祝いや自立の支援にはお金を

出し惜しみしてきた。

 

私たちの結婚式の費用は

彼の親とうちの親で100万ずつ

折半した。

 

妊娠する前、

精神病で普通には働けず

しかも私が仕事に出るのも嫌がる夫と

なんとか自分たちでお金を作って

暮らしていけるようになりたくて

 

月々仕送りでくれるお金が

あるなら、カードショッピングを

払ってくれるお金があるなら

 

その資金で私たちに不動産を購入

して欲しいと私から提案した。

 

そして私たち夫婦に賃貸運営

させて欲しいとお願いした。

 

義父は、不動産は購入してくれたけれど

運営は任せてくれなかった。

 

義父が信頼していた夫の異母兄弟の姉に

任せたから、夫と仲の悪かったその姉は

その部屋に自分の知人を住まわせて

結局収入も自分のものにしてしまった。

 

私が海外で日本語教室をやろうと考えて

物件購入の援助をお願いした時も

うまくいくか分からないからダメだと

言って、断られた。

 

私がなんとか夫婦2人でこの先

やっていくために、今あるお金を

有効活用して欲しいと考えたアイデア

自分の管理下でないと信用できないという

義父の不信感の元に、全て却下された。

 

義父は、若者を信頼することができなかった。

息子も嫁も、信頼することができなかった。

彼が信頼しているのは自分だけで

自分のお金を他人に任せることができない人

だった。

 

だからただ毎月仕送りすること

カードの支払いをしてあげるという

子どもをダメにする形でしか

豊富な資産を使う方法を知らなかった。

 

起業の資金にしてくれた方が

不動産を渡してくれた方が

子どもたちは自信をつけて

やる気になって希望を持って

前に進んでいけるのに

 

信頼できないために

結局はほとんどが悲しい使われ方を

して、消えていった。

 

私がお金の余裕ができた暁には

次世代に愛と応援の気持ちのこもった

お金の渡し方をしたい。

 

借金の返済をしてあげるような

つまらない使い方ではなくて

 

借金をしなくていいように

そうなる前に

自立を支援してあげたい。

 

子どもを自立させることに失敗した

親が、歳をとって子どもに仕送りを

したり借金返済を肩代わりするなんて

誰も幸せにならないお金の使い方

 

夫の親も、私の親も

そんなお金の使い方をしてきた。

 

全ては、子どもを信頼していないから

おきたこと。

 

でも義母の死亡保険のお金が

入ったタイミングは、

絶妙だった。

 

私は離婚後実家を出て

アパートを借り、生活を立て直す

ために作った借金。

 

家電家具一式

起業塾の費用

収入が少なかった期間

リボ払いで生活に必要なものを

購入していた。

キャッシングもした。

カードローンもした。

 

3年間払い続けて

なかなか減らなかった。

 

それが死亡保険のお金で

一括返済できる。

 

親に返済のための援助を

無言で切られたところで

毎月の返済の日本円収入が

なくて本当にどうしようかなと

思っていた矢先だったので

 

ぴったりのタイミング。

 

去年から300万以上の一時金が

入って借金一括返済できますように、

アファメーションもしていた。

 

宇宙にオーダーした金額より

100万少なかったけど

一括返済して少し残る金額。

 

神様はこの日本円の借金さえ

なくなれば

あとは私が自分で稼いで立派に

やっていけるとご存知なのだろう。

 

だから余分なお金は与えなかった。

ぴったりの額(苦笑)

 

でもおかげで

毒親とのお金の繋がりも

切ることができるし

 

この3年間、ずっと肩に重く

のしかかっていた返済の負担が

なくなって

 

やっと、本当に自力で

軽やかに歩き出せる。

 

自分の稼ぐお金だけで、

やっていける。

 

来月、カードの支払いが終わって

ご利用残高がゼロになったら

お祝いしよう。

 

家族のことはいろいろあるけど

神様は、宇宙は私を応援してくれている!

 

義母も夫も、愛と光になった。

今は神の目で、私と娘を見守ってくれている

だろう。

 

シングルマザーの皆さん、

リボ払いにはくれぐれもご注意を。